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世界文化遺産を訪ねて/新羅王朝栄華の跡-1

2009-01-22 14:39:55 | 旅、歴史、文化
      雁鴨池・瞻星台・鶏林・半月城・石氷庫(韓国・慶州)


■雁鴨池
 
 新羅第30代文武王により、647年に築造された離宮跡です。
 当時広大な庭園には、珍しい花が咲き、鳥が放され舟が浮かび、1,000人を収容する臨海殿では、国賓をもてなす宴会が催されたとのことです。
 発掘調査で収集された約3万点の遺物は、近くの国立慶州博物館に保管されています。


■瞻星台(国宝第31号)

 新羅第27代善徳女王の時代に建造された東洋最古の天文台です。
 星の観測により、農耕暦や国の統治、占星術が行われたとのことです。
 高さは9.1mの塔は、陰暦の1年の日数と同じ361個の石が、綿密に積み上げられています。


■鶏林(史跡第19号)

 慶州金氏の始祖、金閼智の誕生伝説の地です。
 甲高い鶏が鳴声に近づくと、大樹から下がった金の箱。それを開くと、 
美しい男の赤ちゃん、それが金氏の始祖・金閼智であったとの伝説です。
 日本では竹とか桃から赤ちゃんが生れますが、韓国では金の箱とか金の卵です。


■半月城

 約千年続いた新羅王朝の王宮跡です。
 今では、華麗で荘厳な姿は窺えない。半月状の大きな台地が広がっているだけです。
 春には桜、秋にはコスモスの名所となっています。


■石氷庫(宝物第66号)

 半月城に、朝鮮時代に造られた石氷庫が残っています。
 氷が貴重な時代、冬に氷を保存して1年中使った“天然の冷蔵庫”です。
 石室は広く奥行き19m、横幅6m、高さ5.45mで、約1,000個の石が精巧に組まれています。水は奥の排水口へ流れ、天井には3個の換気口があります。
 入口の石には「崇禎紀元後再辛酉秋八月移基改築」と刻まれ、朝鮮時代に移基改築したことが判ります。
 貴重な氷は、病人の解熱に、食料の保存に、時には死体の保管に使われたとのことです。



     (6分15秒) クリックしてご覧下さい。 <photo by TAKANO>

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