午前中、17日開会の道議会定例会に提出される、
令和4年補正予算案と令和5年予算案について、
会派政審メンバーで説明を受けました。
新年度予算案は、知事の改選期のため、
約2兆8千億円の骨格予算となりますが、
問題は、約170億円の補正予算案。
そのうち、「物価高騰等対策特別支援事業」として、
18歳以下の子どもを養育する世帯(39万世帯程度)に、
8,000円相当の商品券(お米や牛乳等)を配布する事業があり、
これだけみると異論がないように思われます。
しかし、予算額は44億5千万円で、
39万世帯×8,000円=31億2千万円ですから、
差し引き13億円は事務経費となります。
しかも、この財源は昨年末に実施した、
「節電プログラム参加促進事業費」の執行残で、
180万世帯を対象と見込んでいたのに、
16万世帯しか執行されていません。(5%以下)
これだけでも明らかに、
‘大失策’だったと言えるでしょう!
誤解のないように言っておきますが、
子育て支援を否定するつもりはありません。
ですが、電気料金や物価高騰の影響を受けている世帯は、
なにも子育て世帯だけではなく、
180万世帯を対象としていたものを、39万世帯にせばめることや、
本来、電気料高騰への支援を目的とした予算を別に振り替えるなど、
他の世帯には、なんの策も施さない姿勢に、
ただただあきれ返るばかりです。
来週からの定例会は、今任期最後ですので、
遠慮なく?いかせてもらいますか。。
午後には帰苫し、道中で見える樽前山は、
てっぺんまでクッキリ。
札幌を出てくるときは吹雪いていましたが、
こうしたときの苫小牧は、天気が良いしるしで、
案の定、着くと晴れており、
改めてその差を実感しています。。