古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

コルカタ 青春の亡霊

2014-05-09 09:39:05 | 旅行

サルベーションアーミー跡地の新築ビル(kolkata sudder st.)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その199

3月10日(月)
この街がまだカルカッタと呼ばれていた三十数年前に、一度だけ訪れたことがある。
確かな記憶は無いが、サダルストリートのサルベーションアーミーと言う安宿のドミと呼ばれるベットに初めて泊まった。
ドミと言う様式が初めてだった事と、カルカッタのあまりの喧騒に気をとられて記憶が霞んでいる。
久しぶりのカルカッタ(二十数年前に本来の名称であるコルカタに変更した。)は相変わらず暑いし、塵ゴミしている。
サダルストリートのそれと思しき処の店の古老にサルベーションアーミーの事を聞くと、隣の新築中のビルを指して、ニュービルデイングと言う。
ニコニコしながら、おい、知ってるのかという顔で話しかけてくる。
そうだよ、おっちゃん、三十数年前にこの辺をうろついたことが有るんだよと言うと、懐かしいなあと言う感じで笑いかけてくる。
かなり歳をとっているように見えるが、小生とそう変わらないかもしれない。
いずれにしても、あの安宿が消えた。
立派な五六階建てのビルが建設中だ。
いや、建て始めてからもう十年ぐらいは経っているかもしれない。
そんなインドの建設現場だ。
そうだ、時間だけは情け容赦なく進んでいく。

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