いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<珍しい野菜> ウチワサボテン

2024-08-29 08:03:50 | 珍しい野菜

 「ウチワサボテン」

 サボテンを食べる 更新日 令和5年9月6日

 サボテンは「観るもの」というイメージがありますが、食用として食べる種類もあります。おいしく、健康にもやさしい、食用のウチワサボテン。そのサボテンについて、栄養価と期待される効果、おいしい食べ方をご紹介します。

 観賞用のイメージが強いサボテンですが、実はメキシコだけでなくイタリアなど様々な国で食用サボテンが食べられています。主に食用にされているのはウチワサボテンという品種です。
 春日井市内では「地産地消給食」として平成19年から学校給食にもサボテン料理が取り入れられているほか、サボテンを使った料理や商品を販売するお店が数多くあり、「サボテンを食べるまち」として注目を集めています。

 市内では2種類のサボテンが栽培されています
 ウチワサボテンには50種類以上の品種があり、サボテンの本場のメキシコでは、その中の約20種類が食用として栽培されています。現在春日井市では「マヤ」「バーバンク」の2種類が市内農家の手によって栽培され、食用サボテンとして食べられています。

 春日井サボテンの栄養価と期待される効果
 主な栄養価
 春日井市内で栽培された食用サボテン(バーバンク種)による試験結果

 ● β-カロテン:450マイクログラム
 [トマトに近い]
 ● カルシウム:304ミリグラム
 [牛乳の約2.7倍]
 ● マグネシウム:98.1ミリグラム
 [オクラの2倍]
 ● 有機酸総量(クエン酸・リンゴ酸):1.1グラム
 [オレンジと同程度]
 ● 食物繊維総量:2.4グラム
 [ハクサイの約2倍]

 いずれの数値も100g当たり(一般社団法人日本食品分析センターによる分析)

 期待される効果
 サボテンは野菜と果物の栄養素を併せ持つ万能食材で、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の発症の原因となる活性酸素を消去する物質が含まれており、予防あるいは改善する生理活性を持つことが期待されます。また、メラニンの蓄積を抑制することに起因する美白効果や発がん物質を消去する力、がん細胞の増殖を抑制する効果もあるので、がんの予防効果についても期待されています。(名城大学分析による)

 がん・高コレステロール症・動脈硬化症予防ビタミンCやβ―カロテンをはじめとした豊富なカロテン類などの抗酸化成分によって、がんや動脈硬化の原因となる活性酸素の除去に効果的といわれています。ダイエット効果
 整腸作用水溶性食物繊維が体内の水分を吸収し膨潤することで、満腹感が得られやすくなります。また、消化を助けて腸の働きを整える作用も期待できます。疲労回復・精神安定カルシウムの他、マグネシウムやクエン酸などの豊富な有機物が、疲労回復や精神安定に効果的といわれています。抗アレルギー作用動物実験において、サボテン粉末を摂取することでアレルギー作用を抑制する結果が出ました。
食用のサボテンに世界が注目! (資料提供:中部大学堀部研究室)

 過酷な状況下でも育つサボテンは、平成29年(2017年)にFAO(国際連合食糧農業機関)が「ウチワサボテンが食料安全保障にとって重要な作物であり、食糧危機を救う作物になりうる」と発表するなど、世界の食糧難を救うサスティナブルな食材としても注目を集めています。

 サボテンのおいしい食べ方
 サボテン料理
 健康食材としても注目され、さわやかな酸味とオクラのようなネバネバ感、みずみずしさが特徴のサボテン。そんなサボテンをおいしく食べてもらうためにトゲの下処理から様々な調理方法などのレシピをまとめた『サボレピ』を公開しています。また、クックパッドでもサボテンを使ったレシピが公開されています。

 レシピを参考に調理し、自宅でサボテン料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 サボテン商品
 市内ではサボテン料理を食べられる飲食店や、和洋菓子や麺類などの加工品を購入できるお店が多くあります。手軽に春日井サボテンを味わうことができるため、ぜひお店にも足を運んでみてください。

 このページに関するお問い合わせ
 産業部 経済振興課

*https://www.city.kasugai.lg.jp/business/1009248/kanko/cactus/1024777.html より

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< 郷土料理 > 埼玉 ゼリーフライ

2024-08-29 07:56:55 | 郷土料理

 「ゼリーフライ」

 主な伝承地域 行田市

 主な使用食材 おから、野菜

 歴史・由来・関連行事
 「フライ」「ゼリー」というものの、肉や魚を油で揚げた「フライ」やお菓子の「ゼリー」とはまったく違う食べ物。「ゼリーフライ」という名前の由来は、小判のような形から。「銭フライ」と呼ばれていたのが変化し、「ゼリーフライ」と呼ばれるようになったと言われている。見た目は衣の付いていないコロッケのようだが、たくさんのおからとジャガイモをベースに、ニンジンやネギなどが入っているのが特徴。ソースによる味付けとモチモチとした食感が相まって、地元民から愛されている。そのルーツは、中国の東北地方にある「野菜まんじゅう」という料理。日露戦争に従軍した、行田市内の「一福茶屋」の店主が考案したと言われている。明治後期には一般的に食されるようになり、現在まで行田市民のおやつとして愛されている。

 食習の機会や時季
 主に庶民のおやつとして食されてきた。

 飲食方法
 おからや、ゆでてつぶしたジャガイモを、炒めたニンジンやネギなどの野菜とよく混ぜ合わせる。小判の形に整え、そのまま油で揚げる。ウスターソース等にくぐらせて仕上げる。市内のお店にはゼリーフライを挟んで食べるゼリーフライバーガーやゼリーフライピタサンドがある。変わり種としてカレー味やチョコバナナ味もある。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 行田市内外の埼玉県の学校給食で提供されるほか、県内の飲食店や精肉店でも提供、販売されている。ご当地グルメとして各種メディアで紹介されており、行田市のゆるキャラ「こぜにちゃん」は市内外のイベントに出演している。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_8_saitama.html より

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<B級ご当地グルメ> 神奈川 足柄まさカリー

2024-08-29 07:53:22 | B級ご当地グルメ

 「足柄まさカリー」

 金太郎のふる里の新しい名物「足柄まさカリー」
 ご存知、金太郎が持っている「まさかり」とカレーの英語名「カリー」をひっかけて、ダジャレから生まれたのが「まさカリー」。
 味は一流ホテルにも劣らない本格派です。
 なぜなら、レシピの監修は、箱根の老舗ホテル・富士屋ホテルが監修しているんです。

 使っているお肉は、ご当地牛、足柄牛100%。
 さらには、金太郎の息子の金平(きんぴら)にちなんでゴボウを入れています。
 カレーにゴボウ?と思われるかもしれませんが、これが意外とマッチするんです。ゴボウはカラダに良いし、食物繊維が豊富なので、女性に召し上がってほしいカレーに仕上がっています。

 足柄まさカリーを食べて、まさかの御利益、「まさか利」があるかもしれませんよ!

*https://store.shopping.yahoo.co.jp/ko-da-wa-ri/600047.html# より

 足柄山で熊と相撲をとった金太郎に因み、まさカリーなる商品で町おこしを目論む金太郎プロジェクトのアンテナショップが以前あった。まさカリーとは地元の足柄牛とごぼうを利用したカリーライス。富士屋ホテルのシェフが味付けを監修。 

 しかし今は?

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うまいッ! NHK 「埼玉県民が愛する!ホンモロコ〜埼玉・加須市〜」

2024-08-29 07:46:19 | うまいッ!NHK

 「埼玉県民が愛する!ホンモロコ〜埼玉・加須市〜」 2020年11月9日

 埼玉で養殖される高級川魚「ホンモロコ」が主役。濃厚なうまみとふっくらした食感で、地元では売り出し即完売とか!“川のダイヤ”、ホンモロコの未知の魅力を紹介します。

 食材ハンター・中村昌也さんが埼玉県加須市を訪ね、高級川魚「ホンモロコ」のおいしさの秘密を探ります。ホンモロコはもともと琵琶湖の固有種でしたが、30年ほど前に休耕田を活用した養殖技術を確立した埼玉が今や全国一の産地に。栄養分が豊富な土壌、エサやりや水管理の独自の工夫もあって、川魚ながら臭みのない上品なうま味が実現しました。地元で開発した新たなレシピも含め埼玉のソウルフードの魅力をたっぷりと伝えます!

*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/J1VPRQL84V/ より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

 「ホンモロコ」

 ホンモロコ(本諸子、学名:Gnathopogon caerulescens)は、コイ科タモロコ属に属する淡水魚。別名はモロコ、ゴマモロコ、ヤナギモロコなど。

 形態など
 元々はニゴロブナやハスなどとともに琵琶湖の固有種とされているが、近年では山梨県の山中湖、長野県の諏訪湖、東京都の奥多摩湖などにも移植されている。普段は水深5 m以上の湖沼中層域に生息している。同じタモロコ属のタモロコと比較すると、体長がより細長く(大きな個体では約15cmに達する)、遊泳魚としての特徴を備えている。また口ヒゲはより短く、喉部が角張っており、体側の横帯がより淡いという点でもタモロコと区別される。主に動物プランクトンや水生昆虫、小型甲殻類などを捕食している。

 生態・繁殖
 繁殖期は3 - 7月頃で、この時期になると大群で湖岸や水路に押し寄せ、1匹のメスを数匹のオスが追尾して、湖岸に生えている柳の根、草の根やヨシ、2cmから6cmの小石などに産卵する。産卵する水深は浅く、数cm であるため水位変動の影響を受けやすい。孵化後、半年から1年で繁殖能力を備える。寿命は2 - 3年程度だが、産卵直後に死んでしまう個体も多い。

 滋賀県水産試験場によると、流れの緩い場所では卵は見つからず毎秒40-50cmの場所に集中した。

 水産資源としてのホンモロコ

 埼玉県では養殖における生産量が年間約20トン(2010年1月10日現在)と日本一である。

 山梨県では2007年にJAふじかわが休耕田の活用策として試験的に始めた養殖が広がり、2015年度の全県出荷量が560kgに達した。山梨県知事の命名により「ふじかわもろこ」としてブランド化を進めている 。

 2009年より広島市佐伯区湯来町、2011年より岐阜県中津川市福岡(旧・恵那郡福岡町)においても、遊休水田を活用してホンモロコ養殖を始めた。

 琵琶湖における資源
 琵琶湖において1994年以前は 150t から 350t の安定した漁獲量を保っていたが、1996年以降では年間の漁獲量が最盛期の1/10未満(2004年 5t、2008年 10t)という年が続き、価格が急騰。現在は高級食材の1つとなってしまった。

 生息数激減の背景として下記に列挙する幾つかの説がある。

 湖岸の改変により産卵場所が減少。
 湖岸堤が建設され内湖と本湖(琵琶湖)間の移動が阻害された。
 越冬場所となる沖合深層域の環境悪化。
 冬季の表層水と深層水循環が起きにくくなり、深層水の酸素濃度低下。また、深層域に貧酸素水塊が生じている可能性も指摘されている。
 人工的な水位操作による変動量の増加。
 琵琶湖総合開発事業により瀬田川洗堰の操作に伴う水位変動が原因で産卵床が露出。
 在来生物増加による捕食圧増加。
 カワウ、カワアイサによる捕食圧増加が指摘されている。
 外来生物による影響。
 ブラックバス(オオクチバス・コクチバス)やブルーギル等、肉食性外来魚による食害などが原因の1つとも言われている。
 過剰な漁獲圧。
 交雑による遺伝的攪乱等。
 このため琵琶湖を擁する滋賀県や周辺の自治体は、産卵場所となる浅水域の確保・整備や外来魚の駆除、さらにはホンモロコの養殖や放流を積極的に行うなど、水産資源の確保に努めている。

 食材
 京都における高級食材としてのホンモロコ
 本種は日本産コイ科の魚類の中でも特に美味と言われ、重要な水産資源となっている。琵琶湖では周年漁獲され、京都市内の料亭などへ高値で取引されている。特に冬に獲れる「子持ちモロコ」は琵琶湖の名物として珍重されている。

 調理方法

 塩焼き、煮物、天ぷら、唐揚げ、佃煮、南蛮漬けなど。

 滋賀県では、子持ちモロコに味噌と酢を合わせた「どろ酢」につけて食べることもある。

*Wikipedia より

 

 田んぼで育つ魚です 北埼玉の特産「ホンモロコ」
 ホンモロコは琵琶湖特産の魚(成魚15センチ)で、日本産コイ科の魚の中では最も美味と言われています。

 埼玉県は、平成4年に全国に先駆けて水田を利用した養殖技術を確立しました。

 埼玉県では、やや小さめサイズ(8センチ程)が唐揚げや雑魚煮の食材として好まれ生産の主流になっています。

 生産の特徴
 「彩のもろこ」として、次の生産基準を守って美味しい高品質のホンモロコを生産しています。

 飼育水は井戸水だけを使用しています。
 高タンパク質で良質な飼料を使用しています。
 水産用医薬品は一切使用していません。

 収穫時期
 10月中旬から2月終わりまでが収穫時期です

 販売場所
  管内の生産者が販売してます
 カザマ養魚場 行田市若小玉2944

 株式会社鈴木養魚場 加須市向古河2371

 橋本養魚場 加須市新川通547

 川島養魚場 加須市平永658

*https://www.pref.saitama.lg.jp/b0907/kitasaitama-nousanbutu/honmoroko.html より

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<料理用語-和食> 差し身

2024-08-29 06:43:52 | 料理用語

 「差し身」

 刺身のことである。

 めでたい席の場合は「お造り」と書く。

 刀法を「作り」と言い、通常の献立には向付の欄に魚の名と作り方を表記し、隣に褄と剣を書く。

 「長手」「平」「越し」「背越し」「そぎ」「細」「糸」「切掛け」「賽の目」「角」「引き」「小波」「洗い」「ぶつ」「切離」「切掛」「八重」「土佐」「大名」「叩き」「藤」「牡丹」「菊花」「鳴門」「磯部」「松皮」「蝶」「束ね」「大原女」「逆」「蛇腹」「博多」「鹿子」「ちり」「薄」「銀皮」「皮霜」「火取り」「焼き目」「湯洗い」「湯ぶり」「昆布〆」「酢〆」「檸檬〆」「山かけ」「まぶし」「おろし和え」などの作り方がある。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/91_H/027.html より

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<難読漢字-鳥類> 葦五位、葭五位

2024-08-29 06:40:55 | 難読漢字

 「葦五位、葭五位 よしごい」

 ヨシゴイ(葦五位、葭五位、Ixobrychus sinensis)は、ペリカン目サギ科ヨシゴイ属に分類される鳥類。

*Wikipedia より

 

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<異名-スポーツ選手> 牛若丸

2024-08-29 06:29:26 | 異名

 「牛若丸 吉田義男」

 吉田 義男(よしだ よしお、1933年7月26日 - )は、京都府京都市中京区出身の元プロ野球選手(内野手、右投右打)・コーチ・監督、野球解説者、野球評論家、タレント、甲子園歴史館の運営会議顧問である。

 現役時代は「牛若丸」と称され、華麗かつ堅実な守備で知られた守備の達人であった。引退後は3度にわたって阪神タイガースの監督を務めた。阪神を初めて日本一に導き、また阪神の監督を3度経験した唯一の人物である。

 ニックネームは「よっさん」。1989年から1996年まで野球フランス代表監督を務め、「ムッシュ」とも呼ばれる。甥の谷真一も近鉄バファローズの元プロ野球選手。

*Wikipedia より

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<慣用句・諺> 虎を野に放つ など

2024-08-29 06:24:25 | 慣用句・諺

 「虎を野に放つ」

 猛威を振るう者の力を発揮できるよう自由にさせることのたとえ。また、のちに大きな災いをもたらすような危険なものを野放しにしておくことのたとえ。

 

 「虎を養いて自ら患いを遺す-とらをやしないてみずからうれいをのこす」

 《「史記」項羽本紀から》情愛にひかれて後日に禍根を残すたとえ。

 

 「鳥居を越す」

 《狐が何度も鳥居を飛び越せば稲荷大明神になれるとの俗説から》年功を積み、老獪 (ろうかい) になる。

 

 「鳥影が射す-とりかげがさす」

 鳥の影が壁などに映る。来客のある前触れという。

 

 「取り付く島」

 頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。

 [補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「取り付く島がない」を使う人が47.8パーセント、本来の言い方ではない「取り付く暇 (ひま) がない」を使う人が41.6パーセントという結果が出ている。

 

*goo辞書 より

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<日本酒メーカー> 栃木 片山酒造

2024-08-29 06:16:33 | 日本酒

 「片山酒造」

 大手酒造メーカーには、できないことを

 日本酒造りは本来とても時間と手間がかかるものです。原料の選別、精米、製麹、仕込み、搾り、すべての工程に妥協せず、熱意を注がなければ本当に美味しい日本酒は作れません。
 日本酒の味を左右する要因のひとつが、搾りの圧力加減。「搾り」とは、熟成した「もろみ」をお酒と酒粕に分離させる作業です。美味しい日本酒は、この工程でなるべく圧力をかけずに搾ることが重要です。
 現在、多くの酒造メーカーで行なっているのは「薮田式」と呼ばれる搾り機を使用しての圧搾。薮田式はコストや時間を短縮できるというメリットがありますが、機械で一気に圧搾してしまうため、味わいを損ねてしまう恐れがあります。それに対し、片山酒造では創業以来「佐瀬式」という方法を採用してきました。佐瀬式は、「もろみ」をひとつひとつ、人の手で袋詰めし、丹念に積み重ねてから上からゆっくりと圧をかけてお酒を搾ります。一回では少量しか搾り出せないため、この作業を何度も何度も繰り返し、ようやく商品として販売できる量を確保できるのです。もちろん、時間も手間もかかります。現在、栃木県内でこの方式で圧搾している酒造メーカーは1割程度しか存在しません。ですが、あえて私たちはこの方法を続けます。人の手によって丁寧に造られた本来の日本酒の味わいを、より多くの人に知って欲しい。私たち片山酒造が、この方法にこだわり続ける理由がそこにあります。

 素材の大切さを知るから、この地で酒造りを続ける。
 酒造りには良質な水が欠かせません。世界遺産で有名な日光二荒山神社の別宮・滝尾神社の境内には、弘法大師にまつわる伝承で知られる日光三大霊水のひとつ「酒の泉」があります。良酒を生み出すと言われ酒通の崇敬を集めるこの「酒の泉」を元水とし、同じ日光連山より流れ出る大谷川の伏流水が「千両水」であり、私たち片山酒造が、明治13年の創業以来使用してきた水です。片山酒造の初代創業者は、新潟県柏崎市より良質な水を求めて旅立ち、ここ日光市今市でようやく納得のいく水に辿り着きました。「千両水」は地下16mからくみ上げた口当たりのよい軟水で、酒造りに使用するとまろやかな味わいと香りを生み出します。
 また、片山酒造では水だけでなく、お米や酵母にも強いこだわりを持っています。お米は兵庫県産特Aランクの「山田錦」を、酵母は栃木県が開発した特別な酵母を使用しています。良質な原料を使用しなければ、本当に美味しいお酒は造れない。先代からの教えを忠実に守り、決して値段や使い勝手の良さだけで原料を変更することはありません。

 日本酒本来の味わいを、直接お届けしたい。
 日本酒本来の味をお客様に味わってもらいたい。その想いから片山酒造は直販にこだわってきました。片山酒造の看板商品である「柏盛」は、搾り終わったお酒に水を加えない原酒として、発売以来30年間多くの地酒ファンに親しまれてきました。また、その中でも「柏盛 素顔」は、圧力をかける前に自然と染み出た希少な部分だけを、ろ過も熱処理もせずに瓶詰めした完全な生原酒として各方面から高い評価をいただいています。
 通常、流通ルートに乗せて酒屋で販売してしまうと、店頭に並ぶまで1ヶ月近くかかってしまいます。その点、店頭直販ですと時間やコストを削減し、直接お客様に出来立てのお酒をお渡しできるというメリットがあります。もちろん、流通ルートに乗せて販売した方が利益は多く出るのでしょうが、それでは私たちがお届けしたい日本酒本来の味は失われてしまいます。
 かつて日本酒には、アルコール度数により酒税の価格が決められることになった時代があります。それに伴い、多くの酒造メーカーは原酒の製造中止を強いられることになりました。ですが、私たちは利益を減らしてでも頑に原酒の製造を続けてきたのです。その後、酒税方式が見直され原酒もその他日本酒と同等の課税になりましたが、多くの酒造メーカーではそのノウハウを失っていました。だからこそ、私たちには原酒造りの伝統を守り続けていくという義務があると思うのです。日光の水を使い、こだわりの製法で生まれた日本酒を、蔵元自身の手でお客様へ。私たちはこれからも、この想いを胸に、これまで培ってきた姿勢を守り続けていこうと思います。

 片山酒造 栃木県日光市瀬川146-2

 代表銘柄

第92回関東信越国税局酒類鑑評会 吟醸酒の部「素顔」優秀賞受賞!

フルーティーな大吟醸の華やかな香りと、淡麗辛口ならではのスッキリとした味わい。
吟醸酒の醍醐味ともいえるやわらかな吟醸香が口の中に広がります。鼻に抜ける香りも爽やかで、さらりと澄んだ味わいは心を落ち着かせてくれます。大吟醸でありながら穏やかで派手すぎない芳醇な香りと、しっかりとした深みのある味わいです。

原料米:山田錦
精米歩合:40%
日本酒度:+3
アルコール度数:17度
酸度:1.3

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<パリ五輪2024> メダリスト 永山竜樹

2024-08-29 05:57:33 | パリ五輪2024

 「永山竜樹」 銅-柔道 男子60キロ級・銀-柔道 混合団体

 

*https://www.sankei.com/paris2024/medalist/?qrkydog_paris2024_page=PROFILE-1896752-------------------- より

 永山 竜樹(ながやま りゅうじゅ、1996年4月15日 - )は、日本の柔道家。北海道美唄市出身。階級は60kg級。身長156cm。組み手は右組み。血液型はA型。得意技は背負投、袖釣込腰。

 SBC湘南美容クリニック所属。

*Wikipedia より

 

 不可解判定に泣いた永山竜樹 盟友の高藤直寿が状況を説明「本人は待てって聞こえて体勢を変えようとしたみたい」 7/27(土) 22:53配信 デイリースポーツ

  「パリ五輪・柔道男子60キロ級・準々決勝」(27日、シャンドマルス・アリーナ)

 永山竜樹(28)=SBC湘南美容クリニック=は、準々決勝で23年世界王者のガルリゴス(スペイン)に片手絞めで一本負け。相手が「待て」がかかった後も絞め続けたことについて、日本側が抗議したが、判定は覆らなかった。

 東京五輪の同級金メダリストで、永山のライバルとして君臨し続けた高藤直寿は試合直後にXを更新。「うーん。。。」と絶句した後で、「まだあるから!応援するしかない!!!」とエールを送った。

 日本側の抗議の内容について質問が上がると、「大会側は落ちたタイミングがわからないとの事。でも本人は待てって聞こえて体勢を変えようとしたみたい。抗議は通らず。いち早く切り替えて欲しい」とつづった。

 試合では2分過ぎに絞め技を食らい、こらえ続けていた永山。苦しい状況の中で主審の「待て」が掛かったが、相手が数秒ほど絞め技を継続した。その後、ふらついて畳に倒れ込んだところ、失神していたと判断された。しかし、納得のいかない永山は握手を拒否。その後も不満を露わにし、畳からなかなか下りなかった。会場からはブーイングのように指笛が吹かれ、早く畳みを下りるように促された。約5分経ち、礼をして畳を下りた永山は関係者と「待てって聞こえていた」と話していた。

 準々決勝終了後、日本の鈴木桂治監督、古根川実コーチ、金野潤強化委員長が大会本部に抗議していたが、覆らなかった。

*https://news.yahoo.co.jp/articles/acf5693fe3492716699441ee3d809679e05a43cf より

 永山竜樹が銅メダル 「正直きつかった」不可解判定敗戦乗り越え同階級日本勢4大会連続メダル繫ぐ 親、妻の応援に「手ぶらで帰るわけにはいかないと」 7/28(日) 1:13配信 デイリースポーツ

 「パリ五輪・柔道男子60キロ級・3位決定戦」(27日、シャンドマルス・アリーナ)

 準々決勝で敗れた永山竜樹(28)=SBC湘南美容クリニック=は、3位決定戦でイルディス(トルコ)に合わせ技一本勝ちで銅メダルを獲得した。開始45秒で大腰で技ありを奪うと、残り52秒で横車で再び技ありを奪い、メダルをもぎとった。同階級では日本勢4大会連続メダルとした。

 永山は「負けてから切り替えるのが大変だったんですけど、せっかく親とか妻とか、たくさんの方々が応援にきてくれた。手ぶらで帰るわけにはいかないと思って、とりにいった。目標は金メダルだったので、正直きつかったけど、最低でも銅メダルと思って気力だけで戦いました」と、言葉を振り絞った。

 初戦の2回戦を苦戦しながらも勝利した永山は、準々決勝で23年世界王者のガルリゴス(スペイン)に片手絞めで一本負け。最初の4分間の中盤に、絞め技を食らい、主審の「待て」の後も、相手が数秒ほど絞め技を継続。その後、畳に倒れ込んだところ、失神していたと判断された。敗戦が言い渡されると、呆然。しかし、納得のいかない永山は握手を拒否。その後も不満を露わにし、映像確認を求めて、畳からなかなか下りなかった。会場からはブーイングのように指笛が吹かれ、早く畳みを下りるように促された。約5分経ち、礼をして畳を下りた永山は関係者と「待てって聞こえていた」と話していた。準々決勝終了後、日本の鈴木桂治監督、古根川実コーチ、金野潤強化委員長が大会本部に抗議していたが、覆らなかった。

 敗者復活戦で楊勇緯(台湾)を優勢勝ちで下し、3位決定戦に進んだ。

 全柔連の金野強化委員長は「我々としてはジャッジには納得できないとして、正式の文書を出して、予選終了してから、協議した。納得できないと伝えたが、覆ることはないといわれた」と説明。「『待て』がかかってから6秒絞め続けている。柔道の精神として受け入れられない」と、遺憾の意を表した。「審判が一番近くでみていて、絞めが決まって落ちたと判断した」と説明を受けたという。金野強化委員長は「永山は『待て』を聞いている。ロジック的にはかなりおかしいが、平行線だった」と、首を振った。

*https://news.yahoo.co.jp/articles/2b6ae318ae1449538b3b334b3c3c2e87e03479ab より

 

 大会序盤に起きた「不可解判定」の1つ。

 しかし、「待て」と言われて締め続けても「日本柔道の精神」には反するが、「JUDO」において長時間でなければ仕方のないことと納得しがたいが受け入れざるを得ないことである。

 

 

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