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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

結局、最後は誰かが被らなきゃいけないなら…

2016-08-18 17:36:18 | マレーシアでニャー
今日は1ヶ月ほどしていた心配の種がスッと消えた。
メデタシめでたし。

中国出張に行っていた時に生産用のツールが傷付いてしまい急遽発注する事になった。
もともと予備が必要なのはわかっていて発注するつもりだったのだけれど、
仕様決めの方法がわからず過去のデータを並べて考えていてところだった。

そしてそろそろ発注しようとしていた時に中国行きだったのでアシストに説明して
こう言う風な考え方でこう言う風に線図を描いてそこからこう読みとって計算して、
と小学生にもわかるように丁寧に説明しておいた。

が、イザ、発注となった時に全く無意味なやり方をして仕様を決めて発注していた。
中国でそれを聞いて、発注先にそれを止めてもらい、
中国から帰ってから自分で仕様決めをし、オーダー再開となった。

その物が昨日届いた。
梱包含めて1個で200kgもあるツールが今回は特別に飛行機で運ばれて来た。
そして今朝からテスト。
さてどうなるかと思って見ていると、どうやら思った通りの結果が出ていて安心。

実はこの1ヶ月、どうなるかヒヤヒヤし続けていたのだ。


どうして仕様決めの方法がわからなかったかと言うと、
先に同じ事を何年もやっている日本ではそんな事考えなくても
結果が違えば発注先に調整してもらえる。
もし調整が少しズレていても、日本の高価なマシンはそれをカバーする事ができる。

それに引き換えマレーシアではマレーシアでそれを作っている会社が無い。
したがって返送して調整しようとするともう1個買うのと同じだけのコストがかかってしまう。
しかもそれをするにはかなりの時間がかかる。
マシンも調整の違いをカバーする機能が全く無い。

なので日本には確度の高い仕様で発注する知識が無い。
当然マレーシアで同じ事をやろうとした時に、その部分は空白のまま。
長い間そこがネックになってだいぶ失敗を重ねてきた。

今から考えるとどうしてこんな簡単な事に気付かなかったのかと思いもする。
けれど、気付くにはやはりいろいろやっては考えやっては考えしなければ無理だった。

それがある時、フッと原因と結果を取り違えているのでは、と思った。

日本から教えてもらった計算の仕方は結果を全く適用できない別の物に適用している。
その計算を次の物に適用する合理的な理由が見つからない。
だったら逆にその結果が出る原因を想像すべきだった。
で、それを見つけた。
その原因のパラメータが同じになる同一線上で仕様を決めれば良いはず。

と、あまりに概要過ぎて全然わからないと思うけれど、
それで発注してみた。
結果、思った通り!
やったね!

アシスト、自分の発注を止められた時に、
この計算でやっても合うかどうかわからないと発言していた。
でも、もし間違いでもそれよりは絶対マシなはず。
もしダメでも結局誰かが被らないといけないわけで、
だったら自分でやってみるべきとも思っていた。
だって、他に誰も真剣に考えてやってはいないのだし。
イイカゲにやって運に任せるのは生産と言う活動ですべき事じゃないのだ。


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