大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「大牟田の空襲を記録する会」、50周年記念事業

2022年08月27日 05時22分22秒 | 日記

 「大牟田の空襲を記録する会(中嶋光秋代表)は8月20日大牟田文化会館で活動50周年の記念事業を行」われました。〜Tさんより当地の新聞が送ってきました。有難うございます!
 「大牟田の空襲を記録する会は今年6月18日で発足50周年。大牟田空襲の記録・調査や空襲体験を語りつぐ平和ボランティア活動を通してその実態と悲惨さを伝える活動を続けている」団体です。
 20日の記念事業の「第1部では、空襲後の大牟田の様子を撮影した『ガレキの街 大牟田』と古賀誠元自民党幹事長のこれまでの平和活動を紹介した『古賀誠 政治家の一分 憲法九条は世界遺産』をビデオ上映。第2部では古賀誠氏の講演『平和と私の政治人生』があった」そうです。
 新聞で紹介された中で注目されるのは古賀誠氏は「太平洋戦争で父が徴兵され、亡くなり母に女手一つで育てられた」生い立ちが、氏の政治姿勢を支えてきたことです。
 又、会場からの質問に対して、「若い世代に長いものには巻かれろという風潮を感じ、戦前のような全体主義につながるのではないかと心配している。理屈では割り切れない戦争の苦しみ、憲法9条の重みを、感覚で知っている世代が語り継いでいかなければならない」と古賀氏は答えられています。
 更に、9条改正については「憲法は時代によって変わっていくべきだが、優先順位をつけるべき。先に議論すべきものがある。9条は最大の抑止力。こんな大事なものを手放すことがあってはならない」との答えだったそうです。
〜戦争被害者としての古賀誠氏の心底が明らかにされ、空襲に焼け死んだ人々、戦後の苦境を一つ一つ頑張った方々の声を吸いあげ、いま大切なことは何か、を示唆された記念事業だったと思います。
(下:2022年8月25日 有明新報-益田明徳「戦争語り継ぎ平和守る 古賀元自民党幹事長が講演 大牟田の空襲を記録する会」より)