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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

砕けて砕けてバラバラな

2017-02-01 14:25:21 | マレーシアでニャー2017
外国の美味しい食べ物情報、なんて言うと
大げさになってしまうし、
後で食べてみたら全然美味くないと言われそうなので、
あえて美味しいものとは言わない。

が、その手の情報が最近少ないこのブログ上で書くと言うところ、
ちょっと察していただきたい。
(日本人的に行間を読むような…)

バングラデシュではどこにも普通にあるお安いお菓子、
チャナチュール。
現地ではパッケージに入っていなくて
おじさんが混ぜて売ってくれるとか。
中味はこんな感じ。

ベビースターラーメンを砕いてしまったところに
ダル(カレーに入っている豆)、揚げたご飯粒、
揚げたピーナッツなどを混ぜて味付けしている。
ちょっと辛い。
でも死ぬほど辛くもない。
ちょっと甘い。
旨味もあり、ほんの少し酸味もあり。
と説明しても感じは掴めないわけだけれど…

何に似ているかと言うと、
やはりベビースターに七味とBBQ味のポテチを混ぜた感じ
としか言いようが無い。
ジャンクフードそのもの。



ところで、なぜこんな粉々に砕けた状態に
チャナチュールはなっているんだろう?

最初は砕けていなかったけれど運んでいるうちにこうなって
それが長い時間の中で定着してしまったのか?
それとも、元はお菓子工場からもらってきた
お菓子のカスで商売していたのがこのスタイルで良い事になったのか?
だいたい、工場できれを作る人はこのために
もっとマトモな形をしている物をわざわざ砕いているのだろうか?
それとも混ぜているうちに砕けるのか?
そもそも袋に入れる前には混ぜていなくて袋には個別に
入れられていたりしないだろうか?
砕いているとしたらどのあたりの砕け方で止めると
ちゃんと管理できているのか?
バングラデシュの人は砕け方にもこだわりがあるのか?



当たって砕けろと言う日本語がある。
マレーシアには多分無いのかと思う。
なぜなら、誰も当たらないから砕けもしない。

さっき現場管理をやっている男にその話をした。
仕事が遅い原因、仕事がたまる原因、いつまで経っても出来ない原因は、
そう、当たらない、砕けないからなのだ。

マレーシアの人はまず考える。
これをやる上で障害はこれだと。
頭の中で。
また大丈夫と思っても誰かがダメだと言うとダメになる。
その時点で全てがストップする。
つまり、何もやってみる前に止まる。
そこから金輪際何も進めようとは考えない。
ダメとわかっているからやらない。
やってダメだと自分のせいになる。

そして忘れるのを待つ。
そんな状態だからいつまで経ってもスキルが身につかない。
やってダメならちょっと工夫して、あれもしてこれもして、
と日本人は考えるがそこまでは絶対に行けない。
1日でできる事が半年かかっても何も進まない。

でも、自分はやっているつもりになっている。
結果が出ないのは自分のせいじゃなく、
機械のせい、他人のせい、技術が無い....そんな理由ばかり言う。

いやいや、そうでなくてお前が失敗も何もしないから学ぶチャンスを
逃しているだけだよ。
1日に何回も失敗してる人はすぐにスキルが身につくけれど、
3ヶ月も前の事をまだ報告書に出来ていないような人は永久に無理だ。
報告書を書くコース?
それはレベルが高すぎる。
その前にダメな報告書を100回書く方が勉強になる。
ダメでも死にはしない。


ちゃんと砕けないとチャナチュールのように
美味くはなれないのだ。


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