今年もやはり例年と変わらずに、年明けの京都は天気が優れない.オートバイの稼働率の低下に比例して、ブログの更新頻度も滞る日々が続く.そして、ようやく天気予報通りの好天に恵まれた休日がやってくる.目指したのは京都・滋賀・三重の三県境だ.
三県境の三国塚の下にある東屋でオートバイを停めて、真冬の冷たい空気で深呼吸して一息入れる.時刻は正午を回るか回らないところで、太陽は南中に近い位置にあって、真っ白で強烈な光を降りそそぐ.
三県境に位置するこの場所は標高が600メートルほどあって、眺望は抜群で大和大地を見渡すことができる.空気は澄んでいると見えて、かなり遠くの方の山並みまで美しく見えた.風もなく穏やかな日の午後のことだった.
辺りはあまりの静寂に包まれて、キーンといった耳鳴りがやたらと気になるくらいだった.そういえば、新しいオートバイに乗り換えた時にやって来た場所もここだったはず.それから走行距離は12000キロメートルを超えた.時の経つ早さに恐ろしさに近い感覚を覚えるのだった.
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