慢性好酸球性肺炎・好酸球性副鼻腔炎 闘病日記

同じ病気でお悩みの方の参考になればと思い始めました。

母のカテーテルアブレーション手術(R2.2.12)

2020-03-22 16:13:07 | 母の病気
今回は母の病気について。中部地方に住んでいる母は2年前に父が亡くなり今は一人で暮らしている。82歳だが、元気。ただ心房細動があり、リクシアナという血液サラサラの薬を脳梗塞予防で飲む必要がある。昔は心房細動と言えばワーファリンしかなかったが、今は納豆も食べられる、1か月に1回の血液検査も必要のないこのようなNOAKと言われる血液サラサラの薬が主流になってきている。このほかにもアーチスト、ワソラン、サンリズムも出してもらっている。時々120も脈拍があるのだ。 その母がまず父の3回忌(11/3)を終えた11/23に膝を痛めた。正座の状態から電話が鳴って慌てて立ち上がって電話を取りに行ったときにアッと言って歩けなくなってしまった。このときはちょうど私が母の年賀状作成のため、帰省していたので、車で近くの接骨院に連れて行った。ひざのお皿がずれているというので、元の位置に戻してもらって何とか歩けるようになった。 12/17 循環器の先生から心房細動があるので、カテーテルアブレーション手術をするかどうかの返事をこの日までにしてほしいといわれていたので、一緒に病院に付き添い、お願いする事にした。この手術は私の薬局に来る患者さんでも何人も受けている安全で効果の高い手術だ。母は手術というものは足首にボルトを入れる事しかしたことがなかったので、不安だっただろうが、症例数の多い他の大きな病院からきている若いながらもベテランの先生だからと説得して受けさせる事にした。とても良い先生で、図を描きながら、心臓にカテーテルを入れて、ココを焼きます。焼くのに2-3時間はかかりますと母にもわかりやすいように説明してくれた。前検査の日程と手術の日を決めて来た。前検査で心エコーを胃を経由して撮るので胃カメラをのまなくてはいけない。母はバリウム検査しかした事がないので果たしてうまく胃カメラが飲めるか?また造影剤を使用して心臓CT検査をする。父は造影剤でアレルギーが出た。母は一度も造影剤使用の検査を受けたことがない。果たして大丈夫か?いろんな不安がありながらも、同意書にサインをした。 1/3私の小中学校の時の同窓会で帰省。 2/7 母の前検査。日帰り。胃カメラ、大変だったけど何とか飲めた。造影剤の検査はそのあとが大変。点滴を1時間くらいして造影剤を洗い流さなくてはいけない。腎機能に影響するからだ。父のように遅延性のアレルギーもなかった。2回目以降に起きやすかったりするので、今後も造影剤使用のCTには気を付けよう。土曜日・月曜日は仕事をどうしても休めなかった。 2/11朝早く出て新幹線に飛び乗り8時半にレンタカーを借り、実家に母をを迎えに行く。10時から入院。私ひとりの時は大体このパターン。新幹線とレンタカー代で1往復3万円ほどかかる。子の責務と思い務めている。母が入院したので一人で実家に泊まる。広い家に一人は寂しいな。母が動けなくなったり認知症にでもなったりしたら、私がここに戻ってくる事も考えないといけないかなとも思う。 2/12 手術の日。この日に帰りたい私は無理を言って午前中の手術をお願いした。手術中は母の病室で待機。9時からの手術で3時間くらいと聞いていたのに2時になってようやく帰ってきた。カテーテルを通常左のももの付け根から入れるのに、動脈と静脈が近くにありすぎて動脈を傷つけ失敗したので右から入れなおしたり左のももの付け根を止血したりと手間取ってしまったと報告を受けた。正直な先生でありがたい。何はともあれ命に別状なければよしとしよう。問題のアブレーションはうまくいったそうだ。鎮静剤が効いていて、死んだように眠っている母を見て年を取ったなと感じた。最終の新幹線を取っていたので、母が目覚めて夕食までは付き合った。ももに止血のためのバンドをしているので、あおむけのままでいなくてはならない。トイレも禁止。導尿バッグを下げている。午後からの手術を終えた先生がようすを見に来てくれた。鎮静剤がまだ残っているので、うまくしゃべれない。明日になれば大丈夫でしょうと。貧血があるので鉄剤を出しておくと。胃か腸からの出血があるかも知れない。入院中に大腸内視鏡ができればしたい由を伝える。なにかあれば携帯に電話してくれるようにお願いして帰った。 2/15-16 まだ母は入院中だが、様子を見るため帰省。下血があったので、大腸内視鏡をしたが、大腸は何ともなかったので、胃カメラをしてから退院する事になったと。担当の循環器の先生は電話もかけてくれるし、よく説明もしてくれるのでわかりやすくて安心感がある。相変わらず貧血はある。17日の退院予定が19日となった。退院日までは来れないので、おじさんに頼んで迎えにきてもらう事にした。無事退院したが、胃に2センチのポリープが見つかった。がんを疑い生検出して、転移がないか造影剤でCTを撮った。その結果を2/25に聞きに来てほしいというのだ。今度は消化器のみの受診。 2/24 主人の姪っ子の結婚式が静岡で行われ、オーストラリアにワーホリ中の次女が帰ってきていたので、結婚式後にいっしょに車で帰省。久しぶりにおばあちゃんに会わせることができた。次女は25日朝新幹線で帰らせ、母と二人消化器科に。まだ生検結果が出てきてなかった。転移はないと。とりあえず安心。がんであったとしてもごく初期だろう。 26日に車で一人で運転して帰った。長距離の一人運転は厳しい。午前中だったからよかったが、午後からの運転は自信ない。 3/10 循環器と消化器科の両方の受診。日帰りで付き添う。今回は私も体調があまりよくないので、病院で待ち合わせ、終わり次第帰る事にした。循環器。心房細動は収まったが、期外収縮があり、不整脈を感じると。今までアーチストを飲んでいたが、期外収縮にも効果が期待できるメインテートに変更。消化器は生検の結果が出て、がん細胞は見つからなかった。これで一安心。手術は免れた。4/28にまた胃カメラを飲みましょうということに。経過観察だ。 母の入院の経過をこのブログで書いておく。いつ何があったか忘れないためにも。お許し下され。