日本HPは仮想化技術の活用によるIT統合への取り組みを強化した。これは仮想化製品群の拡充すると同時に、サーバー統合支援サービスを強化して「HP Integrityサーバー」によるIT統合を促進するもの。
具体的には、1CPUを最大20分割でき、より細分化された仮想OS環境を実現するソフトウエアパーティショニング機能や仮想化環境の計画、構成、自動化を支援する管理ソフトウエアの提供など、仮想化製品のラインアップを充実させることにしている。
“分散と集中は繰り返し起きる”という昔からコンピューター業界で言われてきた“格言”が今回の「仮想化」ブームでも再び証明された形になった。これまで各部門にサーバーを分散して設置してきた企業ユーザー各社は、管理の難しさ、コストの高騰などの問題に直面し始めているが、これを仮想化技術を駆使して解決しようという機運が現在、急速に高まってきている。06年は“仮想化の年”になるのは必至の状況だ。
(griddatabank)
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-016.html