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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

虫眼鏡で見る冒険

2010-11-06 22:33:54 | まさか、マレーシア!
連休の中日にもかかわらず今日は仕事に出なければならなかった。

急に日本からお客さんが来ることになったからだが、幸いにも確認すべきことが確認できたので夕方早々に終わることが出来た。数ヶ月前にふっと思いついたアイデアで作ってみた物が今こうして使えていて誰から見ても大丈夫だと思ってもらえる日が来るとは、思いついたときには考えてもみなかった。あの時に頭の中で計算して指定した0.?mmがほとんど修正なしにそのまま今使えているのも不思議に感じる。

そんな誰も試してみたことの無い物を、お金と労力をかけて作らせるのだから、あの時はほとんど賭けに近い思いだった。確信はなかったのだけれど、答えが必要だったのだ。ダメならまた別のことを考えようと思ってはいたけれど、他に良さそうなアイデアなんて頭には無かった。アイデアがあってもそれをやってみる時間も無かったのだけれど。とりあえず良かった良かった。ラッキーだ。


そうした中で時々思うのは、日本に親会社があると言うのは良くない面もあるなあ、と言うこと。なぜならそちらでやっている方法をマレーシアで真似したり改変したりするのが当たり前に行われていて、それ自体は同じことをするのなら悪いことでもないが応用範囲を超えた場合に新しいアイデアが出せなくなるからだ。誰もが実績のある安全な案を採ろうとするので実績の無いアイデアを自然と遠ざけているように感じられる。

もっと自由にやった方が誰にとっても良いと思うのだけれどなあ。失敗している時間(スタディしている時間)が与えられないのが一番いけないのだろうと感じる。そう思ってみると、マレーシアの人たちは失敗しないように恐々仕事しているように見えなくもない。もっとテキトーにやって楽しんだ方がこうしてラッキーを味わえるチャンスにも巡り合えるのになあ。


ついでに書いておくと、今回の設計はぐにょぐにょした物を溝のちゃんとした位置に遠くからぴょんと飛び込ませると言うもの。そんなのJISのハンドブックのどこを見ても書いていないのでテキトーにやってみるしかない。虫眼鏡か顕微鏡でよく観察しないとそんな冒険しているとは誰も気付かないだろうなあ....!ってわけ。




昼間はとても良い天気だったけれど、夜になって雨が降り出した。今夜も涼しくなるだろう。明日と明後日は休みなのだけれど、どうしようかなあ? やっぱりあれかな...ひきこもり。

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