いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<珍しい野菜> 黒千石もやし

2024-08-26 08:26:02 | 珍しい野菜

 「黒千石もやし」

 「幻の大豆」から栽培 黒千石もやしを収穫 青森県 青森テレビ

 青森県黒石市で温水を使って栽培した「黒千石(くろせんごく)もやし」の収穫が始まりました。黒千石もやしは「幻の大豆」と呼ばれた黒千石大豆から栽培されています。

 ※レポート 今野七海記者
 「こちらが黒千石もやしです。細いですが、丈夫でしっかりしていて、食べるとシャキシャキとしていておいしそうです」

 雪が積もる山中で12月上旬から黒千石もやしを収穫しているのは青森県黒石市のサニタスガーデンです。栽培に使うのは、1970年代以降ほとんど作付けされず、「幻の大豆」と呼ばれた黒千石大豆(くろせんごくだいず)です。地中から湧く温水を活用することで冬場でも栽培できますが、水の温度の調性を少し間違えると腐ってしまいとても繊細だということです。もやしは約50センチメートルの長さになると収穫でき、味わいは抜群でゆでてもシャキシャキとした触感が長く楽しめます。

 ※サニタスガーデン栽培管理担当 山崎健(やまさきたけし)さん
 「豆自体の栄養価がすごくて、食べられているのをもやしにしたので、おいしいだけでなくて効能があるのでいっぱい食べてもらいたい。肉と一緒にもやしをしゃぶしゃぶして食べれば本当においしいです」

 サニタスガーデンの「黒千石もやし」の収穫は2023年3月中旬まで行われ、青森県内のスーパーで販売される予定です。

*https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/226521?display=1 より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

< 郷土料理 > 埼玉 塩あんびん

2024-08-26 08:15:27 | 郷土料理

 「塩あんびん」

 主な伝承地域 久喜市、加須市、行田市

 主な使用食材 もち米、小豆

 歴史・由来・関連行事
 久喜市や加須市、行田市といった埼玉県北部から東部にかけての地域では、新米の収穫を祝い古くから「塩あんびん」を食べてきた。「塩あんびん」とは、砂糖の代わりに塩を使って味付けしたあんをもちで包んだもののことで、小豆やもち米本来の甘みを塩が引き立てているのが特徴。現在では甘いあんが主流だが、こちらは江戸時代中期に生まれたもので、当時砂糖は大変貴重だったため、庶民はめったに口にできなかったと言われている。「塩あんびん」が伝わる地域では、地元民の身近な郷土料理のひとつであるが、収穫祝いを始めとするハレの日に多く食べられてきた。

 食習の機会や時季
 農家では、もち米の収穫を迎え、お祝いの行事をする時に食べられていた。また、桃の節句や端午の節句、初誕生日などの子どものお祝いの日には、手作りの「塩あんびん」を親族に送ることがある。紅色の甘いあんこの大福と「塩あんびん」が紅白の「あんびんもち」として、ハレの日に供されることもあった。ほかにも、4月15日および10月15日のお日待ちや9月1日 の稲の実りの前の豊穣祈願や贈答などを行う八朔などの行事でも食べられていた。1歳の誕生日までに歩き始めた子どもに10個ほどの塩あんびんを背負わせ、成長を祝う風習もあるようだ。

 飲食方法
 やわらかく炊いた小豆に塩を入れ、よく練る。もち米は一晩水に漬け、水を切ったら約1時間蒸しあげ、餅つき機でつく。一個分ずつに餅を分け、平たくのばした真ん中に塩あんをおき包む。やや平たい丸に成形する。砂糖を付けて食べるのが一般的だが、醤油を付けて焼くこともある。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭でつくられているほか、県内の和菓子店などで購入できる。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_5_saitama.html より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<B級ご当地グルメ> 神奈川 藤沢炒麺

2024-08-26 08:12:00 | B級ご当地グルメ

 「藤沢炒麺」

 藤沢炒麺(ふじさわちゃーめん)とは、神奈川県藤沢市で販売されているご当地焼きそばである。

 概要
 藤沢市を拠点に活動するNPO法人「地域魅力」が、市内で小麦を栽培している農家有志でつくるグループ「さがみ地粉の会」と連携し、開発した地産地消のご当地グルメの焼きそばである。作り方は焼きそばとほぼ同じで、野菜と豚肉などを炒めた後、麺を加えてさらに炒めて塩・こしょう、鶏がらだしで味付けする。材料の野菜、豚肉、麺に使われている小麦は藤沢産が使用されている。

 市内の飲食店が、店のオリジナルも加えてメニューに取り入れているほか、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの食堂でも限定販売された。

 定義
 以下の定義を満たせば藤沢炒麺と呼ぶことができる。

 藤沢産小麦で作った地粉麺を使用していること。
 藤沢産の食材(肉・野菜・その他)を2品以上具に使用していること。

*Wikipedia より

 藤沢炒麺(ふじさわちゃーめん)
  ~藤沢の「食」によるシティプロモーション~
 「藤沢炒麺」とは、藤沢産の小麦を使った地粉麺に、藤沢産野菜や豚肉を合わせて炒めた藤沢の地場産グルメです。

 藤沢市とNPO法人 地域魅力の協働事業「藤沢の『食』によるシティプロモーション事業」(2009年~2011年)により企画開発し、現在年間30~40回のイベント販売のほか、市内3店舗で提供しています。

 最新&詳細情報はブログのほか、facebook・twitterでチェック!

*https://chiikimiryoku.jimdofree.com/%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%86%85%E5%AE%B9/%E8%97%A4%E6%B2%A2%E7%82%92%E9%BA%BA/ より

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うまいッ! NHK 「シャキシャキ!甘〜い! れんこん〜茨城・土浦市〜」

2024-08-26 07:51:00 | うまいッ!NHK

 「シャキシャキ!甘〜い! れんこん〜茨城・土浦市〜」 2020年10月19日

 生産量日本一!茨城のれんこん▽真っ白!シャキシャキ!甘み!を生む生産者の技▽家庭料理で大活躍!れんこんレシピ▽まさか?だけど、うまいッ!「れんこんスイーツ」

 天ぷらの達人、近藤文夫さんがこの時期オススメする野菜がれんこん!茨城産がイチオシ!シャキシャキ感と豊かな甘みが特徴です。タレントの野呂佳代さんがうまいッ!の秘密を取材すると、白さやシャキシャキ感、甘さを生み出す、生産者のこだわりや数々の技が!さらに、2種類の食感を味わう「れんこんカツ丼」。まさか?でも、うまいッ!「れんこんスイーツ」など、家庭料理で大活躍のれんこんの新たな魅力も掘り下げちゃいます!

*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/6PL9KXXMPM/ より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 「土浦のレンコン」

 日本一のれんこん

 茨城県のれんこんは作付面積、出荷量ともに全国トップで、全国(出荷量)の約53%は茨城産が占めており、東京の市場に限ると90%以上のシェアーを誇り、そのほとんどが霞ヶ浦周辺で生産されています。(平成26年実績)

 霞ヶ浦沿岸は低湿地帯が多く、あしなどの野草が堆積して土壌が肥え(泥炭性埴土)、冬でも降雪の少ない温暖な気候が、れんこん栽培にあっています。

 霞ヶ浦流域(土浦市、かすみがうら市、行方市、小美玉市、稲敷市、河内町、阿見町、石岡市、美浦村)が主な産地です。

 れんこんは、多年生の水生植物である蓮(はす)の地下茎の肥大した部分を主に食用とします。呼び方もれんこん(蓮の根ということから)、蓮と両方の呼び方をするようです。実や若葉も食用とします。

 れんこんを食用としているのは日本、中国など少数の国々だけです。日本では穴があいているので「先を見通す」ことに通じ縁起が良いとされ、正月のお節料理やお祝い事などの慶事に欠かせない食べ物となっています。また、古代インドでは、神がハスから誕生したという神話があり、聖なる花、吉祥の象徴とされ、種が多いので、多産・生命・神秘のシンボルにもなっています。

*https://www.ibaraki-renkon.jp/number-one より

 「土浦のレンコン」

https://www.city.tsuchiura.lg.jp/data/doc/1672041739_doc_159_0.pdf

こちらも

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<料理用語-和食> ささら

2024-08-26 07:29:04 | 料理用語

 「ささら」

 竹を細かく割って束ねた洗浄用具。 

 大・中・小があり、用途によって使い分ける。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/91_H/024.html より

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<難読漢字-鳥類> 山原水鶏

2024-08-26 07:26:49 | 難読漢字

 「山原水鶏 やんばるくいな」

 ヤンバルクイナ(山原水鶏、学名:Hypotaenidia okinawae)は、鳥綱ツル目クイナ科Hypotaenidia属に分類される鳥類。

 日本の沖縄本島北部の山原(やんばる)地域のみに生息する固有種であり、1981年(昭和56年)に発見された。和名は上記の生息地域の地名に由来し、「やんばる地方に棲むクイナ」の意。ほとんど飛ぶことができない。

 クイナ-クイナ(水鶏、秧鶏、水雉、Rallus indicus)は、ツル目 クイナ科 クイナ属に分類される鳥類。

 日本の古典文学にたびたび登場する「くひな」「水鶏」は、別属のヒクイナを指していることが多い。

*Wikipedia より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<異名-スポーツ選手> アニキ

2024-08-26 07:22:33 | 異名

 「アニキ 金本知憲」

 金本 知憲(かねもと ともあき、1968年4月3日 - )は、日本の元プロ野球選手(外野手)、野球解説者・野球評論家、指導者。広島県広島市南区青崎出身。

 愛称は「アニキ」、「鉄人」。

 1002打席連続無併殺打は日本記録であり、1999年から2010年にかけて達成した1492連続試合フルイニング出場と13686連続イニング出場は世界記録である。

 平成での最多本塁打の記録も持つ。

 2016年シーズンから2018年シーズンまで阪神タイガース監督を務めた。

 2018年1月、野球殿堂入りを果たした。

*Wikipedia より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<慣用句・諺> 灯火消えんとして光を増す など

2024-08-26 07:18:22 | 慣用句・諺

 「灯火消えんとして光を増す-ともしびきえんとしてひかりをます」

 灯火が消えようとする直前に明るくなる。滅亡の直前に一時的に勢いを盛り返すことのたとえ。

 

 「十文字に踏む-ともじにふむ」

 ふらふらと十文字の形に歩く。千鳥足で歩く。

 

 「倶に天を戴かず-ともにてんをいただかず」

 《「礼記」曲礼上から》相手とは殺すか殺されるかの関係で、一緒にはこの世に生きていられない。あだ打ちの、かたい決意を述べた言葉。→不倶戴天 (ふぐたいてん) 

 

 「鳥屋に就く-とやにつく」

 1 鶏が産卵のために、また、タカが羽毛が抜け替わるときに、鳥屋にこもる。

 2 旅回りの役者などが、次の土地に出発できないで宿屋にこもる。

 3 遊女が梅毒にかかって引きこもる。また、梅毒のために毛が抜けて薄くなる。

 

 「虎に翼」

 《「韓非子」難勢から》ただでさえ強い力をもつ者にさらに強い力が加わることのたとえ。

 

*goo辞書 より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<日本酒メーカー> 栃木 井上清吉商店

2024-08-26 07:11:53 | 日本酒

 「井上清吉商店」

 創業明治元年。今も水路が巡り水車が廻る奥州街道の宿場町「白澤宿」にて、清冽な水と肥沃な大地の恵みを受け「下野地酒 澤姫」は誕生いたしました。

 「真・地酒宣言」というコンセプトを掲げ、普通酒から純米大吟醸 鑑評会出品酒まで、すべての製品の原料米に地元・栃木県産米を100%使用しています。胸をはって栃木の地酒と誇れる製品を全国、そして世界中の愛飲家のみなさまに届けたい。下野の国から、心を込めて…。

*https://www.sakagura-press.com/sakebrewery/sawahime/ より

 井上清吉商店 栃木県宇都宮市白沢町1901-1

 代表銘柄

澤姫 大吟醸 真・地酒宣言
Sawahime Daiginjo(Black Label)

華やかな香りとキレの良さが共存する、世界で認められた澤姫の最高傑作。
◆国際酒類コンペティション・IWC2010  最高賞「チャンピオン・サケ」受賞銘柄

・原材料:米・米こうじ・醸造アルコール
・栃木県産酒造好適米「ひとごこち」
  100%使用(精米歩合:40%)
・使用酵母:栃木酵母T-F・T-Sブレンド
・アルコール分:17度

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<パリ五輪2024> メダリスト 元木咲良

2024-08-26 07:03:32 | パリ五輪2024

 「元木咲良」 金-レスリング・女子フリースタイル62キロ級

*https://www.sankei.com/paris2024/medalist/?qrkydog_paris2024_page=PROFILE-1939702-------------------- より

 元木 咲良(もとき さくら、2002年2月20日 - )は、日本の女子レスリング選手。埼玉県和光市出身。階級は59g級と62㎏級。父親はシドニーオリンピックのグレコローマンレスリング63kg級で9位だった元木康年。パリオリンピック金メダリスト。

 育英大所属。

*Wikipedia より

 3歳の初戦は泣いて逃げ出す・代表唯一の「非世界女王」…挫折が武器のレスリング「さくら」、パリで開花へ 2024/07/21 13:32 読売新聞オンライン

 [花開け Paris2024]<5>レスリング女子62キロ級 元木咲良 22
 パリ五輪の開幕が目前となった。花の都で開かれる100年ぶりのスポーツの祭典。日の丸を背負い、夢の舞台に挑む代表選手たちの思いを伝える。

 タオルで何度拭っても、涙が止まらない。昨年9月にセルビアで行われた世界選手権で、パリ五輪代表の座を射止めたレスリング女子62キロ級の元木 咲良さくら 選手(22)は、泣いていた。うれしかったわけではない。

 決勝で敗れ、狙っていた優勝を逃した。実力者がそろい、パリでメダルラッシュが期待される女子代表。その6人で唯一、世界選手権を制したことがない。

 「自信がないし、マイナス思考。だからこそ、練習も研究もできる。それが自分の武器」。負けやケガに泣き、はい上がる。それを繰り返してきた。だから今度だって――。

 涙で始まったレスリング人生だった。元五輪代表の父の影響で、3歳で地元の埼玉県のクラブに入った。その直後のデビュー戦で、同い年の男の子を前に戦意を喪失。泣きながら逃げ出し、棄権した。

 強豪の埼玉栄中に進んでからも、定位置は優勝者の右か左。負ける度に「才能がない」と泣き、数日、口もきけなくなった。監督だった野口篤史さん(57)に言われた。「負けてから努力して、はい上がるのが、お前のペースなんだよ」

 悔しさが稽古の原動力だった。男子選手に挑み、体重が100キロ近い野口さんともスパーリング。遅くまで居残った。練習に参加し、マットで向き合った父が「もう帰ろうよ」と漏らすほどだった。

 恩師の言葉が現実になったのは埼玉栄高2年の時。7回ほどの対戦で全敗していた相手を破り、全国大会で優勝する。「勝ち続けた人にはわからない、達成感とうれしさがあった」と下馬評を覆す喜びを知った。

 今度は、ケガに悩まされた。育英大2年で右膝の 靱帯じんたい を断裂した。「この世の終わりというくらい落ち込んだ」。壁にぶちあたっても逃げない。復帰までの7か月、取り組んだのがレスリングの研究だった。

 朝から晩まで海外選手の映像を見た。練習場では他の選手の動きに目を凝らした。タックルに入る角度、相手の頭や脚の位置……。技が決まりやすいパターンが見えてきた。

 「数学の公式と同じ。知っていれば、応用も利く」。得意の低いタックル「ローシングル」をかけるパターンは30にまで増えた。

 レスリングが楽しくなった。復帰すると、国内の激しい代表争いを制し、初の五輪切符をつかむ。同じ競技者の妹に言われた。「努力は裏切らないんだね」

 ライバルは、あの日、世界選手権で優勝を阻まれたアイスルー・ティニベコワ選手(31)。「キルギスの英雄」には、これまで3連敗を喫している。

 試合によって構え方を変える老練な世界王者は、「めちゃくちゃ強い」。得意技を封じられ、研究成果を上回られる。どうしたら勝てるのだろう。

 見返したのは、中学から毎日つけている30冊のレスリングノート。めくっていると、その時々の課題に向き合い、乗り越えてきた自分の姿を思い出した。

 失うものはない。自分らしく攻撃的に戦おうと決めた。「こんなに挫折を味わった選手もいない。そこが自分の強み。金メダルを取って、リベンジしたい」

 その名には「良い花を咲かせるように」との両親の願いが込められている。真夏のパリで、「さくら」が開花の時を迎える。   (上田惇史、おわり)

*https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2024/20240720-OYT1T50028/ より

 

 元木咲良 “弱い自分を乗り越えた先に” レスリング【解説】 2024年8月11日 16時46分  NHK NEWS

 「小さいころから不器用で、運動神経もそんなによくないし」と、うつむきがちに話す姿が今も印象に残っています。

 試合で負けて泣いている姿を目にすることもありました。

 それでも元木咲良選手がパリオリンピックでチャンピオンに輝けたのは自分が勝てるためのレスリングを作り上げる努力を怠らなかったからです。   (スポーツニュース部 記者 持井俊哉)

 不器用で勝てない日々
 「私なんかがオリンピックに出ていいのかな」とも一時は話していた元木選手。

 その自信のなさが物語るように競技人生は決して順風満帆ではありませんでした。

 3歳のころからレスリングを始めましたが、高校3年生のときのインターハイでは今大会53キロ級で金メダルを獲得した当時1年生だった藤波朱理選手から1ポイントも奪えずに完敗しました。

 自分の強さを見いだしていく
 「そこまでの選手なんだろうな」と思っていたところ、長い腕を生かしたスタイルに光るものを感じたという群馬県の育英大学の柳川美麿監督の目にとまって育英大学に進学。

 柳川美麿監督から指導を受ける
 海外選手の技などを動画で研究しながら自分の得意技を探すことを重視する練習環境は元木選手に合っていたといいます。

 長い腕を生かして相手を崩す「アリエフ」と呼ばれる技や低い姿勢で相手の片足を取りにいくタックルなど自分にとっての得意技を見つけながら実力を向上させていきました。

 「こんな自分でも勝つ方法、やり方を模索すれば勝てるというのがレスリングの魅力だと思います」とも話していて、その試行錯誤を書き留めたノートは大学時代だけで20冊以上にものぼります。

 負けても負けても負けても
 成長した元木選手に大きな壁が現れたのが去年の世界選手権。決勝で敗れたキルギスのアイスルー・ティニべコワ選手です。

 世界選手権は決勝で敗れる(2023年)
 ことし4月のアジア選手権の決勝でもまたしても苦杯をなめさせられその悔しさは夢に出てくるほどだったといいます。

 それでも「オリンピックに出る者としてネガディブになっているのは失礼だと思った。負けを原動力に挑戦者として挑むだけだ」と気持ちを立て直して自分のレスリングにより磨きをかけてきました。

 挑戦者として
 迎えた初めてのオリンピック。

 準々決勝
 初戦、準々決勝と磨いてきたタックルや「アリエフ」を有効に使って快勝。

 準決勝はノルウェーの選手に5ポイントをリードされる展開となりましたが、豪快な「そり投げ」を決めて逆転勝ちで決勝に進みました。

 翌日の決勝、相手のウクライナの選手は準決勝であのティニべコワ選手を破って勝ち上がってきました。

 決勝でウクライナの選手と対戦
 それでも「弱かったりダメだったりした過去の自分を乗り越えた先に金メダルがある」と腹をくくってすべてをぶつけました。

 ディフェンスを固める相手にも果敢に片足タックルに入り、次々とポイント重ね、12対1と圧倒。

 試合後は「何回も心が折れそうなことがたくさんあったけど多くの方の支えでたどりつくことが出来た。今までの弱かった自分にリベンジすることができた」と大きな充実感がにじんでいるように感じました。

 不器用でも、運動神経に恵まれなくても、あきらめずに探求を続け、磨き上げた技でつかみ取った金メダルでした。

*https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240811/k10014546191000.html より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする