やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の老舗麦酒屋さんを畳んだ店主のその後奮闘記です(笑)

ゴミの日

2019-05-03 11:05:32 | 日記
10年目のゴールデンウィーク、連日相変わらず振るわず。来てくれた人も大抵酔っている。
暇な時間は三線の腕を面白いように上げてくれる。本当に楽しい。

閉めて友の誕生日を祝いに、癒しグッズ買って駆けつける。

弟は5月5日生まれ。
そしてこの5月3日(ゴミの日)は変な意味で忘れられない。
思いの外静かな店内には女の子が一人飲んでるだけ。あらかた終電ではけたようだ。
派手な誕生会と派手な飲み方、10年過ぎるとお互い夢のようだね。

二つ空けてカウンターに座る。
いつものレモンサワーと軽いアテ、そして店主への一杯。皆からもらっていると気の毒なので抑え気味に。(アタシはヘーキよ)

「ビール屋さんの人ですよね?」
カウンターの女の子は私を知ってるようだった。
段々水商売上がりの人が増えてきて、女の子の隣に席を移る。
お代わり頼んでカンパーイ!
年の差はあってもやっぱり始まる恋の話し。
なんでもいらっしゃいな。
知ってる女の子もやって来て、店は段々混んできた。
酒はまだ残っていたけれど、暇なすきにお会計。
「え?」
伝票安っ!!!(゜ロ゜ノ)ノ
「ハッピーアワーだからね」
大抵夕方の早い時間の集客の為にある。サワー類が安いここのハッピーアワー夜中1時からだったわ。そうだった。日本酒ばかり飲んでるのと久しぶりで忘れてた。

飲み終えて退店。

この街に住んで、独りで飲むようになって、店を出して、何となく過ぎていく日々。
同じような景色が少しずつ変化して、10、20、30年…経っていくと気付けば別な風景だ。

街並みと人の流れは仕方ないとして、人の心だけはいつまでも変わらずそこにいて…。
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