現場力から組織力へ 計画通りに行かないから経営がある 最終回 冨山和彦氏と語る「トップ」と「組織」【後編】(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース
震災を巡る政府の対応をみると、首相のリーダーシップのなさがとにかく目立つ。何を考えて何をしたいのかが全く見えない。震災からもう5ヶ月経とうとしているのに、未だに復旧の工程が示されていないのは異常である。この政府は「いつ」までに、「何」をするつもりだろうか。
別に首相が何から何まで決める必要はない。ただ、決められなければ、できる人間を大臣に任命してやらせるしかない。しかし、できる人間を任命したら首相の使命はそれで終わりではない。事を早く終わらせる為に、大臣の働きを管理しなければならないし、時にはサポートもする必要がある。それが首相の任命責任というものである。
工程意識もなく、責任も丸投げで物事が進むわけがない。私にとって、鳩山元首相がワーストな首相であったが、今や菅首相がワーストである。もう落ちるところまで落ちるしかないというのが私の感想である。