タンポポの好奇心

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スカーレットの故郷「タラ」

2009-11-12 12:31:04 | Weblog

 名作「風と共に去りぬ」のヒロイン、スカーレットは、故郷「タラ」を心の拠り所としている。

 小説の中での「タラ」は、アメリカ ジュージア州にある。
 スカーレットの父ジェラルドは、アイルランドからアメリカに移民し、ジュージア州に農園を開き、故郷の「タラ」を重ね「タラ」と名づけた。スカーレットの故郷である。
 アイリッシュの血を受け継いだスカーレットは、決して敗北を認めない。常に勝利を目指して力強く出発した。出発点はいつも「タラ」であった。

 アイルランドの「タラの丘」は、何千年もの歴史を通じ、繁栄のときも苦難のときも、アイリッシュの人々の心の聖地としていき続けている。
 「風と共に去りぬ」の続編「スカーレット」では、彼女はこの「タラの丘」に登る。そして、水を得た魚のように自分の世界を切り開いていく。偉大な王たちが国を治め饗宴を催したように、彼女も華やかな世界に身を投じていく。

 ふと開けた冊子に「タラの丘」の事が書かれてあった。大好きな「風と共に去りぬ」が、映像とともに脳裏に浮かんだ。 
 何度も読み、何度もビデオを鑑賞したけれど・・・飽きない!
 また、本を開けてみよう。