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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
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since Oct. 2004

さまよう「食の安全」

2007-07-23 12:14:04 | 日本脱出
先日『「段ボール肉まん」日本上陸!』と言うふざけた記事を書いていたところ、テレビで中国の食品事情についての報道があった。

その内容は、中国でも日本などへ輸出する加工食品工場はクリーンスーツで作業している。その野菜は自社農園のものだとのこと。中国のスーパーにも有機野菜のコーナーがあって2倍の値段が付けられているそうだ。

そんな物がどんどん社会で地位を拡大していくと、日本でもそうだったように屋台や街の小さな食堂のようなお店、路地に野菜を広げて売っているおばちゃんの店などはだんだんと少なくなっていくかもしれない。それに経済も豊かになって、サラリーマンが増加すれば街の食堂でゆっくり食事なんてしなくなる可能性も高い。もちろんれは随分以前から日本で起こっている事だから、容易に想像できてしまう。


我々日本人が安全とか味など諸々のことを信用して買う食品は、コンビニやスーパーで売っている加工程度の高い食品が多い。我々の母親時代(これはもう30年以上前だが)にはすでにコーヒーはインスタントになり、インスタントラーメンが食卓に上り、バターはマーガリンが普通で、ハンバーグは1個1個パッケージされた冷凍食品だった。そう言う食品を我々はずっと信用してきた。

それから現在までに近所の八百屋は無くなり、豆腐屋にボールを持って買いに行く事も無くなり、食堂みたいなお店もレストランにとって換わった。もちろん屋台なんて観光で九州にでも行かないとお目にかかれなくなっている。スーパーでは綺麗にポリ袋入れられてステッカーも付いた有機野菜が売られるようになった。


ここで改めて「安全な食品とは何?」と問い直した時に、その定義はあいまいだと感じざるを得ない。その有機野菜を育てた土には農薬に汚染された飼料を食べた牛の糞が肥料として使われていないのか、寄生虫は付いていないのか、農薬はどうか。綺麗にパッケージされた加工、半加工食品の原料には得体の知れない物が入っていないか。「土の付いた野菜」は本当に安全なのか?

見た目で判断もできないし、宣伝文句ではなおさら分からない。


結局、コンビニ、スーパー、ファーストフード、ファミレス育ちの我々が選ぶものは何になり、どこに落ち着くのだろうか。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ぴょん)
2007-07-24 19:08:00
本当にわかりませんね。つい、見た眼がきれいで、料理するときの手間が少なそうな(虫がいない、土がついていない)ものを買いたくなってしまいます。家の庭で作っても安全ということはないのだとつい先日きいたばかりです。そういう時代として生きていくしかないのかも…
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せめて (orang-u)
2007-07-24 21:56:12
せめて理性的な判断を心がけたいと思います。
「xxxはダイエットに効く」と言うのと「命に関わる食の安全」が同レベルで論じられる時代ですから。
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