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<IT> 東証と大証のCIO(最高情報責任者)が決定

2006-01-27 22:10:52 | IT・ユーザー


 東京証券取引所は2月1日付で、同取引所のIT戦略全体を統括するCIO(最高情報責任者)として、NTTデータ・フォース社長の鈴木義伯氏を執行役員に任命した。鈴木新CIOはこれまでNTTデータで、金融システムを長年にわたって担当してきた、金融システムのスペシャリスト。東証のシステムがいろいろとトラブルを起したため、この一掃のために今回起用されたもの。東証のシステムはこれまでメインフレームを使用してきたが、1月30日にはオープンシステムで構築した「清算システム」が稼働となる。果たして問題なく稼働するのか・・・。
http://www.tse.or.jp/news/200601/060124_h.html

 また、大阪証券取引所は4月1日付で、CIOとしてNTTデータ中国社長の有冨和利氏を執行役員に選任する。有冨氏もNTTデータで長年にわたり金融システムを担当してきた金融システムのベテラン。大証も東証と同じようにシステムのトラブルに見舞われ、システムの抜本的見直しが緊急課題となっている。
http://www.ose.or.jp/profile/press/060126.pdf

 東証、大証ともに今回、同時期にNTTデータからCIOを迎え入れることになった。トラブル続きの両証券取引所のシステムが、これで安定稼働することができるのか。特に、今回のケースが、わが国でCIOが定着するのかどうかの試金石になるとも見られ注目される。


<企業システム> マイクロソフトのユーザー事例集

2006-01-08 09:27:39 | IT・ユーザー


マイクロソフトのユーザー事例集

 マイクロソフトのビル・ゲーツ会長は、かねがねOSSに対して批判的な発言をしてきたし、現在もその姿勢は変わっていない。現に、マイクロソフトはOSS批判キャンペーンを張っている。このようなOSSの“敵”であるマイクロソフトのユーザー事例を紹介するのには、それなりの理由がある。

 マイクロソフトの小企業ユーザーやオフコンの小企業ユーザーは、旅行パックの「JALパック」を使って海外へ行く人に似ている。言葉(IT技術)も満足に話せ(使え)ないし、時間がかかりノウハウのいる飛行機やホテルの予約(システム設計)を自分でせずに、添乗員(ベンダー)について行きさえすればそれなりの名所(成果)は見て歩ける(得られる)。これなら、多少高くついても、自由時間が取れなくてもJALパックを選ぶ。

 一方、OSSベンダーは個人経営の旅行社に似ている。お客さんに対しては「JALパックは高くて、自由時間も取れませんよ。これに対して私どものツアーは、安くて、自由時間が取れます」とセールスする。しかし、いくらセールスしてもJALパックのお客さんを振り向かせることは難しいだろう。何故ならば、JALパックのお客さんは多少高いのは承知であり、現地で自由時間が取れても言葉(IT技術)が不自由なので、宝の持ち腐れの終わってしまうからだ。

 ではどうすれば、JALパック(Windowsやオフコン)のお客さん(小企業ユーザー)を振り向かすことができるか。まず、マイクロソフトのユーザー事例をよく勉強して、その“便利さ”をつかみOSSで実現することだ。このためにはすべてOSSのLAMPなどは有力な武器になるであろう。ベンダーが全部請け負う“LAMPパック”としてユーザーに提案すれば、お客さんは必ず振り向いてくれると思う。
http://www.microsoft.com/japan/showcase/


<企業システム> 山十産業がSAPの戦略的ERP「SAP Business One」を導入

2006-01-02 20:41:38 | IT・ユーザー


 山十産業(東京都渋谷区、河野圭社長)は、SAPジャパンの中堅・中小企業向けERP「SAP Business One」を導入し、生産管理・販売管理・購買管理・在庫管理・会計管理を統合した基幹業務システムを05年12月から稼働させた。

 「SAP Business One」を導入により、①一元化によるコストダウン②正確な所要量計算による最適在庫の算出③手作業によるデータ転記の減少による業務の効率化④月次決算日程の短縮―などを実現させた。

 「SAP Business One」は、SAPが中堅・中小企業をターゲットにした戦略的ERPソフトだ。大手企業向けERP市場は今後の伸びは見込めない。そこでSAPは中堅・中小企業向けに全力を投入している。しかし、これまで日本市場ではオフコン系の基幹業務パッケージの導入実績が高い。大手企業では無敵を誇ったSAPも、日本の中堅・中小企業市場で成功できるか?まだ、この結論は出ていない。
http://www.hitachijoho.com/news/2005/051221.html


<企業システム> 伊藤忠テクノサイエンスがシンクライアント端末を1200台導入

2006-01-01 13:13:17 | IT・ユーザー


 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)はサン・マイクロシステムのシンクライアント端末「SunRay」を06年3月末までに合計約1200台導入する。これはSunRayの導入実績では国内最大規模となるもの。

 SunRayは、端末側にデータを一切残さないためセキュリティ性が高く、OSやウイルス駆除ソフトのアップデートといった煩雑な作業をサーバー側で一元管理できる。

 CTCは昔からサンのトップディーラーとして有名であるが、今回のSunRay導入は純粋にユーザーとして導入したものであろう。ハードディスクやCPUを持たないシンクライアント端末の歴史は古いが、これまで日の目を見ることはなかった。ところがセキュリティ問題が浮上するに従い、表舞台にようやく顔を出し始めた。日立製作所がシンクライアント端末を導入することが新聞で報道されて以来、導入に加速度ついたようだ。今回のCTCの導入の発表により、さらに導入を検討するユーザーが増えるのではないか。
http://www.ctc-g.co.jp/new_htm/out_n2005_12/20051221_kt1.html

※明けましておめでとうございます。「OSSデータファイル」の読者の皆様の1年が素晴らしいものでありますように。


<企業システム> ユーザー事例集

2005-11-26 08:36:36 | IT・ユーザー


 OSSとは直接関係はないが、今後一般の企業システム構築事例を紹介していこうと思う。これは、いくらソフトウエア技術力に優れていても、企業活動(現在は官公庁も同じ)に利益をもたらすシステムを構築しなければ何の意味がないからである。ここで紹介されているケースは企業活動に貢献している企業システムである。

 ソフト技術力向上と並行して、優れた企業システム構築の洞察力を付けたいものだ。IT関係者は往々にして、経営層が分からない技術力が勝負どころと勘違いして技術に猛進しがちだが(Webサイトに情報が氾濫している)、企業経営にあまり役立たないシステムなど構築しない方がいい。お金と時間の無駄遣いになるから。

今回紹介するのは

  大塚商会のユーザー事例集
      http://it.e-otsuka.com/jirei_tp.html


  NECソフトのユーザー事例集
      http://www.necsoft.co.jp/case/index.html

(esdatabank)