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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

街の風景に

2012-10-22 21:38:56 | 3年目に突入マレーシア
仕事を辞めて1週間と少し。

毎朝教習所に通っていると3年間いても見ていなかった街の風景に出会う。3年間そこにあるのすら知らなかった街がこんなに身近にあることを知る。


仕事をしていると、終身雇用でも何でもないのである程度以上のパフォーマンスが常に必要だと思っている。それも短期的に。なので締め切りが設定されている場合にはかなりのストレスを感じざるを得ない。3日前あたりには仕事が夢に出てきたりすることもある。締め切りが無ければ無いで他人の気付かない問題点も探さなければならないので、それはまた別の意味でストレスが大きい。

つまりは仕事などしているとストレスからフリーにはなかなかなれないらしい。世の中にはストレスにならない仕事もあるのだろうけれども、そう言う仕事で生活を維持するのはたいへんだろう。


ただ、だからと言って仕事ごときのストレスで脳味噌をダメにしたり生活を破壊してしまうのはどうなのだろう。

仕事上のストレスが全ての原因ではないにしても、日本では1年間に3万人もの人が自殺してしまう。前にも書いたが決まって3万人と言うのは不思議な話で、1億2千面人で話し合いをして自殺する3万人を決めているとか、赤玉が3万個入ったガラガラで決めているわけではないのだから、この現象はどう見ても個人だけの問題ではなくて社会の構造に起因するものと考えるべきだろう。


そして個別に何かの悩みなどを抱える人に出会ってもがんばれと励ましたりする程度がオチで、ほとんどの場合何も解決はしていない。もっとも相談される方だって予備軍であって同じ仕組みの中で生きるしかないと思っているのだから解決策など出てくるわけがない。

下手に励まして元気付けるのはあきらめて死ねと言っているのと同じことになってしまう。


単純に思うのは、上に触れたように、仕事のストレスで自分や人生、そしてその周辺にあるべきいろいろなものごとを台無しにしてしまうのがどうなのか、と言う事だ。生活レベルを維持するために仕事などの奴隷になって人生の多くの時間を費やしてしまう事は人間の生き方として正常と言えるのだろうか? 維持する事ばかりに囚われて、つまりは自分の事ばかりを考えて過ごすのが人間として正常な状態なのだろうか?


近所にどんな人が住んでいて街でどんな出来事があるか、1日8時間以上も仕事をしていてはなかなか詳しく知る事もできないけれども、変なストレスとは無関係にそれらがそこにあって自分の生活のある部分を支えていてくれるのは間違いない。この短いインターバルに見逃していた風景をよく見て味わっておこうと思う。何があっても正気を保てるように。

LML純正イグニッションコイル

2012-10-22 21:12:20 | Vespa? Yes, but LML !
10月19日のトラブル原因のイグニッションコイルをよく見てみた。

トラブル・トラブル(←クリック)

コイルをカバーするプラスチックにヒビが入っていた。これはフタの部分と側壁部分にまたがって線があるので成型時のウェルドラインではなく、後からできたヒビに間違いないだろう。


これを見るとこのコイルの機械的構造には設計上の誤りがあると思われる。

プラスチックカバーの中身のコイルと鉄心は電気的にコンタクトは無いのだけれども、鉄心をグランドとして使用しているのでコイルから出た端子を鉄心と金物で接続している。ただ、鉄心とコイル本体は別々の構造物なので強固に固定されてはいない。なので鉄心とコイルは振動でグラグラと動く。にも関わらず、その2つは金物とハンダによって1点のみで固定されているのだからどうしても弱い部分、つまりハンダ周辺にクラックが入り易く断線の可能性が高くなる。またコイルを囲んでいるカバーにもハンダ付けした端子部分のストレスがかかり易く、今回のようなカバーのクラックに繋がったと考えられる。

ピアジオの名前で作られていたときからの不具合なのかLMLからなのかわからないが、設計不良には間違いなさそうだ。

汚れたジーンズ

2012-10-21 22:02:03 | 3年目に突入マレーシア
キャサリンさん、今あることに挑戦中。
挑戦2回目でこうなった。
カブの下敷きになったのである。

ある事とは、マレーシアでバイクの免許を取ること。


日本でバイクの免許をとっていれば書き換えだけで済むが持っていない場合は日本と同じように教習所に通わなくてはならない。250ccまでのバイクの免許は100ccのカブで取ることができる。それはマレーシアで使われているバイクのほとんどがカブ・タイプであるためだ。250ccの普通のロードタイプやオフロードタイプのバイクも売られているが、特に趣味でなければそう言う物には誰も乗らないのでカブで良いのだろう。

カブで取れると聞けば簡単に思うかもしれないが、オートバイに触った事のない人間にとってカブはそれほど簡単とは言えないかもしれない。オートマチックでもない手でクラッチを握るほどマニュアルでもないカブは独特の勘所がある。"水曜どうでしょう"のファンならわかると思うがカブでもコントロールを失ってウィリーしてしまうこともあるのだ。

と言うわけで、今日、それがまんまと起きてしまった。一度もバイクに触っていないのにこれでも仮免が下りているのが怖い。そのうちもう少し詳しい経緯を(気が向いたら)載せることにしようと思う。

将軍様に会ってお金を返してもらう

2012-10-21 21:45:06 | 3年目に突入マレーシア
Maxis(携帯電話会社)で将軍様に会った。

将軍様、こんなTシャツどこで買ったのでござりまするか? U殿、ワシが名古屋の大須観音に詣でた際にTシャツ屋のM左衛門と申す者が最近はこの柄が流行りだとしきりに勧めるでのう。殿、それはしたり。マレーシアでは良いので御座りまするが、多少の問題が....、その何と申し上げたら良いやら。

と言うようなバカな話をしているうちに番号札の順番が過ぎてしまった。

が、その番狂わせでたまたま担当者になった係員さんが割合手際良くやってくれたので2週間前にキャンセルした3Gブロードバンド・ポストペイドの外国人デポジットRM300が取り戻せた。聞くところによるとデポジットを取り返すのに1年もかかった人がいるらしいが、運良く2週間で済んだ。(早く取り戻すには多少のコツがあるようだ。)

近所のショッピングモール、USJサミットでライオンズクラブ主催の献血があったのでマレーシアで3回目の献血をした。日本より多目の450mlも採るが採決時間はかなり早い。寝てもいられない。

しばらく逃げない鳥

2012-10-20 23:19:54 | 3年目に突入マレーシア
窓の外のヤシの木に珍しい鳥がとまっているので写真を撮った。写真を撮ってからしばらくしてまた見たら鳥はまだ同じ場所にとまっている。じっと何かを待つように。

こんな事があるものなのか、と思ってよく見たら鳥ではなかった。ヤシの花の殻だった。もし自分がマレーシアで生まれて育ったのならこんな錯覚はしなかったかもしれない。知らないと言うのはこんなものだ。それにしても面白い。

朝のうちちょっと出かけた。昼近くに帰路につくころにお腹がすいた。まったくもってちょうど良い場所にロジャ(Rojak)屋さんが出ていたので1杯いただくことに。小腹が空いたときにはRojakに限る。

日本で読んでいる人には何が"限る"なのか全然わからないだろうが、やはりマレーシアでは"限る"で良いのである。ガイドブックでないのでそんな事説明はしないがこれはそう言うものだと思っていただきたい。

ロジャ屋さんにはなぜか必ずチェンドルと言う、言わばカキ氷の一種が売られている。どうもマレーシアではロジャの後にはチェンドルに"限る"らしい。らしい、と言うより実際に食べてみると少し辛さの残った口にはチェンドルがすっきりして良いのだ。

さて、どんな風に売られているかと言うと、こんな感じなのだ。写真には写っていないがこの屋台はオートバイの横に付けられたサイドカーのようなもの。走ってここまで来たと言うことになる。うらやましいほどの身軽さ。

両方食べてRM5(約125円)。

トラブル・トラブル

2012-10-19 21:48:27 | Vespa? Yes, but LML !
走っている途中でエンジンが止まった。

再スタートはできたがエンジンがカブリぎみになっていたので用心してプラグを交換してしばらく走った。が、今度は交差点で信号待ちしている間にまた止まった。もうだめだろうと路肩に寄せて点検すると、プラグの火花が極く弱いことがわかった。

電気系のトラブルは前回もあったので、もしどこかのコネクタが抜けていないようならば部品交換の必要がある。点検したがどこも抜けたり傷ついたりはしていない。あきらめてPJ ONEに電話してレスキューを頼もうとしたがオーナーが車ごとパハン州まで出かけていて夜9時にならなければレスキューに来られないと言う。近所のバイク屋さんにも電話をかけたけれどもこちらもJPJに出ていていつ帰れるかわからないと言う。

ちょうどそこにあったバイク屋さんに有料配送を頼んだがそこの車も出払っていた。万事休す。(この古い言い方、初めて使った。)

そこへバイク屋さんの従業員(写真)が帰ってきて、見てみると言う。ホンダやヤマハだけを扱っている店なので見ても修理まではできないだろうと思ったがとりあえず任せてみる事にした。作業をしながら言うには自分もべスパを2台持っているのだとか。なるほどそれなら見てみる気になるわけで、似たような事は経験しているのだろう。

すると、何と、原因がコイルにあると突き止めて試しにヤマハ用の純正コイルを使ってみたところちゃんとエンジンがかかるようになった。ヤマハもLMLのサンバル君もCDIなのでコイルの仕様にそれほど違いが無い。取り付けネジの穴とコネクタが違っているだけなのだ。

上の写真の白コイルがヤマハ純正。下のグレーがLML純正インド物。

そう言えば、サンバル君は最初からプラグがカブリ易かった。そして前回温まったころに点火しなくなりしばらくして復帰する状態になっていた。と言うことはさいしょからコイルに問題があったのだろう。そう仮定すれば話の辻褄が合う。

LML純正インドコイルはコイルの外側に半田付け部分があってそこに振動でクラックが入るか何かそうした事で半断線が起こっていた可能性がある。コイル部分は電圧が高いので半断線でも火花が飛んでしまって原因がわかりにくいだろう。温度が高くなって外皮の膨張がクラックの隙間をほんのちょっと広げて具合が悪くなることも有り得る。


と言うわけで、とりあえず走れるようにしてもらって、その足でいつものPJ ONEに行く。

とりあえずの状態から恒久にヤマハコイルが使えるように配線のやり直しとステーの加工をした。

そしてもう1つのトラブル、エンジンを何回かかけているうちにセルフスターターが回れどエンジンに動力が伝わらなくなっていた。点検の結果、スターターギヤがフライホイールまで到達しなくなっていた。内部のギヤか何かが消耗していると思われ、これは部品が無いと直せない。しまも部品はモーターごと1セットで注文すると高い。

なので、これはこれからはキックする事にしてあっさり諦めた。仕方ない。交差点でエンストしないように注意しよう。(ほとんどしないと思うが。)


今日の出費
最初のバイク屋さんでコイル交換 RM85
PJ ONEで点検など RM30
合計 RM115

1ヶ月のお小遣い、いつも使いきれないが今月は半分が今日1日で出て行ってしまった。先日チューブレスホイールも買ってしまったし、とても痛い。ただ、まだチューブレスホイールのためのタイヤRM70x2本=RM140が必要なのだ。赤字だ。


前回のピックアップコイル修理でお金がかかっていたのでまたこうした事があるかもしれないと、キャサリンさんが財布にいつもより余計に入れてくれていたので今日は安心できた。何しろもしPJ ONEにピックアップを頼んでいたら修理以前にRM100かかっていたはずなのだ。

キャサリンさん、ありがとう。今日は本当にサンバル君を売ってヤマハに換えようかと思ったが.....

50

2012-10-18 23:59:59 | これってスゴイ!
50は100の半分。切りが良い数字だ。切りが良い数字には魔力がある。

この箱の中にりんごは何個入っていると思う?
そうだな、50個位じゃないかな。

とは言うが、48個かな?、などとは言わない。


50年には半世紀と言う特別な言葉が用意されているが32年や46年にはそれはない。

ほとんどの人の指は片手に5本あるからかどうかわからないが5とか10とか50など切りの良い数字は根拠無く使われる。

営業マン:今月ちょっと苦しいんで入れさせてもらえませんかね?
販売店の主人:そうだな、じゃ片手入れといてくれよ。
営業マン:ありがとうございます、助かります。




物によって"片手"の意味は違うだろうが、これで5台とか50個とか50ケースの注文が確定したことになる。こんな事をしていると後で返品処理などの手続きが大変になる。


それでも人生でないだけマシかもしれない。
人生はどんなに後悔しても返品は不能なのだ。




チューブレス化 その1

2012-10-18 20:33:26 | Vespa? Yes, but LML !
12月から通勤距離が長くなるのでサンバル君のホイールをチューブレスにすることにした。

が、現在マレーシアではヨーロッパから取り寄せたアルミ製かそれと同じくらい高いクロームメッキのものしか探せなかったので通販で国外のScootRS(←クリック)から購入することにした。

これの白を2本とバルブも2個。
Vespa PX/10 inch tubeless wheel rim」(←クリック)

なぜアルミでなくあえてスチール製かと言うと、コストをセーブしたい事とマレーシアで入手できるアルミリムは幅広のため、取り付け後にタイヤのセンターがオフセットされてしまうのが嫌だからだ。前後ともオフセットしていれば走行上は問題ないかもしれないがやはり普通にタイヤはセンターにある方が良いと思う。


価格は送料込みでRM417.23(約10,400円)。

支払いはエアアジアのBIG-VISAプリペイドカードでやってみたが上手くいったようでもうシッピングは済んだとの連絡あり。クレジットカードと違って間違っても入っている金額だけの被害で済むので安全そうだ。7日から14日で到着するとの事。

次はタイヤを探そう。前のスズキ君(V100)のタイヤでも良いだろうか?

ナシ・ダガンとモバイル機器

2012-10-17 21:52:37 | 3年目に突入マレーシア
ソフトバンクがSprintを買収すると言うニュース。

いろいろな思惑があるのだろう。ニュースに出ているコラムでもそれは分析されているようだ。LTEの方式の覇権争いやそれに伴うiPadへの影響などなど。結局はよくわからない。想像もできない。

それはそれで置いておくにして、景気の悪い日本の携帯電話会社にはもしかしたら朗報になるのではないかな?、と考えられなくも無い。

と言うのは、今時スマートフォンでもタブレットでもAppleと韓国や台湾メーカーにはかなわないけれども、せっかく買収したSprintで他社が売っている物と同じものを出してウィルコムでやったように料金プランだけで勝負をかける事ができるだろうか?と思うからだ。

日本のソフトバンクと言えば最近はiPhoneばかりが話題をさらっているけれどもよく見ると他社AU、ドコモよりも1機種あたりの色数が飛びぬけて多いことがわかる。iPhoneの話題の影でソフトバンクはそう言う事もやっているわけだから、Sprintがアメリカでシェアを拡大しようとすれば他社があまり注目していない多カラー戦術をする可能性が無いとは言えない。

そうなれば、やはり日本の携帯電話メーカーの出番だろう。それに、日本の携帯電話メーカーはキャリアの命令があればそれに追随するのは得意なわけだから中身は同じアンドロイドでも多色で出すかもしれない。もう1つ日本メーカーが得意な防水機能を付け加えると言うのもある。今まで世界進出できていた日本メーカーはほんの一部しかなかったけれどもソフトバンクがそう言う手を考えるならば足がかりにできる可能性もあるのでは?、と思うのだ。

(多色も防水も需要が無いから出ていないのでは?、と言うかもしれないが、アメリカでも実際にそれで売れている物もあったのだからこれはやってみなくてはわからない。)

そう言うわけで、もうモバイル関係の仕事とは縁を切ったのだけれども、引き続き関係者の皆さんにはがんばっていただきたいと思っている。


タブレットは使ってみたいと思っている。できればこの年末あたりか来年早々にも買えたら良いなと。ただ、価格もそうだし仕様的にもどうなのだろう?と言うのはまだある。

価格に関してはWindows8タブレットとiPad miniの価格情報がリークされていたけれども、それにはちょっと失望している。どちらもまだちょっと高いように感じる。

そもそもWindowsに関してはRTと言うよくわからないバージョンがあり、そのメリットはいったい何なんだろう? これまでのWindowsと互換性が無いと言う事でそれを今売り出してiPadやアンドロイド以上に何か良いことがあるのかどうかがわからない。Windows8 Starterあたりではダメなのだろうか?

薄いカバー兼物理キーボードも付けられるらしいけれども、それより小型据え置きキーボードの中にハードディスクが入って本体の少ないSSD容量を補ってくれたり有線LANにつなげられるようにするとかACアダプタも内臓しておくのでは何がいけないのだろうか? Windows8タブレットを買う人の中にはどうせパソコンからの買い替えを目論む者が多いのだから小ささは別としてパソコンに引けをとらないものにすべきではないだろうか?

もしそうなればWindowsタブレットは将来iPadより本命になるかもしれないと思うのだが。


中央の写真はナシ・ダガンと言ってマレー半島東側のコタバルやトレンガヌ方面でよく食べられているもの。

開店記念

2012-10-16 23:09:30 | 3年目に突入マレーシア
最近マレーシアは日本企業の進出ターゲットになっているために日本のいろいろな店が支店を出している。

ダイソー、オートバックス、パリミキ、ユニクロ、松屋、カプリチョーザ...ちょっと思いつかないけれどもかなり多くある。日本ではどこも安いお店なので躊躇無く入れるはずだけれども、こうして3年もマレーシアにいてマレーシアの物価に慣れてしまうと、少なくとも意識の中ではダイソーあたりを除いてどこも高い店の仲間入りなのだ。

なので日本から進出してきた店ができたにしてもお店の前で値段を見て通り過ぎるばかりになってしまう。残念ながら今日始めて見たこのお店も早速そのグループに入ることになってしまった。トップの写真のアイスクリームがRM7+程度だった。それだけ出せばマクドナルドだってKFCだってセットが食べられる。(それだって決して安いとは言えない値段) この下のロントンというメニューだったら2杯分の値段だ。

それが日本円でいくらかと言うと、180~190円。たったそれだけ?、と言われてしまうだろうけれども生活してみるとそんなものでも高いのである。

そのロントンは、実は近所にオープンした新しい小さなレストランで出されたもの。同じアパートに住む料理上手さんが調理するので期待できると思っている。まだ看板は無いけれど。