もんく [とある南端港街の住人になった人]

怒らないで

以前泊まったことのあるSAHID JAYA HOTELに泊まることになった。仕事先に近いところのホテルが満室だったそうだ。

観光で来ているわけれはないのでこんなジャカルタ中心に泊まってもあまり意味が無いなあ。このホテルの近所には食べ物屋、つまり屋台や食堂に類する店が少ないのだ。

仕方ないので以前に行った近所のショッピングモール、CITY WALKまで歩いて行ってその横に出ている店を探す。暗い路地を抜けてから大通りに出てちょっと歩く。10分ほどかかる。

今日はアヒルとニワトリの大きな垂れ幕の内側に開いている屋台で揚げたアヒルを食べる。21000ルピア(210円)。インドネシアの屋台では少し高いメニューだ。もうちょっと普通のメニューだとその半額程度。


このホテルのロビーとレストランだけでWifiが使えるが、基本的にお金を払って飲み食いする人だけらしい。今日はウェルカムドリンクなので無料。さっきジャズの演奏が終わった。高級ホテルでも蚊がいる。こんなに冷房が効いているのに我慢強い蚊だ。



今回インドネシアに来たのは、この何ヶ月かインドネシアの工場といっしょにやっていた仕事を片付けたいため。いろいろな事が片付かないままで次の仕事をやることになってはどうも心持ちが良くない。

海外まで移動してしまうとお金がかかるのであまり歓迎されることではないが、ここはひとつ、と言うことで来てしまった。そういうわけで何かして帰らないといけないのだけれど、探さなくてもネタはあるので大丈夫だろう、たぶん。(と言ってもそんなに自信があるわけではないのです。)


今日、インドネシアの工場のある人と話をした。

やっぱり"日本人はよく怒る"と言っていた。それには同意する。習慣や文化の違いだと解釈しているのだそうだ。

どうしてその人の目がそこに向くかと言うと、インドネシアでは以前も書いたように"怒る"と言うのが一番いけない、モラルに反した事だからだ。

日本人は立場が強くなると怒るのが正当な行いだと思っている。実際、日本ではそれが通用する。親が子に怒る。叱るのでなくてほとんどの場合、怒る。上司は部下に怒る。それを見て特にビックリすることもない。あまりに理不尽だったり度が過ぎなければ普通だ。

ただ、そう言うやり方ってのはインドネシアでもマレーシアでも通じない。一時的には通用しているように見えるがそれでそのずっと後まで上手くいくことは無いだろうと思う。それは彼らの方法論じゃないのだ。


逆に言えば、怒って動く日本人と言うのは子どもっぽいのかも知れない。どうだろう?
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