職場の人で

こないだ朝礼で一言スピーチの番が回って来たけど、週末に花見に行ったというウソを言ってしまいました。
ホンマは水道筋商店街の服屋に行ったりDJイベントに出演したりしてたんですが、毎回そんな感じに嘘を言ってしまいます。
でも職場で唯一本当の話をすることができる人が一人いるんです。
本当と言ってもオレッちという名で文章書いたりDJしたりってことまでは言ってないですが・・・
その人は入社して一年近く経つけど、班が違うので一緒に仕事したりすることはほぼないんですが、朝の体操を僕の近くでしてるのでちょくちょく話はしていたんです。
歳は４０半ばで確かサーフィンとかやってるみたいで顔も日焼けして真っ黒だけど、何となくコッチ側の雰囲気があったんです。
班は違うけど一応会社が同じということで、朝の体操をしてる時に仕事の話がほとんどですが喋ったりしてたんです。
ココに何年ぐらいおるん？僕もう１０年以上いますよ。えぇ～長いね。永遠の新人ですけど。みたいな感じでたわいも無い話ですが、べつにその人とそんな話をしても嫌に感じることはなかったんです。
大概の奴は何話してもウザイと感じるんですが、ハセさんは最初からそんな嫌な印象がなかったんです。

ハセさんとちょっと深い話をするようになったキッカケは僕の胸に付けてる会社のワッペンからでした。
協力会社と言われたり社外工と言われたり請負会社と言われたり、同じ工場で働いていてもそういう立場の人は、ヘルメットの色が違ったり名前のシールの色が違ったり、会社の名前のワッペンを胸に付けないといけなかったりするんです。
でも胸のワッペンの制度は段々となくなってここ数年は誰もやってないんですが、僕はあえてワッペンを付けていたんです。

朝の体操の時にハセさんが、僕のワッペンを見ては、アニキやっぱ１０年選手はちゃいますね～カッコイイっすわ～みたいなことを言うて来るんで、お前らみたいなど素人にはまだ付けるん早いんや～みたいなことを言ったりしてたんです。
たまにそんなやり取りをする朝の体操の時に、いつものワッペンの話からフライトジャケットとかに付いてそうやな～という話の展開になって、N２BとかMA１の話になって、ちょっとこの人(ハセ)さん古着とか詳しいぞ！と思った僕は、自分の会社の名前が東洋◯◯なので、コレ(ワッペン)付けたら東洋エンタープライズぽいですね。と言ったら、へぇ～そんなん知ってるんや～僕もレプリカのジーパンとか買ったわ～と案の定な言葉が返って来たので、それからちょっと古着の話とかをするようになったんです。
ヴィンテージとかも買ったとか、モトコーとかよう行ったわ～昔は古着屋多かったのにな～みたいな感じに。

そんであぁこの人(ハセさん)コッチより(僕より)の人なんや～てことが分かったんですが、言うてもヴィンテージとかアラフォー世代では流行りだったんで、そういう人に出会う確率は然程珍しいこともないけど、ハセさんはそれだけじゃなかったんです。

うん、この話もうちょっと長くなりそうだから続きはまた今度書きます。
では寝ます。