おせっちゃんの今日2

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冴え返る

2021-02-24 13:40:37 | 思い出

2・3日の異常な暖かさから、今日は一転冷え込みました。公園で行き会うお顔見知りと、口々に声を掛け合います。
「寒さが戻りましたねえ」
「初夏から一転急降下、真冬になりました」
「クリーニングして仕舞おうとしていた冬物、着かさねました」
それでもこんな挨拶も。
「でも日差しはやはり春ですよね」
「日も長くなりましたしね」
梅は正に満開。紅白が程よく混ざって咲き競っています。

この、梅が見頃の2月から3月にかけて寒さがぶり返すことを意味する季語に「冴え返る」があるのだそうです。(今朝の日経新聞「春秋」)

子どもの頃、この季節に父が同じことを同じ口調で話しました。
「北の冬の神様と南の春の神様が力比べの綱引きをしよってんじゃ。もうじき、春の神様が勝ってじゃろうけれど、それまで風邪をひかんようにせんと」。
「三寒四温」という言葉を習って覚えたことも、2月の別名は「如月」。暖かいと思っていると再び厳しい寒さになり、「更に着かさねる」ことから「きさらぎ」というのだという説もあるということも教えられました。こちらは女学生時代、文学少女だったという母からでした。

美しい日本語ですよね。