義経えみる 「いやぁ、悪いけど私結婚なんかまだ考えてないからね。」
母 「え?えみる、あんた結婚する気ないの?」
えみる 「うーん、いつかはしたいと思ってるけど…今は」
祖母 「バカヤロウ!」
えみる 「えっ?」
祖母 「そーんな呑気なこと言ってるとあーっと言う間にババアになっちまうんだよ!」
えみる 「私東京で仕事始めたばっかりで、ケースワーカーとしてはまだまだ未熟だけど少しだけ分かるようになってきたの。
でももっともっと人のこと、世の中のこと、もっと知りたい!人の気持ちが分かるような人間になりたい!って思うようになったの。
だからそれが分かるまでは今は仕事頑張る!」
(ドラマ“健康で文化的な最低限度の生活”より抜粋)
主人公は区役所勤務の公務員。
生活保護を受ける人たちのケースワーカーをしている。
ドラマは東京都“東区”と言う架空な街なので比較は出来ないのだけれど、今年度の町田市について調べてみた。
先ずは一般事務に関して、“大卒”と記載がある。
そして、その倍率…
応募者数 473
受験者数 303
一時合格 171
二次合格 85
最終人数は20名と発表されている。
この難関に受かったと言うことは、ある程度の学歴、知識、家庭に問題のない良家の子女なのだろうと簡単に推測できる。
そんな人が、しかも新入社員の23歳のオネーチャンが生活保護を受けるような人を担当すること自体無謀、受給者としてはもはや暴力ではないかと思うけれど…
そこを追求しても仕方ない。
高校進学のための中学
大学進学のための高校
就職するための大学
つまり全てが良い環境の職場をゴールとして努力を重ねてきたわけだ。
しかも女性の総合職枠は非常に狭い。
難関突破して、仕事の辛さを乗り越えた“遣り甲斐”というもののほんの一端を分かり始め、キャリアを積んで人として向上して行こうと決めたところ「結婚は?」
と、新たな課題を出される。
確かにしたくないわけではない。女一人で一生生きていこうとしている人は皆無に違いない。
結婚もせずに仕事一筋で年を重ね、「お局様」として会社のお荷物になるのもあまり美しくはないし、そのうちして、子供を産んで、家庭を築きたいと思うのは、親を見てきたからそれが“普通”だと認識している。
しかし、キャリアアップと恋愛や結婚が両立できないのが女の定め。
お腹に命を宿して男並みに働けるわけはない。
月のものもない、結婚しても、子供ができても、何ら体に変化のない。60過ぎても、子供を望める男と比べること自体無意味だ。
結婚したら子供
男の子生んだら女の子、女生んだら男
二人じゃ可哀想だから…
子育てに追われ、意味のわからない外野の価値観に縛られ続け、それに愛想笑いで応え続ける。
女には一生ゴールがない。
母 「え?えみる、あんた結婚する気ないの?」
えみる 「うーん、いつかはしたいと思ってるけど…今は」
祖母 「バカヤロウ!」
えみる 「えっ?」
祖母 「そーんな呑気なこと言ってるとあーっと言う間にババアになっちまうんだよ!」
えみる 「私東京で仕事始めたばっかりで、ケースワーカーとしてはまだまだ未熟だけど少しだけ分かるようになってきたの。
でももっともっと人のこと、世の中のこと、もっと知りたい!人の気持ちが分かるような人間になりたい!って思うようになったの。
だからそれが分かるまでは今は仕事頑張る!」
(ドラマ“健康で文化的な最低限度の生活”より抜粋)
主人公は区役所勤務の公務員。
生活保護を受ける人たちのケースワーカーをしている。
ドラマは東京都“東区”と言う架空な街なので比較は出来ないのだけれど、今年度の町田市について調べてみた。
先ずは一般事務に関して、“大卒”と記載がある。
そして、その倍率…
応募者数 473
受験者数 303
一時合格 171
二次合格 85
最終人数は20名と発表されている。
この難関に受かったと言うことは、ある程度の学歴、知識、家庭に問題のない良家の子女なのだろうと簡単に推測できる。
そんな人が、しかも新入社員の23歳のオネーチャンが生活保護を受けるような人を担当すること自体無謀、受給者としてはもはや暴力ではないかと思うけれど…
そこを追求しても仕方ない。
高校進学のための中学
大学進学のための高校
就職するための大学
つまり全てが良い環境の職場をゴールとして努力を重ねてきたわけだ。
しかも女性の総合職枠は非常に狭い。
難関突破して、仕事の辛さを乗り越えた“遣り甲斐”というもののほんの一端を分かり始め、キャリアを積んで人として向上して行こうと決めたところ「結婚は?」
と、新たな課題を出される。
確かにしたくないわけではない。女一人で一生生きていこうとしている人は皆無に違いない。
結婚もせずに仕事一筋で年を重ね、「お局様」として会社のお荷物になるのもあまり美しくはないし、そのうちして、子供を産んで、家庭を築きたいと思うのは、親を見てきたからそれが“普通”だと認識している。
しかし、キャリアアップと恋愛や結婚が両立できないのが女の定め。
お腹に命を宿して男並みに働けるわけはない。
月のものもない、結婚しても、子供ができても、何ら体に変化のない。60過ぎても、子供を望める男と比べること自体無意味だ。
結婚したら子供
男の子生んだら女の子、女生んだら男
二人じゃ可哀想だから…
子育てに追われ、意味のわからない外野の価値観に縛られ続け、それに愛想笑いで応え続ける。
女には一生ゴールがない。
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