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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
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チャレンジ

2012-07-08 23:09:58 | 3年目に突入マレーシア
Facebookで紹介されていたある方のブログに書いてあった事。

アメリカで90歳以上の人、1000人に"人生を振り返って後悔していることは何か"とアンケートをとった結果、「人生において、もっとチャレンジすればよかった」が一番多かったとの事。


こんな記事を読むと「ああ、自分も後悔しながら死んでいきたくはないな」と思う。それが一般的な反応じゃないかとも思う。
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・・・



いや、ちょっと待て、ちょっと待て。

チャレンジしないと言う決断したとしたら、それはその時点で自分にとって最善の決断だったのじゃないか? もちろん言い訳もあり、ダラダラもあり。それも含めて最善だとしたらチャレンジしない人生も立派な良い人生と言えなくはないか? なぜかポジティブ、元気、積極性、それらは善でその反対が悪と捉えるような風潮があるが、それは本当にそうなのか?

そのあたりは一歩引いてちゃんと考える余地は無くも無い。ポジティブも良いが他人がそれを良いとするからポジティブを採るのだったらそれがバカな選択にならないとも限らない。



これからもう1つ考えること。

それは「オレもチャレンジして後悔の無い人生にしなければ」と誰もが自分ににつて考えるものだが、果たして次の世代に、子供たちにチャレンジせよと本気で言っているかと言う問題もある。

学校の勉強はちゃんとしなさい、良い大学に入りなさい、大きな会社に入りなさい、安定した職業に就きなさい、お給料は預金して将来のために貯めなさい。いったいこれのどこがチャレンジなのだ?

「オレもチャレンジして後悔の無い人生にしなければ」と思いながら子供には人並みの豊かさを求めなさいと言う。オレは失敗してしまったけれども次の世代にはチャレンジしてしがいのある社会を残していこう、チャレンジの仕方を教えてやろう、チャレンジした者に均等にチャンスが与えられるようにしておいてやろう、とほとんどの人は考えないだろう。


100年経ってまた同じアンケートが行われてきっと同じような結果が出るとしたら、それは「オレもチャレンジして後悔の無い人生にしなければ」などと能天気な事を考えた自分のせいだ。


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