goo blog サービス終了のお知らせ 

もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

マレーシアのキツい時間

2018-10-31 23:27:31 | マレーシアでニャー2018
ビザの件、RP-Tでの10年は諦めよう。やっぱり日系企業の現地採用じゃ無理だ。所得制限の点でどうにもならん。

となると残りの選択肢はこのままEP更新をし続けるか、それともリタイアメントMM2Hか? でも、MM2H、今すぐ申請しないと審査再開された時に基準が変わってしまっているかもしれない。日本での定期収入を準備しないといけないから、今すぐ初めても申請は来年になる。大丈夫なのか?

こればかりは考えてわかる事じゃない。

そして、もしMM2Hにするとした場合、今までのように雇用されて一定時間働いて収入を得る事が不可能になってしまう。何たってリタイアメントなのだから。残るは不労所得とか時間で働かない方法を採るしかないわけで、かと言って、そんな事今までやってきた事は無いので簡単にできるかと言うと???

まさかYoutuberってのもどうかと思うし。


そうすると、また何とかして普通に就労ビザってなってしまうのだけれど、この歳になると....体力的にキツいってのは全く無いが、自分で自由にならない拘束時間が長いのが一番キツい気がする。

世の中どこでも歳行ってからパフォーマンスが落ちるのは実はそう言う事なんじゃないかな?、と気付いた。サラリーマンなんか、よほど高度な内容でない限り仕事なんてそう大した事は無いと思えてくる。どんな危機っぽい事に陥っても死にはしない。例え許されないほどの失態であっても、多分時が解決してしまう。冷や汗かいても拭えば良いとわかる。

が、やはり時間が問題じゃないだろうか?

周囲の多くの人が特に面白いとも思わず何やっているのがわかる。つまらない仕事をやっている振りして1日を終えてそそくさと帰宅するのが見える。本当はそんな事どうだって良いんだとわかる。物事が何も進まなくても仕方ないねで終わるのを見ているとそう思う。

若いうちは自分に知識も経験も無いのでそれがわからないが、歳行くとよくわかってしまう。マレーシアだって離職率は高いと言われるけれども、ほとんどの人はただちょっと割の良い仕事で定期収入がある事によって家や車のローンを銀行が認めてくれるって事だから底のとこの下らなさに違いは無い。

ちょっとした事でも新しい事を知ったとか出来たとか、そう言うのは喜びでも何でもない。家売って儲かる方がずっと大事なのだ。

そう言う時間、実はけっこうキツいかもしれない。

海外に出るとか移住とか

2018-10-30 22:25:27 | マレーシアでニャー2018
最近Twitterには海外に出て活躍するとか移住するとか、そう言う話題が多くなってきた。出たいと思ってる人、アドバイスする人、両方ある。アドバイスする人は出ちゃえ出ちゃえと言う。

自分の場合も何だかんだと言って日本以外での生活が長くなってきた。知らないうちに長くなっていたと言うのが正しい言い方だけれど。通算20年まではいかないけれど、近くなってきた。英語なんて未だにまともに出来もしないし、一人で何でもできるってのも全くなし。よくまあテキトーにこうして生きて来られたなあと思う。

そんな自分からこれから海外へ出てみようとか出てやってみたいと言う人にアドバスするとしたら?.....

無い。全然ない。

一つには自分がこの事で他人に何か言えるほどの事が無いからだし、もう一つは海外に出る事自体が目的ってのはおかしいかなと思うから。そんなの別に引越しするとか、ぶらっとどっか行って気に入ったとこでしばらく居てみたら良いんじゃないの? 別に移住とかって大げさに考える必要なんてない。大っきな船でブラジルのジャングル開拓に行ったあの時代とは違うのだ。

何が移住だ!?

移住って言うより日本から逃げたいとかそう言うのが強いだけのような気がする。それはそれで全然否定しない。それで良いと思う。

だったら移住とか海外とかに焦点当ててないで、逃げるとか、遊ぶとか、金儲けとかそっち先に一所懸命考えるべきだろう。好きな事あって良いじゃないか。どうせ移住とかって言ってもそれは電車に乗るときどうやって券売機にお金入れるかとか自動改札で切符どの穴に入れてどこから出てくるかってつまらない議論と同じ程度なのだ。


こう言う事でもそうだし、仕事しててもよく思うのは、いつでも止めてるのは自分だと言う事。しかも自分の身体の中で止めてる。一歩も外に出ない前に止めてる。出して外に実際の障害があって止まるのは実は希で、ほとんど人の心の中で止まっちゃってる。もちろん、これ自分だって同じこと。自分を不自由にしてる張本人はいつも自分。ああ、何てくだらない。

マレーシアの長期ビザの処方箋は?

2018-10-29 22:29:48 | マレーシアでニャー2018
ちょっと前から書いているように来年更新するビザの事を心配している。


1) リタイアメントビザ MM2Hに切り替える場合

国民年金はもらってないし、仮に今もらってたとしても1万リンギには届かないだろう。1万リンギって今のレートだと1ヶ月あたり27万円あたりか? まともにやってたらまず無理だ。なので奥の手としては日本の預金を年金とか給料もらっているみたいに毎月ある口座に振り込むって事になるだろ。自営業の人の収入みたいに見えるってわけ。

それをクリアしたとしてMM2Hの問題は働いて収入を得てはいけないと言う事。週に20時間まではOKと言われるが、これも申請して許可をもらわないとできないので実質かなり難しい。不労所得か日本源泉所得を得るように考え無いといけない。難しい。だってマレーシアの不動産ゲームには参戦したくないし、仮に家買ったとしてもメンテが面倒過ぎる。

さらに半島側で発行されるMM2Hとサバで発行される同名のビザは違っていて、半島で取るとサバ側には住めないと言う不便もあり。逆は可。なんだそれ?

2) レジデントパス

これはもう1つの10年ビザなのだけれど、いろいろ制約があってそれをクリアしないともらえない。詳しい条件はここには書かないが、一番のネックはマレーシアで得ている月収の「基本給」が額面で1万5千リンギ以上、と言うところ。日本円にして40万円。

この額面はもし日本でずっとサラリーマンしてたら楽に越していた金額だと思う。自分は早々にドロップアウトしてるからそれよりずっと高額もらってた時期もあるけどその逆の時期もあって、今マレーシアではまあまあだけど裕福とも言えない給料。なので1.5万リンギには全く届かず。

うーん、差額自分で出して基本給嵩上げしてもらうか? 4、5ヶ月数千リンギ増して、と言っても一定額回転させるだけでできると言えば出来る、計算上は。その代わり来年の税金が高くなるのは覚悟しないといけない。やってみるか?

ところで、このレジデントパス、マレーシア以外で稼いでいる収入をマレーシアの給与額に加算して計算してはいけないそう。ちゃんとメールで聞いたらそうだった。MM2Hのような方法は使えない。


3) EP再更新

これはこれまで通り就労ビザを更新すると言う方法。10年目に更新OKにしてもらえればこれまで通りと言う事。もともとの心配はそれができるかどうかってところから始まっているのでこれが3番目のオプションになるかは微妙。

それと、同じ会社でやって行くと言う事は生活変わらないって意味でもあって、よほどどうにかしないとマンネリ化は避けられない。まあ、日本から人来るので仕事パスするってのは予定しているけれど、日本人がバングラデシュ人どうやって使うのか考えるとちょっと不安でもある。通訳的な仕事しないといけなくなるとちょっと辛い。

とりあえず、いろいろ早く決めないといけない。何しろビザの準備には時間がかかる。

猫スピードで走る

2018-10-28 23:01:15 | マレーシアでニャー2018
いつも記事内容とは無関係に猫写真を頭のところに載せているが、それは毎朝、毎晩うちの猫たちと散歩してるから。朝7時と夜に猫たちは散歩に連れて行けと言うので連れて出る。

今夜もそれで散歩に出た。家から出てほんの30mのところまで来るとそこにもう使われていない車が1台停まっている。その車の先はT字路になっているのでちょっと広い。ツブアンはいつもその車の陰で一度止まる。なぜかわからないが。

こちらはT字路の中央まで出てツブアンの出てくるのを少し待つ。と、突如ギャーと言うツブアンの叫びが聞こえた。暗いので見えないが何があったかはすぐにわかった。今日が初めてではないから。

暗がりから走り出たオス猫が走って来て襲いかかったのだった。

(途中省略)

と言うわけで、憎っくきツブアンを襲ったママレード猫を100mに渡って走って追い掛けた。蹴り飛ばしてやろうかと思って。


誤解されないように言っておくと、普段は自分は優しい人間なのである。猫を虐待するなんて以ての外。動物を虐めたりしては絶対にいけませんと思っているし、そんな事人生の中でした事は無い。

が、今回は特別。うちの可愛いツブアンに危害を加えるなんて、なんて酷い猫だ! まったくもう! 死刑だ、八つ裂きだ! ふん捕まえてヒゲを1本1本抜いて爪剥がして頭からバケツの水に浸けてやろうか。鼻から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせてやろうか!

ちょっとここで、誤解受けないように言っておくと、自分は動物虐待には反対。猫いじめちゃ絶対ダメです。

でも、うちのツブアン虐める奴は絶対許さん! 懲らしめてやる。二度とこの地に来られないように思い知らせてやる!

と、100mほどママレードが他人の家の車の下に入るまで追い詰めた。ハァハァ...(さすがに息切れた。心臓バクバク)


普段運動なんて全くしていないので.... 家に戻って足ヨロヨロしてきた。もうダメ、死にそう。待て待て、あのジェームズボンドだって40代のオヤジ。次回作ではもう50代突入だ。オヤジまだまだ負けんぞ、猫なんかに!

リタイアメントビザ MM2H のエージェントさんに会う

2018-10-27 23:30:44 | マレーシアでニャー2018
こうしてマレーシアで働いて生活してるけれども、これが永遠に続くとは思っていない。いつかは終わりの時hq来るはず。なぜなら仕事が無くなるって事は有り得るし、マレーシア政府が突然もうダメと言い出す可能性だってある。しかも来年で10年なわけだし。

そう言う意味もあって初めてリタイアメントビザ MM2H の取り扱いをやっているエージェントさんに会った。いろいろ知らない事を教えていただいt。

1. 収入の証明に使われる収入はマレーシア国内で得ている現在の収入ではダメで、国外のものに限る。
(ただ収入の証明は難しくなく、一定期間日本の銀行の口座にまとまった額面が振り込まれていさへすれば良い。)
2. MM2H ビザ用の定期預金は現在あるのではダメで、仮承認が出てから専用に作られる必要がある。
3. 承認の審査は何と、月に1回だけ行われるとか。
4. 仮承認が出るまでの期間は6ヶ月。
5. 自分のように日本に収入が無いために収入があるように準備する必要がある場合は最低3ヶ月かかるり、それを申告前までにする必要があるので、単純計算で準備から仮承認までは9ヶ月が最低かかる。って事は、1年がかりと思うべし。

そして大事な新事実判明。
6. マレー半島側でMM2Hビザを取ると、サバへ行っていられる期間は90日。サラワクはまた別で取得の可能性の情報なし。逆にサバでMM2Hを取るとマレー半島に来るのに制限なし。なぜだ?

7. ビザ取得してからの労働は許可が必要。実例はあまり無いとか。


とりあえずわかった事は、今の就労許可が無くなる来年の9月にMM2Hに切り替えるとしたら、今からいろいろ準備あする必要があると言う事。

考えよ....

会社=玉ねぎ

2018-10-24 23:45:55 | マレーシアでニャー2018
会社って面白い...変な?ところだと思う。そこにいるだけで人が変になる場とでも言うのが良いか?

会社ってところにいると人は主に2つの人格を持つ事になる。そしてそれをその場に応じてていつも切り替えて使う。コロコロ変わる。面白い位に変わるけれど、それを誰も変だとも思わないのが変なのだ。


よくあるのが部下に何か言う時。例えば命令する時。その時は彼は会社の代表になる。おまえ、いつからそんなに偉くなったんだい!?

自分の給料とか待遇を気にする時は会社は敵対関係になる。自分は巨人に立ち向かう小人だ。

前記の部下に命令するような時には何か言われると規則とか規範とか道理とか適当な理由を持ち出すが、後者の場合は情が出てくる。ご都合主義、風見鶏と言われても仕方ないような変り身速さだ。会社ってのは人をそんな風に狂わせる場なのだと思う。


結果、会社って言うのはほとんどの場合、個人と対立するものとしてあるのが多い。簡単に言うと、どうあっても、余程の理念でも無ければ会社は人を大切にはしない。そして多くの場合幸福にもしない。もちろん、そうじゃない会社ってのもあるにはある。けれど、注意してかからないと会社はだいたいそんな感じのものになってしまう気がする。

今いるこの会社も例外ではないと感じている。作業員に偉そうに振る舞うおっさんだって視点を変えて見てみれば単なる頭数の1人に過ぎない。会社ってものの大元の芯みたいな部分は本当は実態が無いもので言うなれば皮ばかりの玉ねぎ的ものだったりする。会社って不思議なものだ。

考えるだけ無駄って事が多い

2018-10-22 23:48:05 | マレーシアでニャー2018
考えると言う行為は良い事のように聞こえるけれども、実際はそれ自体が無駄だったり、もっと言えば逃げだったりすると言うのが本当だろう。

そのネガティブな方向でマレーシア人ってのは良く考える。ひたすら考える。考えて考えて出てくる答えは「困難」が定番。考えた結果、難しい。またはできないとなる。じゃ、一体何の為に考えたの? 簡単に言うと、やらなくて良い方法を探す為。やって失敗して批判されない為、なのだ。

最初の大学へ行ってたとき、ある先生が言った。コンピュータは何してるのだと思う? 「…計算かな、普通に考えて」 いやいや、そんな事じゃない。電気のエネルギーを熱に換えているんだ。コンピュータは動かないだろ?、何も仕事らしい事しないだろ。つまり、電気を食って浪費してるってわけだ。

おー、そんな事考えてもみなかった。コンピュータって何か立派な事やってるかと思ってた。でも良く考えればその通り。電気食ってデンと座ってて何もしてない。

話は逸れちゃったけど、人間も時々それと同じ事になっている。


だいたい考えたって答えなんか出てくるわけがない。なぜなら、もともと考えている事に関して知っている事なんて少ないのだ。知識が無い事について考えて何がわかる? わかるわけが無い。考えるだけ時間の無駄だ。ダメ人に限って考えて時間延ばしして結局何もしない。そんなもの。

Royal Selangor は買う物が無い

2018-10-20 23:20:53 | マレーシアでニャー2018
朝からスラヤン温泉へ行く。


相変わらず湯が熱い。持って行ったバケツに湯を汲んで10分経ってもまだ足を突っ込んでいられないほど。何で火山も地震も無いこのマレー半島でこんな熱い湯が出るんだろう? 不思議だ。世界の他の国でもそう言う場所ってのはあるんだろうか?

この後、ロイヤル・スランゴール・ビジターセンターに向かう。マレーシア、もう10年近いと言うのに、しかも家からそれほど遠いわけでも無いのに、何と、今日初めての訪問。

いつか行くかも知れないなとは思いつつ、行ってなかった。

ロイヤル・スランゴールと言うと、昔このKL周辺で穴掘って採掘していた錫 (スズ) でできた置物とかティーポットとか、そう言う物。空港でもKL街中でもお土産物として売られている、あの、鈍い輝きを放つ金属製のあれ。

マレーシアの名物らしいとは知っている。だってガイドブックなんかに書いてある。

が、その何が良いのかは....サッパリ。

金属製のティーポット。冷めるじゃん。重いじゃん。デザイン? 実用性あるの? 単なる置物?

置物。どう言う家に置くと合うの? ステンレスじゃダメなの? アルミとかは?

と言うわけで、右の脳みそでも左の脳みそでも全く理解不能。なので、キャサリンさんに以前から行ってみようと言われてはいたけれども、全く行く気なし。

だったが、とうとう負けて行く事にした。


入り口でセルフツアーってお願いして日本語で解説が流れるヘッドセットを受け取る。スロープを上がって行くとマレーシアでのピューター製品の生産の歴史がわかる。

おっ、ロイヤル・スランゴールって全くの私企業だったのね! そんな事から知らなかった。政府が産業育成でお金出してる会社かと思ってた。だってロイヤルだし、地名のスランゴールだし。しかも大陸から来た中国人が作った会社じゃないの! と、新鮮な驚き。

で、ヘッドセット言うに、昔は動物の形の錫がお金として使われていたとか。その実物大のレプリカを展示してます、と。

ウソだろ! こんなデカいワニ作ってどうやって米とか魚とか買いに行けるんだ! いや、待てよ、太平洋の真ん中の何とかと言う島では持ち歩きできないほど大きな石のお金を使ってたと言うのがあったはず。もしかして昔のマレーシアでもお金は持って歩くものじゃ無かったかもしれぬ。

と、真面目に考え始めたその時...

なーんだ、これかい! ガックリ.. でもまあ、ポケットに入れて尻尾が折れたら価値としてはどうなんだろうとも思ったりする。

それにしても紛らわしい!



さらに進むとヘッドセット言うに、世界最大のピューター工場とか。えっ、ビジターセンターってのは本拠地工場じゃなくてお客さんに見せ易い場所の置いたショールームじゃ無かったの?! これ工場そのものだったのか!

よく考えたら、ヨーロッパとかでは工場って言っても職人さんがテーブルの上でほとんどの作業をして作っているようなものだから工場って言葉から想像するようなデッカい建屋ってそうあるものじゃないんだろう。そう言うのと比較すれば確かにここは工程毎に分業してる工場ってわけで、世界最大ってのもウソじゃないんだろう。

業界のスケール感がわからなかったから驚いただけなのだった。


そして、最後にちゃんとあるお土産屋さんだけれど、いくら見てもやっぱり買いたい物って1個も無い。もちろん安い物ではないので経済的に買えないと言うのもあるわけだけど。



うーん、ここに何があったら自分が欲しいと思うだろうか? ピューターで作ったiPadケース、ピューターで作った猫の首輪、ピューターで作った蚊取り線香立て、ピューターで作ったリフィルノート、ピューターで作った....とても思いつかない...

と言う事で、今日は終わり。

仕事を変えるつもり

2018-10-19 23:14:31 | マレーシアでニャー2018
工場が、来年からちょっと忙しくなる。これは前からわかっていた事。なので、日本の親会社側は誰か1人駐在を置くと言っていたのだけれどなかなか決まらなかった。一線で仕事をしている人間はある程度いるにしても海外に数年いなきゃならないとなるとそれらしき人材は多く無いのだろう。

それともう1つはマレーシアがビザを与えるだけの外見上のスペックを満たさなければならないと言うのもある。日本側も経験豊富であってもやっぱり工場なのだ。

が、その人がとうとう決まったとの連絡があった。


そこで、その人をどう言うポジションで迎え入れるかと相談された。これはもう、答えは決まっている、自分の中では。今の自分のポジションを引き継いでもらう。そっくりそのまま。デパートメント・ヘッドね。

つまり、自分はここで引き下がる。横からアドバスするような立場に変わると言う事。

理由の1つは、来年でマレーシア10年になるために、もしかするとビザが下りない可能性もあると言う事。だからその前に引き継いでもらう。そして今後仕事の量は多くなりこそすれ少なくはならないだろうから、日本側はどうにかして順次誰かを送り込むだろう。そうなれば、本体側にマレーシアでマネージメントするスキルは持っておかないと継続できない。

自分はあくまでも傭兵に過ぎないのである。

2つ目の理由は、今のままの仕事を続けていると忙しすぎて自分の好きな事がなかなかできないと言うのがあって、できればそちらに仕事を移行したい。去年からArduinoをいじり出しているけれど、じっくりバグ取りしている時間が無いのが現状。1年で完成させたプロジェクトは数個にとどまっている。

本当はもっといろいろマシンに組み込みたいし、組み込まなければならないのだ。趣味と実益を兼ねて。それと自分のスキルアップも。と言うわけで、そそくさと準備に取り掛かっていると言うわけ。

来年が楽しみ。

決着つけに税務署へ

2018-10-18 22:15:03 | マレーシアでニャー2018
シャーアラムの税務署へ行ってきた。

何度も書いているが、去年の還付が全然来ない件でとうとう本拠地、シャーアラム税務署へ乗り込んでみた。去年行った時はこんなの3年に1度の恒例行事だから来年は無いよと窓口で言われていた。が、結局今年もだった。一体何てこと!

マレーシアの納税はインターネット経由でで簡単に出来るが、それは申請だけで中身はしっかり100%人間系で行われている。なのでホントにマレーシアらしく、面倒な事はいつまでも放って置くと言う事になっているよう。

メールアドレス登録してあるんだから疑問があればメールチョコっと書いて送れば良いようなものを、納税者が還付が無いと騒ぎ出すまで自分からは何もしない事にしているらしい。日本人的にはそんな事で良いようには思えないが。逆に納税番号があるのに申告しない人にはどうするんだろう? やはり同じように放って置くのだろうか? だとすれば正直者がバカを見るになるはず。(真相は知らない。)


まあ、日本人の申請ってのは彼らにとってちょっとやっかいだろう。今日も言われたのが、年金の事。日本で払い込んでいる国民年金、これは控除対象になるのだけれど、証拠の支払い伝票は日本語でしか書かれていない。一応口頭でこれは何年かしたら戻ってくるあれ?と確認された。そうそう、65歳になったら戻ってくるやつで、日本政府がやってるの、と説明。ポリシーはある?、と聞かれるも、そりゃ契約書だけど、日本政府のだから無いよと。

日本政府も年金の支払い伝票がマレーシアなんかで使われるとは想定していないんだろうけれど、1行でも英語表記で年金だよと書いておいてくれればもっと簡単なのに。それと、平成年号の下に小さくでも西暦を書いておけば良いのに。

多分世界のいくつもの国で国民年金が控除対象になる国ってあるんじゃないかなと想像するけど、日本の行政はそう言うとこ鈍感で気付かないんだろう。これから外国人が多く入ってきた時に国内でだって年金の事を英語その他外国語で説明する事になるだろうに。


マレーシアではインターネット代、スポーツ用品代に加えて書籍代も控除になる。日本のブックオフで買った中古本も控除になるのだけれど、ブックオフは便利。なぜなら、ブックオフのレシートにはちゃんと大きくアルファベットでBookと書いてあるから、日本以外の人が見てもそれが本代だとすぐわかる。有り難い。

ま、それはそれとして、税務署、面倒臭いのである。早いとこ審査をAIか何かに任せてもっとスピーディになる事を希望する。とりあえずメール位は書いて送ってくれると良いのだけれど。

プログラミング志向で

2018-10-17 23:59:59 | マレーシアでニャー2018
昨日、引退と書いたのだけれど、そう思い始めるとやはり考えるのは何か後に残すと言うような未練がましい事じゃなくて、持続性だ。

持続性と言うのは固定されたやり方とか物のではなく、将来何がどう変化しても乗り切っていける、変化しながらでも続けられると言う意味。それをちょっと今までより意識しようと思った。

ところが、人と言うものは、特にマレーシア人なんかは、自分のやり方を維持するような方向を目指してしまう。それが良い悪いではなくて、どちらかと言うと自分のポジションを維持するように。工場ではマレーシア人の下に外国人労働者のような構成になってしまうので、自分は命令する人になる。これはいつも言っている事だけれど、つまり命令すると言う仕事を維持するように働いてしまう。

命令すると言う事は命令する必要がいつも無ければいけないわけで、不具合や不正が維持されると言う意味になる。こう言う固定化は本当にまずい。そして意味が無い、くだらない。でも本人はそれが心の底では喜びなわけだから自分自身では気付け無い。

例としては、毎日ここが汚れたままになっているから掃除せよ、と言うような事。こうした事はネタが尽きる事が無い。100年でも毎日出来る。なぜなら、今日、ここが汚れているから掃除せよと命令する。作業員は命令に従う。命令された場所だけ一所懸命掃除する。その間に別の場所が汚れる。なぜかと言うと、命令されると命令には従うが、命令のターゲットから逸れた場所は掃除しないから。だから100年でもできる。

全体としては一向に向上しない。毎日忙しいだけでほとんどやってる事に意味が無い。が、そう言う事に本人は気付かない。


それで、こうした事への対策を考えなければいけない。

思い付いたのは、仕事をプログラミングにしてしまう事。簡単な機械的に行う毎日の仕事を全部表に書き出す。朝来たら何があってもあの順番にやる事にする。作業員の仕事も管理人も同じ。

個々の工程でも作業標準はあるにしても、それを分かりやすく書いておいたとしても細かい事もあるし、もともと文書を読む習慣が無かったりして難しい事もある。なのでもう少し網羅的に最低限のマニュアルを別に用意して機械的に繰り返せるようにイメージとして把握させるとか、管理人にも全体を眺めながらポイントを押さえるようにする。

それと、仕事の割当を競合しないようにシェアさせてその全体も見えるようにする。場合によってはその割当ても簡単に入れ替え出来るようにしておく。レゴブロックの原理。

レゴブロックが用意してあれば、後は自分たちで組合せは変えられる。一度やり方がわかれば後は自分で組み直しが出来る。配分に漏れが無いようにすれば良いし、重複にも気を付ければ良い。

言葉で書くととてもわかりにくいけれど...

マレーシア10年、引退を考える

2018-10-16 22:59:25 | マレーシアでニャー2018
今年マレーシアは政権が変わってビザ制度にも変動がありそうな気配。

まず聞こえて来たのは外国人労働者ビザで10年を超える者に対してのもの。これは肉体労働者の事。認めるとは言いつつ、人頭税の多くが労働者本人に課されるとの事で、実質締め出しじゃないかと思う。(ちょっと前は全額本人負担ではあったのだが。)

そして、つい先日はリタイアメントビザ、MM2Hの発行がホールドされているとか。これはビザ制度でなくて省庁再編の余波らしいけれど、実際にはまだ不明。

さて、自分の場合はワークパミットの一定以上の条件を満たしている人ビザ。大学出てて給与額はある程度多目で契約していると言うやつ。が、これも以前から言われているのは、同じ職種でずっとやってると段々とビザもらえなくなって来るらしい。

自分の場合は最初3年間日系企業でそこが潰れてから半年だけマレーシア企業。その後今の日系企業。ビザ無しでマレーシアに入って今までで9年半程度。そろそろ10年になるけれど、マレーシアが欲しいハイテク系ではないのでもしかして厳しくなるかもしれない。

そうしたわけで、今のビザが1年後に更新できなくなる事も視野に入れておかないといけない。突然ダメと言われてビザ切れ、出国と言うのはちょっと無理だし。うちには飛行機の予約や検疫が必要なキナコとつぶあん(猫)がいるのだ。


なので、ビザもそうだけれど、仕事の方もそれに向けて準備し始めている。自分がいなくても何とかなるように。いつも言うように、自分で判断し決定して動いた後に誰かに批判されるのを極度に恐れるマレーシアなので、何かにつけて許可を得ようとするのが多い。

死にゃしないから自分で決めろと言うのを訓練しないといけない。また、他の部署と喧嘩位せよと言うのもある。一方で、一部の仕事はルーチンワーク化して簡易に繰り返せるようにすると言うのもミックスする。そうすれば、何も問題無ければ朝10時頃までには1日の仕事の80%は終わらせる事が出来るはず。

こう言う事が出来るようになったのは、以前のダメダメちょっと若いマレー人管理人を辞めさせて新たにちょっと社会人経験がある同じくマレー人管理人を入れたから。そして最近は女性事務担当も入れてちょっとだけ充実してきた。と言ってもまだまだ彼らには当事者意識が希薄な面があるので道のりは長いかもしれないが。

まあ、他にもちょっと準備している事があるが、それはまた別の記事にと言うことで。

他人の言葉は免罪符

2018-10-15 23:26:23 | マレーシアでニャー2018
先週コンプレッサーの後に付いている除湿機が機能していないんじゃないかと思った。

なぜなら空気のラインから水が出てくるから。簡単な事だ。コンプレッサーは先々週に移動されたのだけど、その時に除湿機の前にあった空気を貯めるタンクを除湿機の後に移動させた。なぜなら配管が少し長くて先に行くと空気が足りなくなるから。

で、まあ、タンクは無事除湿機の後に置かれた。が、それから空気のラインから水が出るようになってしまった。あれ、失敗したか? コンプレッサーと除湿機が直結になったので除湿機に入る空気の温度が上がった。除湿機は冷凍庫みたいなものなので入って来る温度が上がると除湿しにくくなりそうだ。

そこで仕様を調べる。が、空気の流量が多め以外は問題なさそう。

気付いたのは、除湿機の出口側のパイプの温度が入り側とあまり変わらない事。除湿機の中身は冷凍庫だから出口の温度は低くなっているはずなのに、なっていない。前はこうじゃなかったはず。

なのでメンテ担当エンジニアに業者を呼ぶように言う。エンジニア曰く、移動した時に業者は入り温度が上がったからこんなものだと言って帰って行ったと言う。ああ、こいつ、除湿機の原理わかってないなと思ったので、それでも呼ぶように言っておいた。シブシブ...

なので、今朝、業者が来た。空気の流量が多いからだと言う。機械を外観しか見ていない段階で結論付けている。いかにもマレーシアらしい対応。そこでネジを4つ外して側面パネルを開ける。

冷たいはずのパイプが冷たくない!

と言うわけで、やっぱり壊れていたと判明。まあ、そりゃそうだろ。


マレーシアの場合、誰々がxxxと言ったと言うのは免罪符的なもの いなるので困る。思考停止の意図がアリアリだ。こう言う場合、強制的にでも何か言ってやらせないと未来永劫壊れた機械に電気食わせながらやらないといけないってわけだ。うーん...

税金をちょろまかして買った船を見に行く

2018-10-13 23:27:15 | マレーシアでニャー2018
マレーシアではこの5月に選挙で史上初の政権交代となったわけだけれども、どうも前政権の人達、税金を使い込んでいたらしい。

以前からその噂は絶えず、FBIも内偵を進めていたとニュースでは言っている。(外国の機関が調査していても現政権の事だと話の持って行き所が無いと思うのだけれど、どうなんだろう? 脅しの材料にでもするのだろうか?)

ナジブ氏はもともと家がお金持ちだから税金を持っていったのか、自分のお金かがわかりにくい。なので自家用飛行機を買ったとしても、夫人が高価な宝石を山ほど買っていても、それ、税金使っただろう!、とはなかなか言いにくい。

今回政権が代わったのでやっと厳しく調査が行われるようになったわけだ。その隠し財産の一つがこの豪華な船だとか。何でもお隣インドネシアのバリに停泊させて隠していたそうだ。バリならこんなのが停泊していてもあまり不自然でもない。



Star新聞によるとKLの西にあるKlang港に回収されていると書いてある。なのでちょっと見に行く事にした。

が、結果から言うと、遠くからチラリと見えただけだった。


良くクルーズ船が停泊するターミナルにあったが、私有地のためその近くには入れず、ヤシの葉の裏に見え隠れする最上部でそれとわかった。仕方ない。


ところで、政治家とは何がしたくて政治家になるんだろう?、と思うわけだけれど、こうして税金を平気でちょろまかして豪華私物を買ってしまうのを目の当たりにすると、まあ、そうだよな、と納得しないではない。

日本は最近税金そのものを使い込みすると言うのは少なくなっているように見えるが、合法的迂回路はあるだろうし。全部が全部金目当てに政治やってるとは言わないが、誰も彼もが選挙の時になるとキレイごとは言う。でも、結果はどう見ても大した事は無いし、明らかに言ってる事とやってる事が違う人だっている。って事は、ほとんどの人が平気で嘘言ってるって事になるかも知れない。

例えば議員さんでも不倫をしていたりする。その場合、コソコソしたり謝ったり。不倫が良いとか悪いとかって問題は置いといて、結局自分の欲望はそこなるって事なわけだよね? それでコソコソしちゃうって事は裏と表ってのが実際にあるって意味でもある。

もしそこで、私は今の婚姻制度、おかしいと思ってます。皆さんはこれを不倫と言うかもしれませんが、そうじゃありません。婚姻制度や戸籍の制度を変えるために政治やってますとでも言えば、賛成反対は別として、表裏無しにやっているとわかる。現実にはそんな人は皆無なのだ。

例えば、自分はセメント業界の代表として立候補してます。箱物行政を皆さん批判しますが、そんなの知りません。私の使命は税金で建物なり道路なりたくさん作ってセメント業界が儲かる事です、と言えばまだわかりやすい。でもそんな事は口が避けても言わない。

ってわけで、日本の政治は分かりにくい。まだマレーシアの方がちょっとはわかりやすい。飛行機欲しいし貴金属欲しい、高級車もデカい家も、みたいな。中身は同じなんだけど。

ギプスが取れた

2018-10-12 23:45:56 | マレーシアでニャー2018
3週間前から足を炒めて食べていた...んじゃ無くて、足を痛めていたキャサリンさんのギプスが今日取れた。

3週間、たった3週間、されど3週間。長かった....
と言うのは、3週間、足の膝下から爪先のちょっと手前まで、風呂に入れなかった事により、開いた時の臭さと言ったらドリアンやクサヤなどまだカワイイと思えるほど。こりゃ、仕方ない。優先事項が足首を横方向に動かさないだったのだから。風呂なんて悠長な事言ってはいられない。臭かろうが何だろうが動かしちゃいけないのだ。

なので治療室を一時的に出てトイレへ行って手洗い液体石鹸を使わせてもらって洗った、洗った、3度か4度。

でもまあ、良く頑張った。家から一歩も出られない生活を3週間。隣はAEONモールだって言うのに涼みにも行けず、牛乳も買えず、お菓子も買えず。フラストレーションは溜まりまくった事だろう。歳とって身体が自由にならなくなった時の予行練習のようなものだ。あっちはもっと長いだろうけれど。

うーん、でも、将来、早かろうが遅かろうが、誰にも順番で訪れる事なのだよなあ。


そう思えば、足が臭い位の事、何でもない。臭くて他人が3m以内に近づけない位、普段表情の無い猫が鼻にシワ寄せて去っていく位、キムチを食べて3時間以上口臭が臭いのを忘れる位、海岸に得体の知れない巨大生物の腐乱死体が打ち上げられたかと思うほど臭い位、全く何でもない事なのだ。

とりあえず、良く頑張りました。
気絶...... 寝る。


(追加)
3週間と書いたのは間違い。4週間だった。途中で自分が日本に行っていたから延びたのだった。