goo blog サービス終了のお知らせ 

もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

浮ついてまーす

2005-12-30 20:35:06 | いろいろ雑記帖
バーカ!
社説:特急転覆 安全管理で浮ついてないか

皆親切だなあ。こんな記事のここが悪いあそこが変だなんて添削してやってるなんて。私なら一言で済ませるね。「バーカ!」

問題はね、記事の内容じゃなくて、こんなバカ社説を毎日新聞の社員の誰にも止められなかったって事だよ。

だいたい添削なんてしてやる必要ないんだよ。そんなの毎日新聞社内でやってることだから。
この社説を書く人間がいて、その上司とか編集長みたいな人が認めて、校正する人がいて、段組する人がいて、版を作る人がいて、印刷する人がいて、印刷をチェックする人がいて、それから地方版もつくる人達がいて、インターネットに載せる人がいるでしょう。毎日新聞の社員数ってすごい数ですよ。それも全員普通の判断力を持った大人ばかり。この社説が一般人に読まれる前にどれだけチェックされていることか。

つまり毎日新聞ではチェック機能がちゃんと機能していないんだよ。風が吹いてきても誰一人開いてる窓を閉めに行かない会社って事だね。

だったらJR東と同じじゃない?
過去にあそこを通った時に風が強くて「ちょっと危ないんじゃないか?」って思う運転手がいたのにそれを受け止るJR東社員が一人もいなかったのかも。「風速計は警告出してないけど何か変だぞ」「じゃあちょっと点検してみるか」「システムは機能するのかな?」「風速計の位置などに問題は無いかな?」等など、大人がたくさんいるのだから誰かがちょっとだけ何かしていたらだいぶ違ったかもしれないのに。

どうして誰もやらないかって?
サラリーマンだからね。「それって俺の仕事じゃないもんね」「編集長がGO出したんだから良いじゃん」「風速計?それは保線係の仕事だからね。事故も故障も起きてないのに言ったら五月蝿がられるのがオチだよ」「そうそう30年も大丈夫だったんだから」


あなたの会社はどうですか?
私のとこ?それなら自信もって言います。
「うちの会社もそんなです。」

映画「Constantine」-天使にツッコミ入れろ

2005-12-29 23:26:09 | 映画って !
久々に大外れって感じ。

多分製作の人達がこの作品に入り込み過ぎて、つまり大好きになっちゃって、それで自分達だけで消化しちゃったそのカス食わされてる感じだ。

主人公とその周辺にいる人にとっては地獄とか天国とか神や悪魔が普通だけれど、見てるこっちの身にもなってくれよ。そう言う世界観でこの世とか宇宙とかを固定するなら見てる方の疑問もちょっとは解決しながらにして欲しいな。そこまでやってくれるなら乗っても良いんだけれど。

それにしても神とか天使とか悪魔とかの考え方があまりにも卑近で「おまえら人間と同レベルかよ」って突っ込んでやりたくなるね。

(結果:ダメダメ)

映画「世にも不幸せな物語」-もっと不幸にして欲しい

2005-12-29 20:06:43 | 映画って !
悪い事があった場合でも嘆いている暇があったら何かやってみよう。手はあるはず。

ハリーポッターの様に大仕掛けのストーリー展開があるのかと思ってていたらそうじゃなかった。でも、もっともっとすごくて予知できない不幸の連続であって欲しかったな。

こんなのどうだろう。(映画のストーリーじゃありません。)
両親が亡くなって、交通事故に遭いそうになって、行く手に隕石が落下して街は大惨事、どさくさ紛れにスリに遭って財産と呼べるようなものは何も無くなり、路頭に迷っているところを警官に保護されるがそれが悪徳警官で保護施設に入れられたと思ったら実は中国人のやってる違法なシャツ工場で働かされ、工場で起こった暴動に紛れて逃げ出したところを親切な人に拾われた、と思ったらベッドに縛られて腎臓を取られそうになったところを逃げ出して海賊に拾われ、船に乗せられて炊事係にさせられ、時化で船が難破して無人島に流れ着いたら10mもある大トカゲの群に食われそうになり、ようやく丸木舟を作って脱出したらクジラに飲まれ、気が付いたら氷の世界に漂着していて、エスキモーに助けられたけど地面のコケしか食べるものが無く、どうにか歩いて街に戻ってみたら家が悪い親戚に乗っ取られていて、どうにか家に入れてもらったはけれど下働きとして扱われ、自分の部屋と玩具はは親戚の子供のものなっている、みたいな壮大なスケールの不幸だったらもっと良かったのに。世の中のありとあらゆる不幸に遭遇しても、でも幸せなのかもしれないね、ってして欲しかったと思う。

でも独特の雰囲気作りはなかなかですね。

(結果:独特です。)

映画「BRUCE ALMIGHTY」-ボーイスカウト用だけど楽しい

2005-12-28 21:03:16 | 映画って !
アメリカ映画ってこんなコメディ映画にでもちゃーんとメッセージを入れるのですね。さすが!

今回は香港映画「マッスルモンク」を見た後なのでそっちの事が頭にずーっと残っていてこの映画について書く気が起こりません。でもとても良い映画です。

続けて見ると、マッスルの東洋的、仏教的な視点とブルースの西洋的、キリスト教的な視点の対比が面白いです。

(結果:楽しめます。ボーイスカウト用の教育映画みたいに真面目に作っていますね。)

旅情を誘うマシンボイス(電車マニア様へ)

2005-12-28 20:50:42 | いろいろ雑記帖
JR九州の小倉駅に降りると
「こくらぁー、小倉です。ご乗車ありがとうございます。新幹線にお乗換えの方は.....」と淀み無い綺麗な声でアナウンスが流れます。

同じくJR九州の黒崎駅でも
「くろさきぃー、黒崎です。ご乗車ありがとうございます。」と、こちらは博多方面が女性の声、小倉方面が男性の声です。

小倉駅も黒崎駅ももちろん生声じゃなくてよくできた「マシンボイス」です。よくできていますからほとんど人間の声に聞こえるのですが、あまりにも整いすぎた声が逆にマシンボイスを強調してしまいます。でも、乗客にわかり易いと言う点では満点だと思います。


ところで、この「こくらぁー」の「ぁー」や「くろさきぃー」の「ぃー」は何なんでしょう?どうしてマシンボイスに「ぁー」とか「ぃー」とか延ばす音を発音させたのでしょう。

人間が大きな声を発する場合にはどうしても「こくらっ!」「くろさきっ!」等と大声を切るのは難しいと思うので「こくらぁー」になってしまうのは分かるのですけれど、マシンボイスにまで真似させる事も無いと思うのですが。

だって「くろさきぃー」の後の「黒崎です」の方は全然普通に発声していてそちらも同じように明瞭に聞こえているのですから。これが「黒崎、黒崎です」になってしても全然不自然じゃないと想像できますから。


北九州も湯布院への玄関口ですから「こくらぁー」の方が旅情を誘うのかも知れませんね。すんごい細かい事気にしてて、JR九州さんごめん。

映画「大隻人Running on Karma」(マッスルモンク)-手帳のアイデア

2005-12-28 00:56:38 | 映画って !
気に入った手帳が無くて自分で作った事があります。

1ページを10等分に分けるように縦線を書く。
左から7つの行は今週分のスケジュールやメモを書くところ。
次の8つ目の行は今月分の予定を書くところ。
9つ目の行は3ヶ月以内の分の予定を書くところ。
10番目は今年の予定や目標を書くところです。


市販されている普通の手帳では半年後にアクセスしようとすれば半年分だけページを移動します。移動したページには半年後の日付が今現在のページと同じように整然と並んでいます。

でも、今から半年後の予定ですから5月25日午前中などと言うように、今週の予定と同じスケールで考える事はできません。だいたい5月の後半あたりとか、その月の天気が良さそうな週に、程度です。

人間は近くの事がよく見えますが少し先の事は少し見えにくくなって、さらに遠くはぼんやりとしか見えません。手帳も人間の視線に合わせておいた方が便利ですから。


ところで、人間は前世ほどの遠くは見る事ができません。
そして現在の行いがどのような形で未来に業となって影響するかもわかりません。
業の考え方の中では、良いと思ってしている事が後に悪い影響を残す事もあります。悪人を懲らしめると言うたった今の「良き行い」は後世に恨みやさらなる暴力を残すのです。

業と言う考え方に拠らずともこれは現在起こっている世界情勢を見れば同じ事が言えるのではないでしょうか。恨みや暴力の連鎖は世界から絶えることは無いのですから。




ところでこの映画、中国に入った香港でよく公開できたものだと思います。中国本土では公開されたのでしょうか?

人を多く殺した日本兵の業、これは死に値するものですがこの暴力の連鎖を終わらせるには「自らの行いを変えるしかない」としています。近年の中国の政治はそれと全く反対の考え方で突き進んでいますからこの映画は反国家的主張に見えなくもありません。この映画の隠れた主張が中国のみならず多くの人々にわかってもらえると良いのですが。


(結果:後世に悪の連鎖を残さないような行いを手帳に書きましょう。エンターテインメント以外の部分も良い映画だと思います。)

配給会社 宣伝担当 御中
「坊主、マッスルで業を断つ!」は変ですね。マッスルでは業を断つ事ができなかったお話じゃないですか。もう少し注意深く宣伝された方が宜しいかと思います。
(これ、見てないでしょうけど一応言わせていただきます。)


追加
全然関係ないのですが、私はインドネシアの街を歩いているとアンディと間違われます。「いいえ、あれは私の弟です。貧乏だった私の父母が私を日本に養子に出しました。彼には未だ会った事は無いのです。」と説明すると「可哀想に」と言ってくれます。冗談であまり深刻になられると困るのですぐウソをばらしますけれどね。

映画「髪結いの亭主」

2005-12-27 00:16:41 | 映画って !
よくできた家は必ず「内向き」に造られている。

従来からの日本の家は南向きでそこにある庭に向かって大きく開いていた。これは採光などを考えての事であり、また近所とのお付き合いの窓口であった。玄関を通してのフォーマルなお付き合いとは違うコミュニティレベルのカジュアルなそれは縁側を通して行われたのであろう。

現在でもそのやり方は、名残として踏襲されているようだ。マンションの「全戸南向き」が宣伝文句になるのはそのせいだろう。もちろん法的に開口面積は決められているから充分なだけの窓は必要なのだが、省エネルギーのために2重サッシが標準で壁の中に高性能の断熱材を使う現代の住宅構造、密集地に住まなければならない都会の住宅事情、地域との交流にそれほどの時間も労力の割きたくは無い現代人の好みや生活習慣からすれば南向きの大きな窓はちょっと変で時代遅れなように思われる。

デザイナーと呼ばれる方々が設計する最近の家屋は、そのほとんどが南向きでなくて「内向き」であるように思う。
外観は以前の住宅よりずっと素気ない。しかし内部は家族がその建物の中央に向かって暮らす事で視線を合わせるようにデザインされている。例外は書斎のような1人でいるべき部屋やトイレ程度だ。そうする事によって家の中においては、夫婦や家族の関係に重点を置く考え方なのだ。


特に夫婦を考える場合、そこには外から何も入り込む余地の無い密接な関係がある。そこには他人はおろか法でさえも入り込む事のできない世界が形創られる。だから家は「内向き」にすべきなのだと思う。

髪結いの夫婦はそんな内向きな世界(家ではない)に住んでいた。一生を番(つがい)で、小さな穴の中に暮らす小動物のように。


この映画のような状況はかなりシュールなようだが、夫婦と言う状況を経験した人間にとってはそれほどでもない。いや、どうだろう、夫婦のありかたを自分達なりに考えた事のある人にとってはと言い直した方が良いかも知れない。考えもなく結婚してそのあり方について何も考えずにやっている夫婦にとっては髪結いの夫婦はシュール過ぎるか別世界の物語であるかも知れないから。

(結果:まだ結婚を経験していない人に。結婚を抽象的にしか考えられない人に。)

映画「my life without me」(死ぬまでにしたい10のこと)

2005-12-26 00:46:42 | 映画って !
自分の人生をちゃんと考えてみると言う機会は、あまり無いだろう。

なぜなら自分が何時か「死ぬ」と言うのは事実だけれど、切実な問題だとは考えていないから。よく考えてみれば「死ぬ」なんて重大な事件を生きている時間の中で何の切迫感も無く、思ってもみないなんてちょっと不思議な事なのかもしれない。

で、こうしている時間にも死は刻一刻と迫って来るわけだし、何もせずにぼんやりしていたらある時ふいに死んでしまう事だってある。寿命以前に病気や交通事故で死んでしまう人は山ほどいる。自分にそれが当たらないと脳天気に思っているだけだ。

そのくせ宝くじには当たるんじゃないかなんて思っていたりして。宝くじで1億円当たるより交通事故で死んじゃう確率のがどれだけ高い事か。何ておめでたくできているんだろう、人間て。


ところでこの邦題「死ぬまでにしたい...」には、映画を見ると違和感が出てきます。原題「my life without me」(私のいない私の人生)の方が良いと思います。
私がそこにいるはずのところにいない、いられない、でもそこに生き残っている人達の時間が続いていくのを想像する、そんなところがとても印象に残る映画だからです。

(結果:いいかもしれない。邦題は気にしないで見よう。)

お客「殿」ですか?

2005-12-25 07:14:05 | いろいろ雑記帖
ある会社(私の雇い主の)ではお客様に提出する書類の表の必ず「○○殿」と書くのが慣例です。
うーん、恥ずかしい!

私はその書類を受け取ると、(これはたいがいメールに添付されたMS-Office形式の文書です)必ず「殿」を「様」などに置き換えてから提出しています。


ちゃんとした時代劇を見るとお殿様が家来に向かって「佐竹殿」などと「殿」を付けて呼んでいますが「佐竹様」ではありません。家来も殿様はじめ自分より身分の高い人に対しては「畠山様」などと「様」であり「殿」ではありません。

確かドラマ「義経」では義経が最後に平敦盛(だったかな?)を呼ぶ場面では「殿」になっていましたが、あれは形成が源側優位となったからでしょうか。

敬称-Wikipedia

ここには「殿」は私的な場合と公的な場合で使い方が違うように書いてありますね。公的と私的の違いが今ひとつわかりませんけれど、役所が発行する文書は「殿」が多かったようです。お上が下々に対して出す書類だからだったのでしょうか。最近は「様」に変わってきているそうです。

それと「部長殿」も使うって書いてますけど、これはおかしいですね。確かにそう言う使い方する人がいるのは知っていますが。

手紙の書き方

お客様に対して「殿」でもその相手が若い人だったら気付かないかもしれませんけれど、もしその上司の方が目を通したら「何て非常識な会社だ!」って言われそうで私は絶対使いませんね。


ってわけで、お願いだからお客「様」に対して「殿」はやめてくれ~


Office文書のプラグインにスペルチェックはありますが「自動敬称チェック機能」って無いものでしょうか?

映画「Clockwork Orange」(時計仕掛けのオレンジ)-原作を読もう

2005-12-24 16:31:56 | 映画って !
「時計仕掛けのオレンジ」と言うタイトルでは誤解を生みますね。
「時計仕掛け」って日本語で書かれると、オレンジの中に時計部品が組み込まれた機械式時限爆弾のような物を想像してしまいます。

「Clockwork Orange」と言う言葉があるそうなのでそろそろ「時計仕掛け...」は止めたらどうなのでしょう。


しかし原題「Clockwork」でもどう考えたら良いのかニュアンスが難しいですね。
映画をみていると最後に「元にもどったな」と言う台詞がありますが、時計の様にぐるっと回って戻ってくると言うニュアンスがあるのでしょうか。それとも単に複雑なぜんまい仕掛けと言うことでしょうか。

「Clockwork Orange」で調べれば下のようになりますが、この意味がこの映画の影響で言われるようになったのだったらどうしましょう?今は2005年ですから充分にその可能性がありますね。

Clockwork Orange=何を考えているか分からない変人(ロンドンの下町で使用されるスラング)
Clockwork Orange=科学的条件付けによって個性を失った人(英辞郎)


で、この映画って一般人にわかるように作ったものなのでしょうか?
私にはちっともわかりません。これも「2001年宇宙の旅」といっしょで名作と言われながらもまともなレビューになかなか出会う事の無い不思議な作品です。

この映画には原作があって、その原作者が文章でその解説を発表しているのでその時点ですでに難解なんだろうと思われます。70年代の前衛的な作品だったのでしょう。映像にもそんな感じが出ています。前衛的な小説であればもともとそれを読んだだけで分かってもらおうなんて作者は思っていないはずで、もしかしたらキューブリック氏もそれを承知で作ったのかも知れません。どこかにインタビュー記事は残っていないでしょうか?


(結果:そのうち原作の方を読んでみましょうか。)

参考資料
アレックスたちのことばと自由、みたいな。

本当に地球は丸いの?

2005-12-24 12:55:38 | いろいろ雑記帖
地球は丸い...らしい...ですね。
見たことありますか?

ここから見える景色は....
遠くにごつごつした山が見えます。そこまでなだらかな斜面が続いています。左手にはもっこりとした丘があります。右手は平地があって家や工場がたくさんあります。後ろは...入り江があってその向うには島のように見えますが、やはりごつごつした山があります。

どこを見ても丸くありません。


以前、旅行に行って船に乗りました。周りは海しか見えませんでした。ずうっと遠くまで海でした。水平線は一直線で角は無く360度繋がって見えましたから、もしかしたら地球は丸いのかと思いましたが、よく考えてみらた地球が平らでも同じように見える可能性はあります。結局地球が丸いようには見えませんでした。


今までに丸い地球なんて見たことありません。
でもテレビでは丸く青い地球が見えていました。野口さんもそう言ってました。
教科書にも書いてありました。地球儀も丸いです。


皆さんは「地球は丸い」って信じますか。
誰かがウソを言ってるかもしれないって思いませんか。
自分の目で見たことありますか。
触ったことありますか。
だったらどうして信じられるんですか。
「地球が丸い」なんて。

短絡殺人は増えているのか?

2005-12-24 12:33:42 | いろいろ雑記帖
テレビの報道を見ていると「青少年の犯罪が増加している 」とか「凶悪化している」と言う印象が強くあるようです。でもその印象は実態を反映しているのでしょうか?私にはどうもそうは感じられません。

以下は簡単に見られる統計資料等です。
少年による殺人統計(Livedoor Wiki)

関連統計資料(無限回廊)

少年犯罪は増加、凶悪化?(犯罪白書を読んで)(心理学総合案内・こころの散歩道)

どうでしょうか?数字的には増えているとは言えないようです。

1.なぜ「増えている」印象を持つのか。
幸い私は子供の頃(私は40代です)に間近で殺人を見たりはしませんでした。ですからテレビニュースの犯罪に関する報道を自分の近くにある問題とは思っていませんでした。最近になっても自分の近くでの殺人事件(知っている人が殺害された、殺人犯であった等)は経験していません。テレビ等で見る程度です。

子供時代にはそれほど世界に対する視野は広くはありません。だんだんと大人になってくると視界が開けてきて、もちろんニュース報道にも関心が出てくればやはり犯罪のニュースには注目するようになるものです。そうなれば以前よりは現在の方が犯罪が多いように感じるのかも知れません。そんなことは無いでしょうか?

2.報道の問題
マスコミは見られる事を期待する事で成り立っている民間の事業者でありますから報道と言えども聴取率からは逃れられません。被害者や加害者の以前の様子をあらゆる伝を手繰って調べたり、学校時代の小さなエピソード等を織り込んでより衝撃的な事件に見せる事が企業利益に適うやり方です。報道番組と言っても芸能情報を面白おかしく扱うワイドショー的になってきていますから、以前よりは個々の犯罪が印象に残るのかもしれません。

3.テレビゲームとの関連
テレビゲームを多くの子供がするようになりました。その中には他人と戦ったり殺したりと言うものもあり、それを見た大人は少なからずショックを受けます。今の大人が子供のころには無かったか、緑色の点々が動く程度のインベーダーゲームやテニスゲームしか無かったのですから。しかし残念ながらテレビゲームと犯罪の関連情報は見つかりませんでした。今後調べていけば出てくるかも知れませんが、少なくともある特定のテレビゲームが発売された事で犯罪が急増したと言った事実は無いようです。



なぜ「短絡」なのか?

では数字でなく質の問題として人は「簡単に人を殺す(そこまで行かなくても暴力を振るう)」ようになってしまったのでしょうか?結論から先に言いますと、私にはこれも現在は肯定できません。

私の実感からは最近の若者はおとなしいと思います。(データ無、実感だけ)私の頃と比べれば不思議なくらい親とも仲が良いようです。仕事場でも従順すぎる位です。いろいろ自分なりにトライしてみたりするよりも、先輩の持っている正解をいただいて使う方をより好む傾向があるように見えます。

そんな人が突然「キレる」「人を殺す」のでしょうか。確かにその従順さが自己抑圧の結果だとすればそうなる可能性はあるかもしれません。大人が子供に従順を期待すれば子供にとってそのやり方が一番生き易い方法です。でももしそうでない部分、評価されない部分が発生してしまったらどうでしょう。多分、点数の悪かったテスト用紙のように見せないでおく事にするでしょう。親だってそんなもの見たくありませんから。

そんな中でもし犯罪が発生し「短絡」的だと感じたら、「良い子だったのに」「そんな事するような子じゃなかった」と思ったら、それはそう思う私が「見たくないものを見ていなかった」可能性があるのではないでしょうか。「短絡」と印をつけた時点で「思考停止」状態に入ったと言う危険性があるのではないでしょうか。

つまり「事実として短絡」なのではなくて、中身を見ない結果「短絡に見える」と言う可能性が強いのではないかと思うのです。

もちろん、誰にも犯罪者の心の中身まで理解してやる必要も義務もありません。しかし、今後少しでも犯罪の増加や凶悪化を心配したりするのであれば....と思います。

少年から見る少年犯罪



「短絡殺人が増えたのは何で?」を読ませていただいて書いています。

映画「Sideways」(サイドウェイ)-何が残ったのだろう

2005-12-24 08:40:33 | 映画って !
人生の半分を過ごした後に「今の自分に何が残っているのだろう、今までに何を成し遂げる事ができたのだろう」と考える。
人に言えるほどのものは何も無い。暗い面持ちと少し薄くなってきた頭髪。
ワインのように大切に大切に熟成させても人生はそれで必ずしも美味くなるとは限らないのかも。


(結果:処方箋じゃない)

寒い朝に (愛妻に送る)

2005-12-22 12:28:22 | いろいろ雑記帖
妹を思ひ寐(い)の寝らえぬに冬の海にさを船鳴きつ妻思ひかねて

昨夜はとても寒い夜でした。
朝、窓から見える遠くの山は雪化粧、足元も真っ白でした。
遠くから関門海峡を渡る貨物船の汽笛が聞こえてきました。どこから来た船でしょうか。エクアドルからバナナを運んできたものか、それともインドからか。
遠い国の船員さんは妻に手紙を書くのでしょうか。日本で雪を見たよ、真っ白なものが空から落ちて来るよ、とても寒いんだよと。