本日の行程:(京阪電車・出町柳駅) → (叡山電車・八瀬比叡山口駅) → (徒歩) → (叡山ケーブル・ケーブル八瀬駅~ケーブル比叡駅) → (叡山ロープウェイ・ロープウェイ比叡駅~比叡山頂駅) → (比叡山内シャトルバス・比叡山山頂~東塔) → 【比叡山延暦寺東塔】 → (比叡山内シャトルバス・東塔~横川) → 【比叡山延暦寺横川】 → (比叡山内シャトルバス・横川~西塔) → 【比叡山延暦寺西塔】 → (徒歩) → (坂本ケーブル・延暦寺駅~坂本駅) → 【日吉大社】
【延暦寺】(世界遺産)
今でこそ、ケーブルカーやロープウェイ、シャトルバスが走っているが、そうでなかった頃は、参拝するのもさぞかし大変なことだったろう。
さすがにもう要らないだろうと思いつつも、薄手のコートを持ってきたのは正解だった。
それくらい、山の上だった。
比叡山延暦寺は、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の三つの地域から成る。
まずは、見逃したくなかった東塔から見て回る。
東塔の鐘楼
「大講堂」(重要文化財)には、大日如来坐像や祖師像が安置されている。
大講堂のすぐ近くには鐘楼があり、一撞き50円と書いてあった。
並んで鐘を撞く。
「根本中堂」(国宝)は、延暦寺の総本堂。
かなり大きなお堂である。
延暦寺創始以来1200年間守り継がれた「不滅の法灯」を見ても、歴史の重みを感じることができる。
荘厳な雰囲気で満ちていた。
「根本中堂」の前の急な階段をのぼり、「文殊楼」へ。
「文殊楼」の中にも、段差の大きな階段があり、中をお参りすることができる。
シャトルバスに乗って、横川へ移動する。
参拝客の多い東塔地区に比べて清閑としていて、霊峰の雰囲気で満ち満ちている。
「横川中堂」の鮮やかな朱色が目をひく。
気温は低く、お堂へのぼって行く道端には、まだ雪が残っていた。
根本如法塔
「横川中堂」の北西に、「根本如法塔」が建っている。
塔へ至るまでの石段、木立の中に見え隠れする朱色の塔が美しい。
恵心堂
「恵心堂」は、恵心僧都の旧跡といわれる。
横川中堂から東の奥へと進むと、突き当たりに鐘楼がある。
そこを右に折れると、恵心堂だ。
ひっそりとしていて、落ち葉の感触が足にやさしい。
鐘楼を左に、恵心堂とは逆の方向へ進めば、「元三大師堂」である。
おみくじ発祥の地とのこと。
けれど、どこでどうおみくじを引けばよいのか分からない。
社務所で尋ねればよいのだろうが、そうまでしておみくじを引こうとは思わなかった。
後で知ったのだが、「元三大師堂」でのおみくじは、自分で引くのではないそうだ。
どういった件をおみくじによって占いたいのかを僧侶に伝えると、僧侶がおみくじを引き、それを読み解いて助言をしてくれるということだ。
「元三大師堂」から更に奥へ、10分ほど下ったであろうか、そこに「定光院」がある。
日蓮上人が修行の地だという。
境内には日蓮上人の大きな銅像が建っている。
再びシャトルバスに乗って、次は西塔へ。
「常行堂」と「法華堂」を渡り廊下でつないだ通称「にない堂」(重要文化財)。
その呼び名の由来は、弁慶が渡り廊下を天秤棒にして両堂を担いだという伝説にあるという。
「にない堂」の渡り廊下の下をくぐると、「釈迦堂」が見える。
「釈迦堂」は、信長の延暦寺焼き討ちの後、秀吉が園城寺から移築したもので、現存する延暦寺の建造物のなかで、最も歴史のあるものとされる。
西塔から東塔へは歩いて移動。
坂本ケーブルを使って、坂本方面へ。
坂本ケーブルは、全長2,025mで、これは日本一の長さだという。
片道約11分で運行している。
途中、景観の良い場所では、運転手さんのアナウンスが入る。
遠く、琵琶湖も見えた。
琵琶湖は、ミシガンという船でクルーズを楽しめるそうだ。
大きな湖だからといって、「ミシガン」にすることもなかろうに……と、残念な気持ちになる。
【日吉大社】
坂本ケーブル・坂本駅から、歩いて日吉大社へ。
きょうから「山王祭」が始まる坂本の町は、夕刻からの午の神事に向けて、どことなく騒々しい。
「日吉大社」の近くは、今が桜の盛り。
「日吉大社」は、全国に3,800余りある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本社。
境内には東本宮本殿(国宝)西本宮本殿(国宝)を中心に、多くの摂社・末社が鎮座している。
日吉大社の神使は猿なのそうだ。
本当に猿がいたのには驚いた。
愛くるしい顔をした猿だ。
神の使いなのに、檻に入れちゃってもいいのかなあ。
それとも……これは檻ではなくて祠なのかも。
【延暦寺】(世界遺産)
今でこそ、ケーブルカーやロープウェイ、シャトルバスが走っているが、そうでなかった頃は、参拝するのもさぞかし大変なことだったろう。
さすがにもう要らないだろうと思いつつも、薄手のコートを持ってきたのは正解だった。
それくらい、山の上だった。
比叡山延暦寺は、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の三つの地域から成る。
まずは、見逃したくなかった東塔から見て回る。
東塔の鐘楼
「大講堂」(重要文化財)には、大日如来坐像や祖師像が安置されている。
大講堂のすぐ近くには鐘楼があり、一撞き50円と書いてあった。
並んで鐘を撞く。
「根本中堂」(国宝)は、延暦寺の総本堂。
かなり大きなお堂である。
延暦寺創始以来1200年間守り継がれた「不滅の法灯」を見ても、歴史の重みを感じることができる。
荘厳な雰囲気で満ちていた。
「根本中堂」の前の急な階段をのぼり、「文殊楼」へ。
「文殊楼」の中にも、段差の大きな階段があり、中をお参りすることができる。
シャトルバスに乗って、横川へ移動する。
参拝客の多い東塔地区に比べて清閑としていて、霊峰の雰囲気で満ち満ちている。
「横川中堂」の鮮やかな朱色が目をひく。
気温は低く、お堂へのぼって行く道端には、まだ雪が残っていた。
根本如法塔
「横川中堂」の北西に、「根本如法塔」が建っている。
塔へ至るまでの石段、木立の中に見え隠れする朱色の塔が美しい。
恵心堂
「恵心堂」は、恵心僧都の旧跡といわれる。
横川中堂から東の奥へと進むと、突き当たりに鐘楼がある。
そこを右に折れると、恵心堂だ。
ひっそりとしていて、落ち葉の感触が足にやさしい。
鐘楼を左に、恵心堂とは逆の方向へ進めば、「元三大師堂」である。
おみくじ発祥の地とのこと。
けれど、どこでどうおみくじを引けばよいのか分からない。
社務所で尋ねればよいのだろうが、そうまでしておみくじを引こうとは思わなかった。
後で知ったのだが、「元三大師堂」でのおみくじは、自分で引くのではないそうだ。
どういった件をおみくじによって占いたいのかを僧侶に伝えると、僧侶がおみくじを引き、それを読み解いて助言をしてくれるということだ。
「元三大師堂」から更に奥へ、10分ほど下ったであろうか、そこに「定光院」がある。
日蓮上人が修行の地だという。
境内には日蓮上人の大きな銅像が建っている。
再びシャトルバスに乗って、次は西塔へ。
「常行堂」と「法華堂」を渡り廊下でつないだ通称「にない堂」(重要文化財)。
その呼び名の由来は、弁慶が渡り廊下を天秤棒にして両堂を担いだという伝説にあるという。
「にない堂」の渡り廊下の下をくぐると、「釈迦堂」が見える。
「釈迦堂」は、信長の延暦寺焼き討ちの後、秀吉が園城寺から移築したもので、現存する延暦寺の建造物のなかで、最も歴史のあるものとされる。
西塔から東塔へは歩いて移動。
坂本ケーブルを使って、坂本方面へ。
坂本ケーブルは、全長2,025mで、これは日本一の長さだという。
片道約11分で運行している。
途中、景観の良い場所では、運転手さんのアナウンスが入る。
遠く、琵琶湖も見えた。
琵琶湖は、ミシガンという船でクルーズを楽しめるそうだ。
大きな湖だからといって、「ミシガン」にすることもなかろうに……と、残念な気持ちになる。
【日吉大社】
坂本ケーブル・坂本駅から、歩いて日吉大社へ。
きょうから「山王祭」が始まる坂本の町は、夕刻からの午の神事に向けて、どことなく騒々しい。
「日吉大社」の近くは、今が桜の盛り。
「日吉大社」は、全国に3,800余りある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本社。
境内には東本宮本殿(国宝)西本宮本殿(国宝)を中心に、多くの摂社・末社が鎮座している。
日吉大社の神使は猿なのそうだ。
本当に猿がいたのには驚いた。
愛くるしい顔をした猿だ。
神の使いなのに、檻に入れちゃってもいいのかなあ。
それとも……これは檻ではなくて祠なのかも。