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霊峰・日光の山々(49)男体山 「観音薙」
六合目到達、目印は岩場に赤いスプレーで書かれている。
ここからは更に、1メートルくらいもあろうか、巨大な岩がゴロゴロしている。
胸突き八丁の登りで、林に入ったり、ガレ場を登ったりを繰り返す。
開けた場所からは中禅寺湖が一望でき、天気がよければ遠くには雲海と筑波山も見えるはずである。
「観音薙」(カンノンナギ)と呼ばれるガレ場を迂回し、西側の樹林帯に入って行く。
麓から見える男体山の山腹には、「薙(なぎ)」と呼ばれる山崩れの痕跡がいくつも残っている。
そのうちのひとつである観音薙は、明治35年の大災害の際に起きた崩壊跡のことであり、ニ荒山神社の西側をえぐり取って中禅寺湖に続いている。
この薙は、長さ2kmに渡り、最大幅180m、深さ30m、面積20haの痕跡で、当時、そこにあった立木観音や出来たばかりの小学校、人家などが押し流され、幾人かの人が亡くなられた。
立木観音(中禅寺;輪王寺別院)はこの時の破壊によって、現在の地に移転されている。
この山崩れは栃木県の中でも大きいものだそうで、現在も県がダムや水路を作り治山工事を行っている。
その結果、ニ荒山神社の西側には斜面をえぐる大きな溝が縦に走っていたが、そこには美しい草花が植えられ、谷間をまたぐ橋が架けられ、緑に包まれた穏やかな光景が広がっている。
そして、麓には「校舎流出慰霊の碑」がひっそりと佇んでいる。
次回、男体山 「八合目・滝尾神社」
【小生の主な旅のリンク集】
《日本周遊紀行・投稿ブログ》
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「旅行履歴」
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《山のエッセイ》
「山旅の記」 「山の歌」 「上高地雑感」 「上越国境・谷川岳」 「丹沢山塊」 「大菩薩峠」 「日光の自然」
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麓から見える男体山の山腹には、「薙(なぎ)」と呼ばれる山崩れの痕跡がいくつも残っている。
そのうちのひとつである観音薙は、明治35年の大災害の際に起きた崩壊跡のことであり、ニ荒山神社の西側をえぐり取って中禅寺湖に続いている。
この薙は、長さ2kmに渡り、最大幅180m、深さ30m、面積20haの痕跡で、当時、そこにあった立木観音や出来たばかりの小学校、人家などが押し流され、幾人かの人が亡くなられた。
立木観音(中禅寺;輪王寺別院)はこの時の破壊によって、現在の地に移転されている。
この山崩れは栃木県の中でも大きいものだそうで、現在も県がダムや水路を作り治山工事を行っている。
その結果、ニ荒山神社の西側には斜面をえぐる大きな溝が縦に走っていたが、そこには美しい草花が植えられ、谷間をまたぐ橋が架けられ、緑に包まれた穏やかな光景が広がっている。
そして、麓には「校舎流出慰霊の碑」がひっそりと佇んでいる。
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