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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

会社=玉ねぎ

2018-10-24 23:45:55 | マレーシアでニャー2018
会社って面白い...変な?ところだと思う。そこにいるだけで人が変になる場とでも言うのが良いか?

会社ってところにいると人は主に2つの人格を持つ事になる。そしてそれをその場に応じてていつも切り替えて使う。コロコロ変わる。面白い位に変わるけれど、それを誰も変だとも思わないのが変なのだ。


よくあるのが部下に何か言う時。例えば命令する時。その時は彼は会社の代表になる。おまえ、いつからそんなに偉くなったんだい!?

自分の給料とか待遇を気にする時は会社は敵対関係になる。自分は巨人に立ち向かう小人だ。

前記の部下に命令するような時には何か言われると規則とか規範とか道理とか適当な理由を持ち出すが、後者の場合は情が出てくる。ご都合主義、風見鶏と言われても仕方ないような変り身速さだ。会社ってのは人をそんな風に狂わせる場なのだと思う。


結果、会社って言うのはほとんどの場合、個人と対立するものとしてあるのが多い。簡単に言うと、どうあっても、余程の理念でも無ければ会社は人を大切にはしない。そして多くの場合幸福にもしない。もちろん、そうじゃない会社ってのもあるにはある。けれど、注意してかからないと会社はだいたいそんな感じのものになってしまう気がする。

今いるこの会社も例外ではないと感じている。作業員に偉そうに振る舞うおっさんだって視点を変えて見てみれば単なる頭数の1人に過ぎない。会社ってものの大元の芯みたいな部分は本当は実態が無いもので言うなれば皮ばかりの玉ねぎ的ものだったりする。会社って不思議なものだ。

考えるだけ無駄って事が多い

2018-10-22 23:48:05 | マレーシアでニャー2018
考えると言う行為は良い事のように聞こえるけれども、実際はそれ自体が無駄だったり、もっと言えば逃げだったりすると言うのが本当だろう。

そのネガティブな方向でマレーシア人ってのは良く考える。ひたすら考える。考えて考えて出てくる答えは「困難」が定番。考えた結果、難しい。またはできないとなる。じゃ、一体何の為に考えたの? 簡単に言うと、やらなくて良い方法を探す為。やって失敗して批判されない為、なのだ。

最初の大学へ行ってたとき、ある先生が言った。コンピュータは何してるのだと思う? 「…計算かな、普通に考えて」 いやいや、そんな事じゃない。電気のエネルギーを熱に換えているんだ。コンピュータは動かないだろ?、何も仕事らしい事しないだろ。つまり、電気を食って浪費してるってわけだ。

おー、そんな事考えてもみなかった。コンピュータって何か立派な事やってるかと思ってた。でも良く考えればその通り。電気食ってデンと座ってて何もしてない。

話は逸れちゃったけど、人間も時々それと同じ事になっている。


だいたい考えたって答えなんか出てくるわけがない。なぜなら、もともと考えている事に関して知っている事なんて少ないのだ。知識が無い事について考えて何がわかる? わかるわけが無い。考えるだけ時間の無駄だ。ダメ人に限って考えて時間延ばしして結局何もしない。そんなもの。

Royal Selangor は買う物が無い

2018-10-20 23:20:53 | マレーシアでニャー2018
朝からスラヤン温泉へ行く。


相変わらず湯が熱い。持って行ったバケツに湯を汲んで10分経ってもまだ足を突っ込んでいられないほど。何で火山も地震も無いこのマレー半島でこんな熱い湯が出るんだろう? 不思議だ。世界の他の国でもそう言う場所ってのはあるんだろうか?

この後、ロイヤル・スランゴール・ビジターセンターに向かう。マレーシア、もう10年近いと言うのに、しかも家からそれほど遠いわけでも無いのに、何と、今日初めての訪問。

いつか行くかも知れないなとは思いつつ、行ってなかった。

ロイヤル・スランゴールと言うと、昔このKL周辺で穴掘って採掘していた錫 (スズ) でできた置物とかティーポットとか、そう言う物。空港でもKL街中でもお土産物として売られている、あの、鈍い輝きを放つ金属製のあれ。

マレーシアの名物らしいとは知っている。だってガイドブックなんかに書いてある。

が、その何が良いのかは....サッパリ。

金属製のティーポット。冷めるじゃん。重いじゃん。デザイン? 実用性あるの? 単なる置物?

置物。どう言う家に置くと合うの? ステンレスじゃダメなの? アルミとかは?

と言うわけで、右の脳みそでも左の脳みそでも全く理解不能。なので、キャサリンさんに以前から行ってみようと言われてはいたけれども、全く行く気なし。

だったが、とうとう負けて行く事にした。


入り口でセルフツアーってお願いして日本語で解説が流れるヘッドセットを受け取る。スロープを上がって行くとマレーシアでのピューター製品の生産の歴史がわかる。

おっ、ロイヤル・スランゴールって全くの私企業だったのね! そんな事から知らなかった。政府が産業育成でお金出してる会社かと思ってた。だってロイヤルだし、地名のスランゴールだし。しかも大陸から来た中国人が作った会社じゃないの! と、新鮮な驚き。

で、ヘッドセット言うに、昔は動物の形の錫がお金として使われていたとか。その実物大のレプリカを展示してます、と。

ウソだろ! こんなデカいワニ作ってどうやって米とか魚とか買いに行けるんだ! いや、待てよ、太平洋の真ん中の何とかと言う島では持ち歩きできないほど大きな石のお金を使ってたと言うのがあったはず。もしかして昔のマレーシアでもお金は持って歩くものじゃ無かったかもしれぬ。

と、真面目に考え始めたその時...

なーんだ、これかい! ガックリ.. でもまあ、ポケットに入れて尻尾が折れたら価値としてはどうなんだろうとも思ったりする。

それにしても紛らわしい!



さらに進むとヘッドセット言うに、世界最大のピューター工場とか。えっ、ビジターセンターってのは本拠地工場じゃなくてお客さんに見せ易い場所の置いたショールームじゃ無かったの?! これ工場そのものだったのか!

よく考えたら、ヨーロッパとかでは工場って言っても職人さんがテーブルの上でほとんどの作業をして作っているようなものだから工場って言葉から想像するようなデッカい建屋ってそうあるものじゃないんだろう。そう言うのと比較すれば確かにここは工程毎に分業してる工場ってわけで、世界最大ってのもウソじゃないんだろう。

業界のスケール感がわからなかったから驚いただけなのだった。


そして、最後にちゃんとあるお土産屋さんだけれど、いくら見てもやっぱり買いたい物って1個も無い。もちろん安い物ではないので経済的に買えないと言うのもあるわけだけど。



うーん、ここに何があったら自分が欲しいと思うだろうか? ピューターで作ったiPadケース、ピューターで作った猫の首輪、ピューターで作った蚊取り線香立て、ピューターで作ったリフィルノート、ピューターで作った....とても思いつかない...

と言う事で、今日は終わり。

仕事を変えるつもり

2018-10-19 23:14:31 | マレーシアでニャー2018
工場が、来年からちょっと忙しくなる。これは前からわかっていた事。なので、日本の親会社側は誰か1人駐在を置くと言っていたのだけれどなかなか決まらなかった。一線で仕事をしている人間はある程度いるにしても海外に数年いなきゃならないとなるとそれらしき人材は多く無いのだろう。

それともう1つはマレーシアがビザを与えるだけの外見上のスペックを満たさなければならないと言うのもある。日本側も経験豊富であってもやっぱり工場なのだ。

が、その人がとうとう決まったとの連絡があった。


そこで、その人をどう言うポジションで迎え入れるかと相談された。これはもう、答えは決まっている、自分の中では。今の自分のポジションを引き継いでもらう。そっくりそのまま。デパートメント・ヘッドね。

つまり、自分はここで引き下がる。横からアドバスするような立場に変わると言う事。

理由の1つは、来年でマレーシア10年になるために、もしかするとビザが下りない可能性もあると言う事。だからその前に引き継いでもらう。そして今後仕事の量は多くなりこそすれ少なくはならないだろうから、日本側はどうにかして順次誰かを送り込むだろう。そうなれば、本体側にマレーシアでマネージメントするスキルは持っておかないと継続できない。

自分はあくまでも傭兵に過ぎないのである。

2つ目の理由は、今のままの仕事を続けていると忙しすぎて自分の好きな事がなかなかできないと言うのがあって、できればそちらに仕事を移行したい。去年からArduinoをいじり出しているけれど、じっくりバグ取りしている時間が無いのが現状。1年で完成させたプロジェクトは数個にとどまっている。

本当はもっといろいろマシンに組み込みたいし、組み込まなければならないのだ。趣味と実益を兼ねて。それと自分のスキルアップも。と言うわけで、そそくさと準備に取り掛かっていると言うわけ。

来年が楽しみ。

決着つけに税務署へ

2018-10-18 22:15:03 | マレーシアでニャー2018
シャーアラムの税務署へ行ってきた。

何度も書いているが、去年の還付が全然来ない件でとうとう本拠地、シャーアラム税務署へ乗り込んでみた。去年行った時はこんなの3年に1度の恒例行事だから来年は無いよと窓口で言われていた。が、結局今年もだった。一体何てこと!

マレーシアの納税はインターネット経由でで簡単に出来るが、それは申請だけで中身はしっかり100%人間系で行われている。なのでホントにマレーシアらしく、面倒な事はいつまでも放って置くと言う事になっているよう。

メールアドレス登録してあるんだから疑問があればメールチョコっと書いて送れば良いようなものを、納税者が還付が無いと騒ぎ出すまで自分からは何もしない事にしているらしい。日本人的にはそんな事で良いようには思えないが。逆に納税番号があるのに申告しない人にはどうするんだろう? やはり同じように放って置くのだろうか? だとすれば正直者がバカを見るになるはず。(真相は知らない。)


まあ、日本人の申請ってのは彼らにとってちょっとやっかいだろう。今日も言われたのが、年金の事。日本で払い込んでいる国民年金、これは控除対象になるのだけれど、証拠の支払い伝票は日本語でしか書かれていない。一応口頭でこれは何年かしたら戻ってくるあれ?と確認された。そうそう、65歳になったら戻ってくるやつで、日本政府がやってるの、と説明。ポリシーはある?、と聞かれるも、そりゃ契約書だけど、日本政府のだから無いよと。

日本政府も年金の支払い伝票がマレーシアなんかで使われるとは想定していないんだろうけれど、1行でも英語表記で年金だよと書いておいてくれればもっと簡単なのに。それと、平成年号の下に小さくでも西暦を書いておけば良いのに。

多分世界のいくつもの国で国民年金が控除対象になる国ってあるんじゃないかなと想像するけど、日本の行政はそう言うとこ鈍感で気付かないんだろう。これから外国人が多く入ってきた時に国内でだって年金の事を英語その他外国語で説明する事になるだろうに。


マレーシアではインターネット代、スポーツ用品代に加えて書籍代も控除になる。日本のブックオフで買った中古本も控除になるのだけれど、ブックオフは便利。なぜなら、ブックオフのレシートにはちゃんと大きくアルファベットでBookと書いてあるから、日本以外の人が見てもそれが本代だとすぐわかる。有り難い。

ま、それはそれとして、税務署、面倒臭いのである。早いとこ審査をAIか何かに任せてもっとスピーディになる事を希望する。とりあえずメール位は書いて送ってくれると良いのだけれど。

プログラミング志向で

2018-10-17 23:59:59 | マレーシアでニャー2018
昨日、引退と書いたのだけれど、そう思い始めるとやはり考えるのは何か後に残すと言うような未練がましい事じゃなくて、持続性だ。

持続性と言うのは固定されたやり方とか物のではなく、将来何がどう変化しても乗り切っていける、変化しながらでも続けられると言う意味。それをちょっと今までより意識しようと思った。

ところが、人と言うものは、特にマレーシア人なんかは、自分のやり方を維持するような方向を目指してしまう。それが良い悪いではなくて、どちらかと言うと自分のポジションを維持するように。工場ではマレーシア人の下に外国人労働者のような構成になってしまうので、自分は命令する人になる。これはいつも言っている事だけれど、つまり命令すると言う仕事を維持するように働いてしまう。

命令すると言う事は命令する必要がいつも無ければいけないわけで、不具合や不正が維持されると言う意味になる。こう言う固定化は本当にまずい。そして意味が無い、くだらない。でも本人はそれが心の底では喜びなわけだから自分自身では気付け無い。

例としては、毎日ここが汚れたままになっているから掃除せよ、と言うような事。こうした事はネタが尽きる事が無い。100年でも毎日出来る。なぜなら、今日、ここが汚れているから掃除せよと命令する。作業員は命令に従う。命令された場所だけ一所懸命掃除する。その間に別の場所が汚れる。なぜかと言うと、命令されると命令には従うが、命令のターゲットから逸れた場所は掃除しないから。だから100年でもできる。

全体としては一向に向上しない。毎日忙しいだけでほとんどやってる事に意味が無い。が、そう言う事に本人は気付かない。


それで、こうした事への対策を考えなければいけない。

思い付いたのは、仕事をプログラミングにしてしまう事。簡単な機械的に行う毎日の仕事を全部表に書き出す。朝来たら何があってもあの順番にやる事にする。作業員の仕事も管理人も同じ。

個々の工程でも作業標準はあるにしても、それを分かりやすく書いておいたとしても細かい事もあるし、もともと文書を読む習慣が無かったりして難しい事もある。なのでもう少し網羅的に最低限のマニュアルを別に用意して機械的に繰り返せるようにイメージとして把握させるとか、管理人にも全体を眺めながらポイントを押さえるようにする。

それと、仕事の割当を競合しないようにシェアさせてその全体も見えるようにする。場合によってはその割当ても簡単に入れ替え出来るようにしておく。レゴブロックの原理。

レゴブロックが用意してあれば、後は自分たちで組合せは変えられる。一度やり方がわかれば後は自分で組み直しが出来る。配分に漏れが無いようにすれば良いし、重複にも気を付ければ良い。

言葉で書くととてもわかりにくいけれど...

マレーシア10年、引退を考える

2018-10-16 22:59:25 | マレーシアでニャー2018
今年マレーシアは政権が変わってビザ制度にも変動がありそうな気配。

まず聞こえて来たのは外国人労働者ビザで10年を超える者に対してのもの。これは肉体労働者の事。認めるとは言いつつ、人頭税の多くが労働者本人に課されるとの事で、実質締め出しじゃないかと思う。(ちょっと前は全額本人負担ではあったのだが。)

そして、つい先日はリタイアメントビザ、MM2Hの発行がホールドされているとか。これはビザ制度でなくて省庁再編の余波らしいけれど、実際にはまだ不明。

さて、自分の場合はワークパミットの一定以上の条件を満たしている人ビザ。大学出てて給与額はある程度多目で契約していると言うやつ。が、これも以前から言われているのは、同じ職種でずっとやってると段々とビザもらえなくなって来るらしい。

自分の場合は最初3年間日系企業でそこが潰れてから半年だけマレーシア企業。その後今の日系企業。ビザ無しでマレーシアに入って今までで9年半程度。そろそろ10年になるけれど、マレーシアが欲しいハイテク系ではないのでもしかして厳しくなるかもしれない。

そうしたわけで、今のビザが1年後に更新できなくなる事も視野に入れておかないといけない。突然ダメと言われてビザ切れ、出国と言うのはちょっと無理だし。うちには飛行機の予約や検疫が必要なキナコとつぶあん(猫)がいるのだ。


なので、ビザもそうだけれど、仕事の方もそれに向けて準備し始めている。自分がいなくても何とかなるように。いつも言うように、自分で判断し決定して動いた後に誰かに批判されるのを極度に恐れるマレーシアなので、何かにつけて許可を得ようとするのが多い。

死にゃしないから自分で決めろと言うのを訓練しないといけない。また、他の部署と喧嘩位せよと言うのもある。一方で、一部の仕事はルーチンワーク化して簡易に繰り返せるようにすると言うのもミックスする。そうすれば、何も問題無ければ朝10時頃までには1日の仕事の80%は終わらせる事が出来るはず。

こう言う事が出来るようになったのは、以前のダメダメちょっと若いマレー人管理人を辞めさせて新たにちょっと社会人経験がある同じくマレー人管理人を入れたから。そして最近は女性事務担当も入れてちょっとだけ充実してきた。と言ってもまだまだ彼らには当事者意識が希薄な面があるので道のりは長いかもしれないが。

まあ、他にもちょっと準備している事があるが、それはまた別の記事にと言うことで。

他人の言葉は免罪符

2018-10-15 23:26:23 | マレーシアでニャー2018
先週コンプレッサーの後に付いている除湿機が機能していないんじゃないかと思った。

なぜなら空気のラインから水が出てくるから。簡単な事だ。コンプレッサーは先々週に移動されたのだけど、その時に除湿機の前にあった空気を貯めるタンクを除湿機の後に移動させた。なぜなら配管が少し長くて先に行くと空気が足りなくなるから。

で、まあ、タンクは無事除湿機の後に置かれた。が、それから空気のラインから水が出るようになってしまった。あれ、失敗したか? コンプレッサーと除湿機が直結になったので除湿機に入る空気の温度が上がった。除湿機は冷凍庫みたいなものなので入って来る温度が上がると除湿しにくくなりそうだ。

そこで仕様を調べる。が、空気の流量が多め以外は問題なさそう。

気付いたのは、除湿機の出口側のパイプの温度が入り側とあまり変わらない事。除湿機の中身は冷凍庫だから出口の温度は低くなっているはずなのに、なっていない。前はこうじゃなかったはず。

なのでメンテ担当エンジニアに業者を呼ぶように言う。エンジニア曰く、移動した時に業者は入り温度が上がったからこんなものだと言って帰って行ったと言う。ああ、こいつ、除湿機の原理わかってないなと思ったので、それでも呼ぶように言っておいた。シブシブ...

なので、今朝、業者が来た。空気の流量が多いからだと言う。機械を外観しか見ていない段階で結論付けている。いかにもマレーシアらしい対応。そこでネジを4つ外して側面パネルを開ける。

冷たいはずのパイプが冷たくない!

と言うわけで、やっぱり壊れていたと判明。まあ、そりゃそうだろ。


マレーシアの場合、誰々がxxxと言ったと言うのは免罪符的なもの いなるので困る。思考停止の意図がアリアリだ。こう言う場合、強制的にでも何か言ってやらせないと未来永劫壊れた機械に電気食わせながらやらないといけないってわけだ。うーん...

税金をちょろまかして買った船を見に行く

2018-10-13 23:27:15 | マレーシアでニャー2018
マレーシアではこの5月に選挙で史上初の政権交代となったわけだけれども、どうも前政権の人達、税金を使い込んでいたらしい。

以前からその噂は絶えず、FBIも内偵を進めていたとニュースでは言っている。(外国の機関が調査していても現政権の事だと話の持って行き所が無いと思うのだけれど、どうなんだろう? 脅しの材料にでもするのだろうか?)

ナジブ氏はもともと家がお金持ちだから税金を持っていったのか、自分のお金かがわかりにくい。なので自家用飛行機を買ったとしても、夫人が高価な宝石を山ほど買っていても、それ、税金使っただろう!、とはなかなか言いにくい。

今回政権が代わったのでやっと厳しく調査が行われるようになったわけだ。その隠し財産の一つがこの豪華な船だとか。何でもお隣インドネシアのバリに停泊させて隠していたそうだ。バリならこんなのが停泊していてもあまり不自然でもない。



Star新聞によるとKLの西にあるKlang港に回収されていると書いてある。なのでちょっと見に行く事にした。

が、結果から言うと、遠くからチラリと見えただけだった。


良くクルーズ船が停泊するターミナルにあったが、私有地のためその近くには入れず、ヤシの葉の裏に見え隠れする最上部でそれとわかった。仕方ない。


ところで、政治家とは何がしたくて政治家になるんだろう?、と思うわけだけれど、こうして税金を平気でちょろまかして豪華私物を買ってしまうのを目の当たりにすると、まあ、そうだよな、と納得しないではない。

日本は最近税金そのものを使い込みすると言うのは少なくなっているように見えるが、合法的迂回路はあるだろうし。全部が全部金目当てに政治やってるとは言わないが、誰も彼もが選挙の時になるとキレイごとは言う。でも、結果はどう見ても大した事は無いし、明らかに言ってる事とやってる事が違う人だっている。って事は、ほとんどの人が平気で嘘言ってるって事になるかも知れない。

例えば議員さんでも不倫をしていたりする。その場合、コソコソしたり謝ったり。不倫が良いとか悪いとかって問題は置いといて、結局自分の欲望はそこなるって事なわけだよね? それでコソコソしちゃうって事は裏と表ってのが実際にあるって意味でもある。

もしそこで、私は今の婚姻制度、おかしいと思ってます。皆さんはこれを不倫と言うかもしれませんが、そうじゃありません。婚姻制度や戸籍の制度を変えるために政治やってますとでも言えば、賛成反対は別として、表裏無しにやっているとわかる。現実にはそんな人は皆無なのだ。

例えば、自分はセメント業界の代表として立候補してます。箱物行政を皆さん批判しますが、そんなの知りません。私の使命は税金で建物なり道路なりたくさん作ってセメント業界が儲かる事です、と言えばまだわかりやすい。でもそんな事は口が避けても言わない。

ってわけで、日本の政治は分かりにくい。まだマレーシアの方がちょっとはわかりやすい。飛行機欲しいし貴金属欲しい、高級車もデカい家も、みたいな。中身は同じなんだけど。

ギプスが取れた

2018-10-12 23:45:56 | マレーシアでニャー2018
3週間前から足を炒めて食べていた...んじゃ無くて、足を痛めていたキャサリンさんのギプスが今日取れた。

3週間、たった3週間、されど3週間。長かった....
と言うのは、3週間、足の膝下から爪先のちょっと手前まで、風呂に入れなかった事により、開いた時の臭さと言ったらドリアンやクサヤなどまだカワイイと思えるほど。こりゃ、仕方ない。優先事項が足首を横方向に動かさないだったのだから。風呂なんて悠長な事言ってはいられない。臭かろうが何だろうが動かしちゃいけないのだ。

なので治療室を一時的に出てトイレへ行って手洗い液体石鹸を使わせてもらって洗った、洗った、3度か4度。

でもまあ、良く頑張った。家から一歩も出られない生活を3週間。隣はAEONモールだって言うのに涼みにも行けず、牛乳も買えず、お菓子も買えず。フラストレーションは溜まりまくった事だろう。歳とって身体が自由にならなくなった時の予行練習のようなものだ。あっちはもっと長いだろうけれど。

うーん、でも、将来、早かろうが遅かろうが、誰にも順番で訪れる事なのだよなあ。


そう思えば、足が臭い位の事、何でもない。臭くて他人が3m以内に近づけない位、普段表情の無い猫が鼻にシワ寄せて去っていく位、キムチを食べて3時間以上口臭が臭いのを忘れる位、海岸に得体の知れない巨大生物の腐乱死体が打ち上げられたかと思うほど臭い位、全く何でもない事なのだ。

とりあえず、良く頑張りました。
気絶...... 寝る。


(追加)
3週間と書いたのは間違い。4週間だった。途中で自分が日本に行っていたから延びたのだった。

そろそろグレードアップしてもらう

2018-10-10 23:59:59 | マレーシアでニャー2018
現場管理人はマレー人なんだけれど、そろそろ慣れてきたのでグレードアップしてもらおうと思っている。

いつも書くように現場の管理を任されるとほとんどのマレーシア人は人に命令するのが仕事になってしまう。命令はするが結果は出ない。結果を回収しない。回収しないとどうなるかと言うと、命令される方はそれがわかるので命令だけ聞いて実行しない、放っておくという状態になる。

こう言うのはマレーシアにはどこでもあって、以前にちょっといたマレーシアで一番の利益を出していると言われる有名大企業など正にそれだった。現場管理をやっているチャイニーズは毎朝怒るのが仕事になっている。もちろんそれが仕事になるのは怒るネタが毎日あるからだ。シジフォスの労働的な毎日を過ごす事になるのだけれど、彼らはそれが仕事だと思っているから苦労ともバカらしいとも感じないらしい。

と、余談はそれくらいにして、グレードアップの話だ。

要は、毎日繰り返すバカみたいな命令の習慣を止める必要があると言う事だ。それに必要なのは仕事をコンピュータのプログラミングだと思ってやる事に尽きる。

工場の生産活動など、所詮は繰り返し仕事。だとすればやる事の種類は類型化できるに決まっている。1分のサイクルの工程もあれば、1時間のものもある。それにしても繰り返しには違いない。また、週の初めの日の作業であれば1週間サイクルの仕事と言う事にもなる。

そう考えると、管理人の仕事は逐次命令して回る事じゃない。プログラミングの方が近い。命令などしなければならないとしたら根本解決を怠っていると言う事でもあるし、夜勤は何もしないのか?、と言う事にもなる。

ま、簡単に言うと、仕事をパターンとして捉えてパターンが成立するように準備するのである。

まずはマニュアル、チェクシート、音、光、貼紙、画面表示、管理人の定期または不定期なチェックを組み合わせる。パチンコの釘みたいな物を各所に配置して全部穴に入れるイメージか?


と言うわけで、今日はそのレクチャー第一回目。どうなります事やら。

出入りのパソコン業者が低レベルで困った

2018-10-09 23:43:05 | マレーシアでニャー2018
先週、自分が休んでいる間に工場のネットワークがインターネットにつながらなくなったそう。それでいつも来ている出入りのパソコン屋を呼んで調査させたらしい。

それは良い。

が、大間抜けなその業者、wifiのアクセスポイントをリセットして回りやがった。SSIDもパスワードも全部変えていた。人の操作するパソコンはまだ設定変えれば良いだけだから良いが、マシンに繋がったPCは困る。外敵から守るために何も書き換えできないようにしてあるからだ。

それと同じネットワークに乗っているネットワークカメラも使えない。


で、障害の原因は何だったかと言うと、誰かがQC検査室に取り付けたルータの設定だったそうだ。最初障害の話を聞いた時に想像した通りだった。多分メンテチームのバカがマニュアルも読まずに取り付けてしまったのだろう。その結果デフォルトゲートウェイが2つになってしまったとか、元のゲートウェイと同じIPアドレスが設定されていたとか、そんな事に違いない。

分からずに買ってきて取り付ける方もアホだが、そのためにアクセスポイントを1個1個リセットして回る方も相当アホだ。LANケーブルを抜いてみるか電源スイッチをOFFにすれば良いだけなのに。

そんなアホ業者にサーバーの設定させているかと思うと何と低レベルな管理をしているんだろうと...こっちまでアホらしくなってくる。

その業者から会社はパソコンや関連機器をいつも買っている。(ネット通販で買うのは自分だけ。) そしてアンチVirusソフトなんかもやらせている。ちょっと前にもAVGを全部に入れに来た。工場に入れた小型PCにも勝手に入れて行った。もちろんすぐ削除してマイクロソフト製に交換させたけれど。

先日、ドキュメント管理向けにオールインワンPCの購入依頼を出しておいたらやはりその業者から買うと言う。そしてその業者曰く、Windows10のホームバージョンなので業務には使えないとかもっともらしい事を回答してきたとか。

なので、別にライセンス違反ではないので気にせず買ってくれと言って買った。業務に向いてないって言ってもさ、特にサーバーと連動するような機能は使わないし、サーバー側にそんな設定はしていない。しかも、放っておけば誰もPCのメンテすらしないのだ。素人がポチポチ入力したりするだけの事。プロバージョン等買っても意味が無いし、むしろ危険だ。何も設定できない方が余程マシ。

と言うわけで、その業者と取引止めてくれ、と関係者にメール出してみた。面倒臭いだけなのだ。

道に落ちてた子猫

2018-10-08 23:09:55 | マレーシアでニャー2018
1週間ぶりの通勤。

車に乗って走る。走る。走る。ずーっと走る。もうすぐ仕事場と言うところで交差点に差し掛かる。交差点100mほど手間から少し渋滞でノロノロ。

あれ?前方の車の動きが怪しい。何やらある1点でヨロヨロしている。道に穴でも開いているのか? ずっと近付いて行くとわかった。子猫だ。

1ヶ月位の子猫が2車線あるうちの中央側の車線の真ん中に這いつくばっている。ニャーニャーと大きな声で叫んでいる。まだヨチヨチ歩きなので車はたやすく避ける。避けると言うより跨いで通る。踏まないように上手く車の中央に猫が来るように走っている。

おぉ、今はどうにか轢かれずに済んでいるが、きっといつか轢かれるだろう。

反射的に車を左に寄せてハザードランプを点滅させる。ドアを開けて後ろの車に合図して止めた。もう子猫は左車線に入って来ていた。走り寄って首筋を掴んで車に戻った。

点検、点検。

ああ良かった。どこにも傷は無い。骨折なども無い。良く見ると毛並みが良い。少し長毛気味の黒っぽいトラだった。

助手席の床に子猫離す。バリバリバリ。あっ、子猫、ダッシュボードの中に入って行く。おい、待て待て!、そこに入るんじゃ無い。が、時すでに遅し。下から覗いてももう見えない。仕方ない。このまま出勤しよう。


で、結局昼過ぎまでダッシュボードの中にいた。移動して移動して結局最後はグローブボックスの中に入ったところを捕まった。


想像するに、親に車のどこかの隙間に隠されたのだろう。そのまま車に走られて交差点の近くでポトリと落とされたのじゃないだろうか? 猫にしてみれば珍しい話ではないけれども。轢かれないで良かった良かった。親とは生き別れになてってしまったけれど、マレー人の家に引き取られる事になったから今後のご飯には困らないだろう。せめて長生きしてほしい。

帰国

2018-10-07 23:27:39 | マレーシアでニャー2018
今、帰国と書いて、ふっと思った。読む人はどっちに取るんだろう?、と。

まあ、良いか。この場合の帰国って言うのはマレーシアから日本じゃなくて、日本からマレーシアなのだ。だって日本には住所無いし。(マレーシアにいる中華系住民の事をチャイニーズマレーシアンと言うか、マレーシアンチャイニーズと呼ぶかって問題にちょっと似てる。)

1週間、日本に行っていた。運転免許の更新がメインで、それに歯医者さん、銀行の用を同時に済ませて来た。いろいろあるので、短くちょっとづつ書いておく。


運転免許の更新
警察のサイトで調べたら、日本に住所が無い人は一時滞在先の住所で更新する。その際、その住所に住んでいる人に確かにその人はうちにいるよと証明するレターを書いてもらって、その人の住民票とともに提出となっていた。

が、新事実判明。ちゃんと免許の期限切れ前に更新できて、更新ハガキ持って行ければ証明してもらう必要はないとの事。なーんだ。


歯医者さん
一度歯医者さんにかかると何回も行かないといけないのだけれど、お友達に紹介してもらって1回で済ませていただいた。健康保険が無いので自費治療のようになるのだそれは自由にお医者さん側で値段決められるって意味。交渉も少しは可能なのだった。(今回は無理言って1日やってもらっったのでもっと高くしてと言ってしまった。普通逆か?)


ホテル
どのホテルか言いたいけど言わない。安くてキレイでスタッフが良くて....今風と言うか、一番近いのがバンコクあたりにあるバックパッカーが泊まるレストラン奥にあるホテルみたいなのだけれど、そのピカピカキレイ版。物価高いけれど外国人来るだろうなあと思う。


銀行口座解約
以前Citiバンクに口座を開設していたのは、そこに口座があると海外で口座を開く時に有利だし送金も安かった。その頃は日系銀行が海外送金が得意としていなかった面もあった。でも今はCitiは日本から撤退してしまっていてSMBC信託銀行に自分の口座ごと売られてしまった。お金持ち相手の銀行らしいしマレーシアにいて使う事もないので整理したわけ。


クレジットカード支払い
日本だとクレジットカード支払いの時にサインする。マレーシアでは最近6桁のPIN番号になっていてそれに慣れてきていたから何か心許ない感じがした。日本でネット通販するときもワンタイムパスワードが必要なかったりするので日本でクレジットカードを落としたりすると大変かもしれないと思った。ちょっと前はどこでも日本と同じだったけれどね。


物価
マレーシアに来年でもう10年になるので物価がどうなのか良く知らなかったけれど、着実に上がってるらしいとわかった。その意味では政府の経済政策は成功しつつあるって事だろうと思う。それと、アルバイト等の賃金も上がってるらしいとわかった。金額だけから言えばマレーシアでビザもらって働いているより日本でアルバイトの方が収入は高い。マレーシアは日本人として働く上で日本ほど賃金上昇していないのだ。


ディズニーランドっぽい
日本は観光には良いけど働くには??な国と最近は言われる。納得。都市部に居ると、自分で何も考えなくても楽しませてくれる仕掛けがたくさんある。買い物もオシャレなカフェやイベントなどなど。

ただ、ここで生活するかって言うと...ドヨドヨ、ドヨドヨ感がつきまとう。お金あればね、なんとでもなるけれど、何しても心配ない人ってわけではないのでミッキーが楽しそうに歌って踊ってる横で元気無くしょんぼりしそうな自分がいて、楽しさの後の疲労感は大きい。


働き方
警察に行った時に驚く。免許更新の受付時刻は午後1時からと窓口に貼ってある。そこで必要な情報を得ようといろいろ書いてある張り紙を読んでいると、中から職員さんが出てきて申請用紙をお預かりしますと言う。えっ? 今昼休みでしょう? いえ、いつでもお預かりしていますと親切に行ってくれる。
何か悪いような気がしたがそう言われると仕方ない。

お願いです。お昼休みはどうかちゃんと休んでください、警察の方。働き方変えましょう。


街の風景
コンクリートのビルは100年持つと言われているけれど、実際にはそんなに長く使う事は実際には無くて、頻繁に建てたり壊したりされる。10年見ない間にある街では知ってる建物や家がほとんど無くなっていた。実際にこんな状態を見るとわかっていても驚く。

街は永久に未完成なのだった。



犬猫用品
もし犬猫用品にノーベル賞があったらきっと受賞者のほとんどは日本人だろうと思った。いろいろ細かい事ちゃんと考えてあって感心。ノーベル賞受賞者のうちの大半はきっとアイリスオーヤマの社員さんだろう。

マレーシアの税務署でジジイは正しかった

2018-09-28 13:13:49 | マレーシアでニャー2018
またまた税務署の出張所へ行った。今年もう何回目だろう? 4回か? 5回か?

結果はダメだった。

何がダメかと言うと、還付金が返って来なかった。前回この出張所に来た時は係のおば様 (←様付け) が親切に対応してくれ、シャーアラムの大きな方の税務署に電話もしてくれ、メールも出してくれ、結局、処理が遅れてるから後は待ってれば良いと言う返事をもらってくれたのだった。

そこまでだって大変だったのだ。

が、その後数ヶ月、待てど暮らせど入金されない。口座番号変えたからか? 書くの間違ってたか? いや、間違ってない。まさか前の住所に小切手送られたか? そんなわけない。

と言うわけでまた今日、行ってみた。また連絡して答えもらってもらえる事を期待して。

今回はあの前回親切にしてくれたおば様 (←様付け)と別の窓口で普段やっている若い男性が手伝ってくれた。

すると、何とステイタスが未処理に戻っているとネットワーク上の情報で判明。こりゃどうした事か? と、そのステイタスを見ると、領収書の提示が必要とか。オーマイガー!

なのですぐに家に戻って2017年のフォルダーから領収書を抜き出して確認、よし。そしてプリンターでコピーして提出用を作成、よし。と車に乗った。早くしないと今日は金曜日だ。昼休みが長い。12時過ぎると3時位まで窓口開かない。ギリギリ、セーフ。

番号を取って待つ事1分でラーメンより早かったが、何と窓口にいるのはおじ様 (←様付け)。一応敬意を持って経緯を話す。横からいつものおば様 (←様付け) が援護してくれて、これで大丈夫か、と思ったもつかの間、ジジイ (←さっきまでのおじ様) が、ダメと言う。

なぜダメか?

実はこの出張所は領収書を提出したり審査する場所じゃない。しかも1年分の領収書は紙が多過ぎるからシャーアラムに送るのにスキャンしてメールの添付するのが難しい。スキャンが薄いといけない。

だけどさ、さっきやってくれるって言ったじゃないか、と言いかけたが、おば様 (←未だ様付け) もそのジジイのメンツを潰すのを恐れて言い返せないでいるのがわかった。元のその窓口の担当はそのジジイなんだろう。さては今朝ジジイ、ウンコが30センチ位いつもより長くて遅刻でもしてたか?

なので、あまりに正論でもあり、諦める事にした。仕方ない、来週日本から帰ったらシャーアラムのいつもの税務署に今日のコピー持って行こう。


それにしても、マレーシア、納税の申告はネットで簡単なのに問題ある時メールとか送って来ないで納税者がシビレを切らして窓口に来るの待ってるのか!? ちょっとそこんとこ、どうにかならんか!?