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もんく [とある南端港街の住人になった人]

1日に3日分の出来事

昨日、マレー鉄道に乗ってイポーに行きたいとキャサリンさんが言うので仕事中のお昼休みに近くの駅集合でチケットを買いに行った。

時刻表によると朝出て帰るのが午後5時半位のと8時半位のしか選べない。5時半だとイポーにいられる時間はほんの3時間。駅から旧市街へ歩いて行ってお昼ご飯食べてちょっと散歩して終わりだろう。8時半帰りのにすると家の猫たちのご飯が心配。だいたいマレーシアの電車って時間通りに来ないし途中で止まったりするのも平気だから時刻表通りに帰れるかどうかわからないし。

こんなんだからそりゃ皆、車乗るよなあ。乗る人が全員沢木耕太郎ってわけじゃないんだからさ、1日のたった数本の列車くらい時刻表通りに走らせてみろKTM!

じゃ、やっぱり止めようかイポー行き。と思ったが、そんな事言ってると一生マレー鉄道なんて乗らない事になりかねないのでアトラクションだろ思って乗ってみるかな、と思い直す。窓口へ行ってチケット買ってしまおう。

窓口には2人、おじさんとおばさん。別々なのか? 最初におじさんが買う。時間かかっている。時間かかっている。時間かかっている。一枚のチケットを買うのに窓口の外と内側の職員とでボソボソ言いながらやり取り。時間かかっている。さらに時間かかっている。

おばさんも待っている。待っている。待っている。10分位待った。こりゃダメだ。このおじさんのが終わってもおばさんまた時間かかるだろう。電車なんてあまり来ないからこう言う状態が成立するんだろう。先進国入りを目指す国がこう言うのを放っておくのか?

あっ、そうだ、最近KTMはインターネットでチケット買えるようになったんだった。フィジカルな世界とギャップが大きい気がするが、しかも駅に来てしまったけど、やってみよう。と、なぜか駅に来たのにネット購入を試す。

ジャジャーン! ダメだ。満席で買えない。なんだよ、元々マレー鉄道でイポー行き、企画倒れだったのか!

と言うわけで、急遽今日の土曜日の企画変更を迫られる。パンダ見に行くか? それも良い。マレーシアの動物園、日本より近くで見られる。が、外国人料金はマレーシア人の2倍だ。しかもパンダ見られるのは1分だけらしいとリタイアメントのおじさんのブログに書いてある。係員が時計見てて追い出されるらしい。

電車来ないのにパンダは正確に1分なのかよ! 2倍の料金払って1分か。2分にはならないのか! よく考えてみると寝てるパンダ1分で十分かもしれない。白と黒だし、寝てるだろうし。

なので、今日の企画は1時間食べ放題しゃぶしゃぶに急遽決定し、行ってみた。

まあ、それなり。1人RM30ほど。東京から来た店だとか。


食べ終わってその近くにある比較的新しいショッピングモールのビルに入る。今まで来た事がなかった。


さすが都会だなとお上りさんしていると、メッセンジャーが入る。また工場で喧嘩だとか。

仕方ないので工場に向かう。1時間高速を飛ばす。キャサリンさんも一緒だ。幸いにも誰も殴ったり殴られてもいなかった。ビデオを見ると大勢で喧嘩を止めようとしているのか、揉み合ってるのかわからない状況だったようだ。が、一応騒ぎは騒ぎだ。しかも他の部署に見られている。

これが1番困る。マレーシア人なんてあまり考えないで誰が誰がと言うので噂が変に拡大して流布され酷い事になる。仕方ない。はい、他人の身体に触れた人手を上げて。5人。その人は月曜の朝8時半始業までに何をしたか、どう思っているか、反省分を書いて人事に提出しなさい。処分は自分で考えて決める事。英語書ける人と管理者は手伝う事。

自分で起こした火は消せるが、他人に起こされたらまず消えない。誰かに言われる前に反省の意を示す事だ。

家へ向かう。が、帰る前にアニマルクリニックに寄って猫ご飯8kgを2袋買う事にした。結構な出費だけれど来月新しい税金、SSTと言うのができたら1割位は高くなるかもしれないので買っておく。高いものは今月中に。


アニマルクリニックのドアを出てすぐ外の車に乗り込みキーをひねる。チチチチ...あれ?チチチチ。チチチチ。あれ?スターターのギヤが噛まない。パネルのLEDはちゃんと点灯するのに。チチチチ、チチチチ。ギヤがパーキングにちゃんと入ってなくて安全機が働いてるのかな?

ちょっと推してみるとギヤのポジションが変えられた。でもチチチチ、チチチチだ。

同じクリニックに猫連れて来た人が、それ、バッテリーだよと言う。えっ!バッテリーってこんなに元気にLED点灯しててバッテリーなの?バッテリーの場合ってスターターがショボショボって回るあれじゃないの?

向かいの修理工場の人が駆けつけてくれて別のバッテリーでジャンパーしてやってみると、かかった。そうなんだ、最近の車ってこうなんだと初めて知る。車買って2年9ヶ月、いつかはあるだろうと思っていたが、今とは。しかもこんな風に出るのか。

そのままガソリンスタンドに行くもバッテリー売ってない。エンジン止めないようにちょっと街場の修理工場へ行く。最初の修理工場には在庫がなかったのだ。助けてくれたのにそんなのでお金もらえないよと。

結局、午後7時ちょっと過ぎ、閉まりかけの修理工場でRM200で交換。手遅れにならず良かった。以前からリタイアメントのおじさんのブログを読んでいるキャサリンさん、自分の忠告を聞かないからこうなると勝ち誇ったように言う。でも、バッテリーって普通、モーター回りにくくなるとか兆候あるよなあ?と心の中でつぶやく。

マレーシアでは1年とか1年半でバッテリーが死ぬのは常識なんだとか。日本での半分らしい。この車、2年半以上持ったのはラッキーなのだとも。純正品で2年半やっとか....日本だと3〜4年と言われてるからやっぱりパーツの質が違うんだろうか? オートバックスの人がそう言ってたなあ。
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