「総務省は７月２９日、ふるさと納税制度による２０２１年度の寄付総額は８３０２億４千万円と発表した。２０年度の６７２５億円を上回り過去最高を更新。制度が始まった０８年度の１００倍超となった。寄付件数も４４４７万３千件で過去最多」だったとのことです。「新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要が堅調だったことなどが要因と見られる」そうです。
「２１年度に最も集めたのは北海道紋別市で１５２億９７００万円。宮崎県都城市が１４６億１６００円〜〜」と続きます。
他方、「２１年に寄付を行い、２２年度の住民税が軽減されるのは７４０万８千人で、軽減額は計５６７２億４千万円。いずれも最多を更新した。寄付者の居住自治体にとっては税収減となり減収額トップは横浜市で２３０億９００万円だった」そうです。
識者より「税金流出おかしい」、「制度は定着段階に」と２つの意見が出されています。具体的には「寄付金額の全額が自治体に入るわけではなく、返礼品の調達費や事務費等で半分ほどは消える」、「寄付金を多く集められる自治体と集められない自治体の差は依然として存在する。高所得者ほど税軽減で優遇されているという批判もあり、制度の課題は残っている」などが提起されています。
〜なるほど。それにしても大きな金額が動いてるんですね。
（下:２０２２年７月３０日 西日本新聞「ふるさと納税８３０２億円 21年度過去最高 開始０８年比１００倍超」より）
