<グリッド> オラクルがグリッド環境対応のシステム運用管理ソフト発売

2005-12-08 21:47:57 | グリッド・ニュース


 日本オラクルはグリッド対応のシステム統合管理ツール「Oracle Enterprise Manager 10g Release2 Grid Control」を06年1月から提供を開始する。システム運用管理の自動化を強化し、オラクル以外の製品にまでサポート範囲を拡張しているのが特徴。

 【短評】同ツールはグリッド・コンピューティング環境において、従来のサービスの品質を一層向上させ、同時にIT管理のコスト削減につながる統合システム運用管理ソフトウエアである。今回の売りは①サポートの範囲をオラクル以外の製品まで拡張②システム運用管理の自動化をさらに強化③システムの可視化―の3つ。他社製品ではIBMWebSphereApplication Server、BEA WebLogic Server、IBM DB2UDB、Microsoft SQL Serverなど。また、最近の必須要件のSOAの運用管理も実現している。最近、IBMが自律機能を持ったシステム運用管理で競合他社との連携を深める中、オラクルのツールが他社製品のサポートで今後、どのように市場に浸透していくのか興味深い。また、国産製品のサポートは今後行うのかも注目されるところ。
(griddatabank)
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1502