少しずつ分かり合う二人
裕一「人よりほんの少し努力することが辛くなくて、ほんの少し簡単なこと、それが得意な事だって藤堂先生言ってた。しがみつけば必ず道は開くって!
大将!詩人になれるよ!」
大将「バカ言うな」
裕一「いや、絶対なれるよ!」
大将「うっせえ!かあちゃんや弟の面倒も見なきゃなんねぇ。おめえとは違うんだ。」
裕一「でも…」
大将「おめえ、明日食うもんの心配したことあっか?」
裕一「………。」
大将「明日食うもんがねぇ。弟に食わせるものがねぇ。そんな心配したことあっか?
俺は毎日だ。毎日毎日、明日食うもんの心配してんだ。」
#エール
個性をもて!好きなことをしろ!
生活にゆとりある今だから子供に言ってきかせたいねぇ。
貧富の差が激しい二人。この当時は「好きだ、得意だ」って職業決められなかったからね。
裕福な母とは違って、私の父は貧しかったから、家の手伝いしながら学ぶのも、大学出るのも働きながらで苦労したそうだ。社会に出てからも奨学金返すのは大変だったらしい。
頭が下がる…
子供には苦労させたくない、金の不自由なく好きなことやらせたい、親の期待を背負って生きてきて、親の夢を一つ一つ叶えてきて、親を喜ばせて…
しかし、逆にこれが本当に私がやりたかったことなのかも分からない。
甘ったれの私には未だに何も言えねぇ…