おせっちゃんの今日2

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他人を信じられない生活

2023-03-31 14:00:57 | いろいろ

フィリッピンの刑務所から、闇バイトで応募してきた子分どもに指図して強盗や詐欺をやらせていた、なんとも怪しからん奴ら。事件として大っぴらになってから、模倣犯がやっているのでしょうか、荒々しい犯罪が続いています。犯罪が少ない安全な国の日本とも言えない事件続きです。
取って行かれるほどのお金も宝石もない生活ですけれど、用心しなければと、戸締りなど気を付けているところです。

そんなある日、玄関のチャイム。先ず、内側から「どなたですか?」
「○○警察のものです。いろいろ物騒な事件がありますのでみまわりをしています」
見ればドアの真ん中の小さなガラス部分に警察手帳とおぼしきものを押し付けて身分証明をするようです。

こんな時、どうすべきなのかなあ。警察手帳など、本物を手に取ってつくづくと見たこともない。そんな主婦に、この警官は素直に信じろというのか?家内には、夫がいる。あまり当てにならない、腕力ではとても強盗と戦ってくれそうにない夫ではあるけれども。ひとまずはお巡りさん(という人)と夫を信じてドアを開けたけれど。幸い本物で詐欺の手口など丁寧に教えてくれたけれど・・・

おなじ「警察からです」にこんなことが度々。ベテランの人らしく、落ち着いた上品な女性の声で、日本語も正しく、おっしゃる。
「詐欺事件が多発しています。今日はお宅様の地区に集中してかかってきているようです。こんな手口を使うようです」。
もう聞き慣れるくらい度々かけていただいています。と好意的に考えるのですが、そこではたと首をかしげる自分がいます。「これも詐欺?」。

ごく最近あった電話。「東京都の職員です。都民の皆さんにアンケートをお願いしています。お時間は取らせませんのでご協力ください」。すぐ上の上品な女性の声・話し方に似ている。おまけに肉声ではなく、録音した音声を流しているよう。
私は録音の機械音声には答えないことにしているので、だまって受話器を置く。いまでも家を空ける時も、鍵は掛けないで出かけるという純朴な田舎がふるさとです。

人が信じられないこと、なんとも悲しい、現在です。悲しいだけでなく、玄関先での話し合いさえできない今日です。


あれから20年!!??

2023-03-30 15:10:50 | 時の流れ

今、パソコン教室から帰ったところです。NORI先生のご都合で今日は1時間早く12時始まりでした。ああ、そう。12時始まりね、簡単なようですがもう30年近くの歴史を持つ教室です。先生も、生徒も歳を重ねてきました。しっかりしているようで、案外うっかりが出てくるのです。

変更を決めてから3週間、教室の度に先生は念を押されます。生徒は記憶を新たに間違えないようにします。
私の場合。先週のことです。12時過ぎたところで電話が鳴りました。ドキン!!まちがえたかな?変更は今日だったかしら。慌てて予定を書き込んだカレンダーを凝視します。待たせた電話口に出ます。な~んだ売り込みの電話、びっくりさせるなよ。こんな自信のない右往左往はあるある。

教室での雑談時間は楽しみの一つ。先週のことですが、つくづく時の流れる速さに驚きました。韓国グループのファンの方が話題提供。おせっちゃんは分からない。うなずいて聞くのみ。
「おせっちゃん、韓国ドラマも見ないの?」
「う~ん、一番初めの冬のソナタだけは見たけれどあとはなんだか見そびれて・・・ごめんね、雰囲気を壊すわね」
「いいよ。もう昔々のこと。冬ソナから何年たったと思う?」
「そうねえ、7・8年かしら」
「うっそ~、そんな。20年よ~!」

時の流れの速きこと、おせっちゃんを置き去りにして20年!?。いやはや。 


「侍ジャパン」の堅くて暖かい団結

2023-03-29 13:35:19 | いろいろ

日本列島、まだまだ平熱には戻らないようです。選手たちはそれぞれのチームに帰り、次の戦いの準備にはいたようですが、マスコミは、栗山監督、コーチを引き出して話題には事欠かないようです。おせっちゃんも聞き入ってしまうのですから・・・

WBCの開会目前の頃、大谷選手が帰国、チームに合流した頃の話です。日頃あまり野球を見ないおば(あ)さんの公園での話です。

「あんなに大谷君ばかり持ち上げて、他の選手の中には面白くなく、チームの和が乱れるのではないかなあ」。あるおばさんのつぶやきです。おせっちゃん、なんとも言えなくて黙りましたが、心の中で、少し同じ心配をしていました。

時間は開幕に動きます。ダルビッシュの後輩たちを指導しながら一つにまとめていく態度、遅れて帰国した大谷の明るい分け隔てのない態度。なじみのないヌートバーをことあるごとに引き入れようとする心遣い、などなど・・・
おばさんたちの心配は杞憂でチーム全体が温かさにまとまっているのには感心しました。
後に解説を聞くとこの「和」が優勝を呼び寄せたのだとのこと。

こうした選手たちをまとめる監督の心痛はなまじなものではなかったに違いありません。特に打撃の侍が、波に乗れないことでは、気を使ったに違いありません。

コーチをゲストに呼んでの監督を語るワイドショーがありましたが、野球を知らないにわかファンのおせっちゃんでさえ、その苦しみは分かりました。

コーチの言によると、打てない強打者を、ベンチに下げるということは、監督は最後まで気持ちを変えなかったとのことです。そしてコーチたちも、その監督の気持ちを理解しきっているから、その不動の気持ちをそのまま受け入れていたのだそうです。

「我々も信じていました。きっと最後のいい所できっと打つ!!と。そう信じたのです。でも監督の信じるは我々のとは違うのです。信じた上に、任せるのです。」

不振の壁を打ち破って、大事なところで確かに打ちました!!

信じて任せること、これには、野球の神様も脱帽だったのかしら。ゆるぎない強い信頼が神をも動かしたのかしら。


見える所・見えない所

2023-03-28 13:29:18 | 言葉

今朝の「折々のことば」は勝海舟のこんな言葉でした。江戸っ子の海舟はきっと巻き舌で歯切れよく話したのでしょう。

「昔の人は・・・・人目に見えるやうなところに頓着しない。その代りに誰にも見えない地底へ、イクラ力を籠めたかしれないよ」

鷲田清一氏は解説しています。
明治29年に各地で起こった津波や洪水に触れて語った言葉だとのこと。
堤防を作るにもとにかく地下を深く掘り下げ、固めてから始めた。
炊き出し用に御蔵米をしかと囲い、急場が凌げるようにし、いざという時は年貢も緩めた。人々が住み慣れた土地にちゃんと居続けられるようにしておくのが「仁政」

見栄えよりは、実力というのであろう。政治の世界に身を置くかたがた、選挙目当てのバラマキを疑われる政策を通すより、もっと力を注ぐところがありませんか。目先のことでなく、本当に人々に必要な物を見極めてください。
海舟の言葉を書きながらメモしたままに使わないでいる言葉を思い出しました。
美輪明宏さんがテレビ番組で言っていた言葉です。

「人を見極める時、見えるものを見ず、見えないものを見る」

海舟の言葉と似ているように思います。こちらは人品・心を問題にしているような気がします。表面だけの人、着飾っていても、美しさにならない場合もあるという考え方。見かけは貧しくても、芯に潔さを秘め、暖かさを抱いている人もある。口では厳しく言うようでも、その戒めは人間として必要なことという人。様々な見えないものがあると思うのです。ここを磨きたいですね。


歩きながら

2023-03-27 14:36:01 | いろいろ

土曜日のブログに、ウオーキング時にはバッグは持たずに、両腕を振って歩くことが大事と教えられたことを書きました。冷たい雨に振り込められまだ試してみていませんが。

私は歩く時、お友だちとおしゃべりをしながら・・・ということはあまり好きではありません。偉そうですが、何か考えながら歩くのが好みです。足を運ぶのに頭の大部分を使っているからでしょうか、残りの脳味噌ではかえって集中が出来て、考えがまとまることがあります。自由律の俳句同人のグループの片隅に加えて貰っていますが、足の運びにリズムがあるからでしょうか、ふっと思わず軽々と言葉が浮かぶことがあります。

このブログの文章も、歩きながら添削らしきものをやり、ざっと下書きを作り上げることがあります。と偉そうに! どうせ駄文、駄句、添削下書きの網に残りはしない作品ですが。

井上ひさしさんはご自分の作品を仕上げるのに、磨きに磨く方だったようです。そのため、原稿は締め切りに間に合わないことも多く、出版社泣かせだったとか。その磨き方を下の様に述べていらっしゃるとのこと。ご参考までに。

むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
そしてゆかいなことはあくまでゆかいに