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<グリッド> 日本HPがIT統合促進のため仮想化技術を強化

2005-11-30 22:35:14 | グリッド・仮想化


 日本HPは仮想化技術の活用によるIT統合への取り組みを強化した。これは仮想化製品群の拡充すると同時に、サーバー統合支援サービスを強化して「HP Integrityサーバー」によるIT統合を促進するもの。

 具体的には、1CPUを最大20分割でき、より細分化された仮想OS環境を実現するソフトウエアパーティショニング機能や仮想化環境の計画、構成、自動化を支援する管理ソフトウエアの提供など、仮想化製品のラインアップを充実させることにしている。

 “分散と集中は繰り返し起きる”という昔からコンピューター業界で言われてきた“格言”が今回の「仮想化」ブームでも再び証明された形になった。これまで各部門にサーバーを分散して設置してきた企業ユーザー各社は、管理の難しさ、コストの高騰などの問題に直面し始めているが、これを仮想化技術を駆使して解決しようという機運が現在、急速に高まってきている。06年は“仮想化の年”になるのは必至の状況だ。 
(griddatabank)
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-016.html


<OSS> ノベルが日本HPとOSSなどで協業

2005-11-30 21:27:13 | OSS・ニュース


 ノベルは、日本HPと①オープンソース②金融グリット③半導体設計ソリューション―で協業することになった。これにより日本HPは「Novell SUSE Linux」を販売・サポートすると同時に「NovellSUSE Linux」に対応する自社製品・サービスを拡大することになった。

 これに基づき両社は、企業分野におけるOSSのさらなる認知拡大・利用促進のため、広告展開やJBoss Application Serverワークショップなど、直ぐに役立つ情報提供を中心にしたセミナーの開催、カタログの制作など、共同でマーケティング活動を展開する。

 今回の日本HPとノベルの提携の前にもLinux市場では新たな提携が見られた。①レガシーマイグレイションを軸とした日本IBMとレッドハットの提携②企業へのサーバー販売を軸にしたデルとミラクル・リナックスの提携③日本・韓国・中国のアジア地区を軸にしたターボリナックスと韓国、中国企業との提携―などである。今Linux市場は日進月歩のスピードで変化している。それだけに伸び盛りの市場だということができよう。(ossdatabank)
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-017.html


<OSS> NTTドコモが日本SGIのLinux対応システム運用管理ソフトを採用

2005-11-29 21:04:00 | OSS・運用管理


 日本SGIは、同社とセイ・テクノロジーズ(東京都千代田区、関田充彦社長)が共同で開発したLinux対応自律分散型サーバー監視ソフトウエア「X-AIDER(エックスエイダー)」が、NTTドコモが提供しているモバイルコンピューティング用オールインワン型サーバー「MMQUBE3(エムエムキューブ・スリー)」に対応したと発表した。

 「MMQUBE3」は携帯電話を活用した、モバイルコンピューターやユビキタスネットワークの構築を可能にするオールインワンサーバーで、メールやグループウエアなどの多彩な用途への展開ができる機能を持っている。今回「X-AIDER」を組み込んだことによって、「MMQUBE3」は自分自身で障害を検知し、自律的に適切な対応を行う。

 Linuxシステムはまだまだシステム運用管理ツールは十分に揃っているとは言いがたい。このような状況下で「X-AIDER」がNTTドコモに採用された意義は大きい。同社では「X-AIDERがLinuxの標準的な運用管理ツールとして普及することを狙う」としており、競業各社にもいい刺激を与えるものと思われる。
(ossdatabank)
http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2005/nov/mmqube.html
http://www.say-tech.co.jp/


<OSS> IPAが韓国ソフトウエア振興院と相互協力協定を締結

2005-11-28 23:43:28 | OSS・ニュース


 情報処理推進機構(IPA)は韓国ソフトウエア振興院(KIPA)と、ソフトウエアエンジニアリング分野およびオープンソースソフトウエア(OSS)分野などで相互協力協定を締結した。

 今回の協定により①定期的な情報交換②日韓双方での会議開催③双方主催のセミナー、カンファレンスなどへの参加―などが行われることになっている。

 IPAは現在日本、韓国および中国の3カ国によるOSS分野での協力体制を敷いている。今回日本と韓国の間で新たに協定を結んだのは、どのような背景があるのであろうか。3か国間で協議をするよりは、2カ国間の方が直ぐ行動が取れるということなのか。最近になりマイクロソフトが中国の自治体へのアプローチを強めており、OSSからの観点から見ると今後の中国の動きが気になるところだ。
(ossdatabank)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20051124.html


<OSS> 東京スター銀行は積極的にOSSに取り組む

2005-11-27 19:10:16 | OSS・ユーザー


 東京スター銀行は金融機関としては早く、02年からLinuxをはじめとするOSSを利用している。

 OSS採用の理由は①スタンダード②シンプル③スピード④コラボレイト―の4点。

 先駆的にOSSを採用することができたのは「チャレンジさせるという価値観があるから」という。
 (IT Pro)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20051101/223906/
http://www.10art-ni.co.jp/case/10art-ni_plus/2003special/TKYSTARBK.pdf


<グリッド> ビジネスグリッドに取り組む「分散コンピューティング応用研究WG」

2005-11-27 12:51:37 | グリッド・企業/団体


 グリッドコンピューティングのビジネス用途への展開を研究する「分散コンピューティング応用研究ワーキンググループ」が発足している。当面は大日本印刷が開発・発売している「AD-POWERs」を対象とするが、将来的には「AD-POWERs」以外も対象とし、グリッドコンピューティング市場の拡大を図っていく。

 メンバーは東京大学、工学院大学、三重大学、大日本印刷のほか、みずほ証券、日立製作所、アイシン精機、日本ストラタステクノロジー、デジタルテクノロジーが参画している。

 グリッドコンピューティングと聞くと、技術計算とか国家プロジェクトをすぐ思い浮かべるが、同ワーキンググループのユニークなのは、民間企業が開発したPCグリッドソフトを対象に、独自に取り組んでいるいるところ。今後の成果に期待したい。
(griddatabank)
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2004/041020_1.html


<グリッド> 工学院大学がPCグリッドの実証実験

2005-11-27 11:58:35 | グリッド・ユーザー


 工学院大学は45台のPCと、大日本印刷のPCグリットソフトウエア「AD-POWERs」、ストラタスの無停止型サーバー「ftServer」により、夜間や休日に使用されていないPCを自動的に探して処理を分散し、集計させるPCグリッドを構築・運用している。

 金融、証券会社の顧客データを、シミュレーションやデータ並び替えなど複数のパラメーターをエクセルで処理する場合、従来16分かかっていたものが、PCグリットにより、40秒(PC32台使用)に短縮するなどの実証実験に成功。

 PCグリットは今後発展が期待されるIT技術の1つであり、今後実用化に向けた取り組みが期待される。 (griddatabank)
http://www.stratus.co.jp/products/nt/case/kogakuin.html


<OSS> CTCとEC-Oneが共同でOSS開発環境を開発

2005-11-27 11:17:59 | OSS・ニュース


 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)はイーシー・ワン(EC-One)と共同して、Sunのプラットフォーム上に、Webサーバーなどの各種OSSを組み合わせたJava開発環境プラットフォームを開発した。

 SunプラットフォームのOSはSolaris10で、搭載OSSは「Apache」「Tomcat」「Spring」「Struts」「Eclipse」「PostgreSQL」の6種類。

 Sunシステムで実績のあるCTCとJava専門ソフト開発会社のEC-Oneは05年3月に資本提携したが、今回のアプライアンスサーバーの共同企画・開発はこの成果の一環。両社の資本提携による成果は、今後どのような形で実現されていくのか興味深い。
(ossdatabank)
http://www.ctc-g.co.jp/new_htm/out_n2005_11/20051107_kt1.html


<グリッド> グリッドベンチャー企業「ウィズダムテック」

2005-11-26 10:51:12 | グリッド・企業/団体


 溝口文雄氏率いる東京理科大学発ベンチャー企業「ウィズダムテック」が、「GRID for Everyday Things(日常のためのGRID)」をコンセプトにユニークなグリッド・コンピューティング事業(GRIDシステムの開発/GRIDコンピューターを利用したサービス)を展開して、各方面の注目を集めている。

 その1つ、ケータイ肌診断サービス「Skin-Expert」は、カメラ付き携帯電話を利用して、皮膚の接写画像を撮影し、メールによって送信された画像を解析して、皮膚の状態を分析・診断するサービスであるが、従来、約20分の解析時間を必要としていたが、プログラムの効率化と、
GRIDコンピューターによって、1分以内の処理を実現したという。

 グリット・コンピューティングというと直ぐ、難しい分子構造解析だの科学技術計算を思い浮かべがちだが、意外にいろいろな分野での応用が可能だということをウィズダムテックは教えてくれる。将来の展開が楽しみだ。 (griddatabank)
http://www.wisdomtex.com/