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もんく [とある南端港街の住人になった人]

データはそんなに親切じゃありません

先週のマシンテストのデータロガーでとったデータ、やはり良いデータが取れていたと再確認。(こう言うのってさ、誰に言われなくても普通にやれよな、と心の中で...)

さて、データと言ってもロガーと言う機械から出てくるデータは単なる数字の羅列だ。どの数字が何を意味するか、だいたいは書いてあるがここは人間が見分けないといけない。人間がどうにかするまではそれは本当にただの数字でしかない。

さあ、これから何が言えるかちょっとデータ処理してみて...と言いたいところだが、1週間位かかりそうなので自分でやった。やったと言ってもほんの1時間かそこらでできる。データの必要そうなところをいくつか切り出してグラフにしただけだ。必要そうなところと言うのは問題が発生した時点の前後。それに比較対象となるポイント。

その数字の羅列を解像度を考慮してスケールを決めてグラフ化し、他の値と比較できるように置く。何と簡単な!中学生でもできる程度。

それでも見えてくる、見えてくる、マシンが何を見て何を制御して結果どう混乱してしまっているのかが。と言うわけで、午後からこれあたりネタに短いミーティングでも.... 報告は自分たちであげてね、と言う。


そうそう、データと言えば、今作っているサーバーとデータ取得のシステムは、表示するため以外、データは貯めないつもり。これに対して通訳が誤解していて、サーバーと言うのはデータを取って貯めるものだと思っているらしい。

そんなわけないだろ。

今回のロガーのデータだって生で見ると何だかほとんどわからないのだが、今作っているシステムのデータはもっと素っ気ない数字の羅列だ。取っておいて1年後に見ても何もわからないだろう。データは取る人が興味を持って取ってから処理して注釈でも加えないと意味がない。

もちろん10年分取って置くと言うのも世の中にはあるが、この会社の場合必要なのはせいぜい1年かそこらだし、機械が取れないメタ情報とセットにならないとつまらないものになってしまう。機械は今のところそこまで親切じゃない。いや、親切にしたくないのだ。だってそれちゃんと見て考えるのが生産の仕事なわけだし。よく見て考えてるのがわかったらもう少し親切にはしても良いけれど。
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