
仕事を辞めてから2年を超えた。ということで今は何か義務を果たすために時間を使う必要がない。だから本を読むのに急ぐ必要がない。2度ゆっくり読むこともできる。素晴らしい!
とまあ、ほとんどの人にはそれがどう良いのかわからないだろうけれども。
話は変わるが、先日も本を読んでいてふっと気付いた。よく「発想する」のは「思い出す」に似ている、もしくは同じだと言われるが、本を読みながら自分が頭の中でそれを、つまり思い出しているのがわかった。目から入ってくる言葉が頭に達すると頭の中のどこかに記憶されている何かと不意に結び付く。何をどうやっても何を取り入れてもそういうふうにしてきたのだと理解し始めた。
先日、近所に住まわれている料理人親方からまかない料理を分けていただいた。まかないなのでメニューにある料理とは違う。その人はいつも何か料理に細工をする。細工をするのは自身の楽しみでもあり、テストのようなものでもあるそう。
その、いただいた料理にある物が入っていたのだけれど、これはあれかな?それとも・・と味わいながら考えた。あれに似ているが、そんな物が調理場にあるとも思えないしなあ・・・それにこういう使い方をする物ではないよなあ・・・と。食品には違いないが、でもまさか。
こうした発想も、やはり「思い出す」なのだろうと考える。
つまりは以前に経験したこと、見たものなどが今現在の課題と結びつくのだ。以前にはそれは独立した経験だったものが、新しい何かと結びついて生まれ変わる。
すると、いろいろな経験は発想の肥料ということだ。実際に見たり聞いたりやってみたり、それから本や映画なども。
まあ、こんなこと、当たり前なのだろうけれどね。
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