経済協力開発機構(OECD)の21日の報告はけっこう怖い。
ニュース記事では消費税20%がタイトルになっているが、それは別に怖くない。予想の範囲内だから。
その消費税の前置きとして書かれている言葉、「公的債務残高は「空前の水準」にあり、歳出削減の余地も限られている」と言う、言うまでも無く当たり前の事だけれども、それががさらりと出てきているのが怖い。この報告で世界が"ああ、やっぱりなOECDもちゃんと調査してやっぱりそうだったんだ"と認識したらどうなるか、と思うだけでぞっとする。
こう言う報告や専門家のコメントが出るたびに日本は財政赤字に対して何もできず、沈んでいくのを待つばかりの国になってしまったのだと印象付けることだろう。そして消費税を上げることもせず、景気対策が必要だと言ってさらに借金していたら何もできない国との印象を強め固定化するだけだ。
そして最後は見放される。
こうしたニュース記事のコメントがさらにさらに怖い。
「税金を上げるなら無駄遣いを止めてからにしろ。」が一番多い。
「税金を上げたらその分何してくれるんだ。」と言うのも多い。
こう言うのが本当に怖い。
これは発想がおかしい。
まず、税金を上げて借金を返すことが一番大事なのだ。いつまでも何もできない国、何も決断できない国であってはいくら福祉が良くても何にもならない。
次に、その分何を「してくれるか」ではなくて、何を「しないでくれるか」が正しい。今まで何かさせればさせるほど公務員の数は増えてきた。そして既得権も増えてきた。だから癒着も増えた。ばら撒きも増えた。「公務員を減らせ」とか言いながら、何とかを「充実しろ」何々を「規制しろ」と仕事をどんどん増やせと言う。どう考えても矛盾している。
日本人の生活は、それが本当に個人的な事であっても、法律とか役所や行政にかなり依存している。
例えば結婚。結婚は一夫一婦と法律で決められていて役所に登録することでしか成立しない。トラをペットとして飼いますと登録するのと似たようなもので、そうしないと結婚したとは言えない。姓だって自由に決められない。子供には父親と母親が結婚して生まれてきた事が大前提になっている。どうしてそんな個人的な事を法律や役所に口出しされなけらばならないのかよくわからないままにそうなっている。
それを多くの人が当たり前だと思っているから役所の窓口にはそうした登録申請のために公務員がいてそれに税金から給料を払っている。さすがにトラ専門の窓口は無いかもしれないが、そんな程度の細々したことのために役所は太っている。結婚しようがしまいが、誰かと一緒に居ようが居まいがそんな事は勝手だ、すぐそんな仕事止めてくれ、と言ってみたらどうなのだろう。
何を"しないで"くれるか、が今一番重要なのだと思う。
ニュース記事では消費税20%がタイトルになっているが、それは別に怖くない。予想の範囲内だから。
その消費税の前置きとして書かれている言葉、「公的債務残高は「空前の水準」にあり、歳出削減の余地も限られている」と言う、言うまでも無く当たり前の事だけれども、それががさらりと出てきているのが怖い。この報告で世界が"ああ、やっぱりなOECDもちゃんと調査してやっぱりそうだったんだ"と認識したらどうなるか、と思うだけでぞっとする。
こう言う報告や専門家のコメントが出るたびに日本は財政赤字に対して何もできず、沈んでいくのを待つばかりの国になってしまったのだと印象付けることだろう。そして消費税を上げることもせず、景気対策が必要だと言ってさらに借金していたら何もできない国との印象を強め固定化するだけだ。
そして最後は見放される。
こうしたニュース記事のコメントがさらにさらに怖い。
「税金を上げるなら無駄遣いを止めてからにしろ。」が一番多い。
「税金を上げたらその分何してくれるんだ。」と言うのも多い。
こう言うのが本当に怖い。
これは発想がおかしい。
まず、税金を上げて借金を返すことが一番大事なのだ。いつまでも何もできない国、何も決断できない国であってはいくら福祉が良くても何にもならない。
次に、その分何を「してくれるか」ではなくて、何を「しないでくれるか」が正しい。今まで何かさせればさせるほど公務員の数は増えてきた。そして既得権も増えてきた。だから癒着も増えた。ばら撒きも増えた。「公務員を減らせ」とか言いながら、何とかを「充実しろ」何々を「規制しろ」と仕事をどんどん増やせと言う。どう考えても矛盾している。
日本人の生活は、それが本当に個人的な事であっても、法律とか役所や行政にかなり依存している。
例えば結婚。結婚は一夫一婦と法律で決められていて役所に登録することでしか成立しない。トラをペットとして飼いますと登録するのと似たようなもので、そうしないと結婚したとは言えない。姓だって自由に決められない。子供には父親と母親が結婚して生まれてきた事が大前提になっている。どうしてそんな個人的な事を法律や役所に口出しされなけらばならないのかよくわからないままにそうなっている。
それを多くの人が当たり前だと思っているから役所の窓口にはそうした登録申請のために公務員がいてそれに税金から給料を払っている。さすがにトラ専門の窓口は無いかもしれないが、そんな程度の細々したことのために役所は太っている。結婚しようがしまいが、誰かと一緒に居ようが居まいがそんな事は勝手だ、すぐそんな仕事止めてくれ、と言ってみたらどうなのだろう。
何を"しないで"くれるか、が今一番重要なのだと思う。