慢性好酸球性肺炎・好酸球性副鼻腔炎 闘病日記

同じ病気でお悩みの方の参考になればと思い始めました。

H30.10.29 S病院 セカンドオピニオン外来受診

2018-11-04 00:08:08 | チャーグストラウス症候群
H30.10.29 半休を取って、S病院T先生のセカンドオピニオン外来に行ってきた。3か月待った。

まずはEGPAと診断して下さるのか?できれば、指定難病を取ってヌーカラを打ちたい。→血管炎の症状がないので、指定難病を取るのは難しい。私の場合、いとこがEGPA、娘が好酸球性肺炎なので、その可能性は高いがそうであるとは診断はできない。今後気を付けてもらいたいと。予想していた答えではある。

ヌーカラ、ファセンラを打つことができるようにしてください。→私の主治医に手紙は書いて下さる。あとは主治医の判断となる。ガイドラインでは、プレドニンより、これらの薬を推奨している。値段的に高いので、それで打たない人もいる。指定難病が取れないと、高額療養費で少しは安くなる。自分の健康保険組合に聞いてみるとよい。たぶん私の年収だとヌーカラは引っかかってこないので、保険が効いて月6万円位。(薬価約17万円)4-6週で1回。1本で良い。EGPAでなく、重症喘息適応でよい。ファセンラの場合2-3か月に1回。高額療養費で引っかかって8万円位。(薬価約35万円)それが2-3か月に1回。年で見ると4回目から44000円上限となるので、ヌーカラ約60万円。ファセンラ約35万円。医療費控除でどのくらい返ってくるかはわからないけど、払えない額ではない。やめたらもとに戻ると言われた。

ファセンラのほうが効き目は強い。2018年4月に出たばかりだが、S病院では何人かは打っている。効き目は強く、すぐに好酸球が下がるらしい。ヌーカラのほうが時間がかかると。ファセンラをまず打って、その後ヌーカラに切り替えても良い。ファセンラは好酸球を0にししまう。今のところがんになるという報告はない。ファセンラ、ヌーカラにかかわらず、この手の病気の人は乳がんに気を付けた方が良い。職業柄胸のレントゲンを見るので、乳がんの人が多い印象とのこと。ヌーカラは4週と言われるが6週でも良い。ファセンラも2か月と言わず、好酸球の数値を見ながら間引いてもよい。

好酸球性副鼻腔炎には抗IL13の注射薬のほうが効く。2018年4月サノフィ発売抗IL4-13抗体薬デュピクセント。アトピーに適応を持つ注射薬。これがそのうち副鼻腔炎の適応をもつのか?

T先生はいろんな情報を出し惜しみすることなく、ポンポンと教えて下さる。ついていくのが大変。45分間ほぼしゃべりっぱなし。有意義な時間である。2万円の価値は十分にある。以前、相談会で無料でお話して下さって申し訳なく思ってしまう。

持ってきた資料はレントゲンと血液検査のみ。CTも見たかったとおっしゃった。でもレントゲン。発症当時はこれでは息が苦しかったね。今も完全な状態ではないよとおっしゃる。息苦しさはなれが生じて、これが正常と思ってしまう。肺機能検査もうけたほうが良い。スパイロ。そして聴診器も当てて下さった。息を吸ったり吐いたりして、丁寧に音を聞いて下さる。やはり息苦しさが少し残っているらしい。自分では全然感じないが。これもヌーカラ使えば少し楽に感じるようになるでしょうと。さすが名医。知識、技術だけでなく、接遇までも超1流。上から目線でもなく、患者に共感する優しい話し方。

骨粗しょう症。今は若い人と比較してもそれを上回る骨密度だが、対策はした方が良い。ビタミンDくらいは飲んでおいたほうが良い。ビスホスは5年飲んで少し休薬した方がよいね。プレドニンはすぐには切れない。5㎎でも依存している可能性があるので、好酸球が下がっても、徐々にやめる方が良い。プレドニンは元気が出る薬。やめれば体がしんどく感じる可能性は大きい。

次回呼吸器科の予約は年末。注射を打つのは来年になってからになりそうだ。


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2 コメント

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Unknown (えみ)
2018-11-05 14:08:54
セカンドオピニオンお疲れ様
でした。
私はT先生ではないですが、
S病院に通って2年ほど。
EGPAの疑いと診断されています。
最近はあの病院は指定難病も
厳しくなってきたようです。
今まで更新書類も書いて
もらえていたのに今回から
だめだと言われた人も
知り合いで何人かいます。
国から何か指摘されたんですかね。
ヌーカラはじめるんですね!
効果があるといいですね。
Unknown (きみち)
2018-11-10 02:20:04
セカンドオピニオン外来は、いい内容だったんですね。充実ぶりが伝わります。
治療と、その後の体調の好転にも、繋がったらいいですね。周りでも、疾患は違えど、セカンドオピニオン外来は、納得できる、いいものであることが多いです。
さて、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)を、10月半ばに受けました。初夏に肺炎球菌原因の短期入院も経験してしまったので、ハイリスクであるということですね。
お世話になる、M医院ではガイドラインのラミネートが作ってありました。それと照らし合わせると、私は、プレベナー→ニューモバックスと2種類連続で受けてもいいのですが、院長から、若いから、プレベナーだけでいいとのコメントを貰いました。筋損傷なのか、プレベナー接種は痛かったので、1種類で済んで有難かったです。(ニューモバックスを受けた上司は、痛くないとのことでした。)
11月に肺炎球菌ワクチンの勉強会があるんですね。また、いい知識up date されて下さいませ。私も頑張ります。最近は英語の勉強にやや力を注いでおりますが・・。

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