「福岡市の市民会館(中央区)や福岡サンパレス(博多区)で使われていたグランドピアノに、世界的音楽家38人のサインが残っていることが分かった。巨匠のサインが多く書かれたピアノは極めて珍しい」そうです。
「ピアノは1963年のハンブルク・スタインウェイ社製で、(福岡)市が購入し、市民会館開業の63年に設置。81年からは福岡サンパレスに移設し、2007年ごろまで使用していたとみられる。その後は演奏で使うことはなく、ロビーに展示」されていたそうです。
〜あれっ!ピアノの生まれた年は、友達の誕生年と同じです。
「福岡市や西日本新聞社などでつくる【レガシーピアノ保存プロジェクト実行委員会』(会長・柴田建哉社長)は修復したピアノを市美術館(中央区)に移して活用する考え」で、「修復費用は約1800万円で埼玉県の工房に依頼する」そうです。「費用のうち約1千万円はクラウドファンディング(CF)で市民から広く募る計画」とのことです。
どんな演奏家のサインがあるのか別枠に解説、サインの写真も掲載されています。
柴田会長は「市民の力で命を吹き込んでよみがえらせ、福岡の魅力の増大につなげたい」と話されています。
(下:2022年7月30日 西日本新聞-塩入雄一郎「巨匠サインのピアノ 残そう 音楽家38人分 福岡市所有 保存プロジェクト CF募り 1年かけて修復ヘ」より)