〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

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20150424 明るい岳人の森から春の妖精探しに、静寂漂う▲砥石権現〔1375m 徳島県〕の稜線を歩く

2015-04-27 | 〔2015四国エリア〕(春)山歩記@見聞ログ
「春の妖精」カタクリを求めて、連休前の静かな時期に自宅から最も近いカタクリの山になる▲砥石権現へ行ってみた。

久々に地元神山町の知人Aさんを誘ってみたが、田植えの準備で多忙らしく、いつものように単独で出発した。

この山へは、奥の剣山スーパー林道沿いからと手前のシャクナゲの里として有名な岳人の森からの2ヶ所あるが、園内のシコクカッコソウが現在満開で、クリンソウも早々と咲きだしたとのブログ情報を見て、岳人の森に見学入園(¥500)後、登ることにした。

しかし今年は花の開花が早いようである。


〈シコクカッコソウは、国指定の絶滅危惧種のようです〉






〈シコクカッコソウは、花は小さいが多種多彩です〉








〈カッコソウに隠れてツツジ類も咲いてる〉





〈カッコソウは、苔むす岩と良く合います〉








〈ヤマシャクヤクも満開でした〉







〈クリンソウも七分咲き〉













〈園内は新緑の真っ只中の様子です〉










〈白いカッコソウも咲いてる〉





〈花名は、わかりませんが?〉





ちょうど昨年の連休明けの5/8に、シャクナゲ満開情報により同所へ行ってみたが、早くもクリンソウは、この時と同程度に咲きだしている。

この分では、山の上のカタクリも咲きだしていることが予想された。

ただ、シャクナゲだけはつぼみも余り見当たらず、どうやら昨年が大豊作の当たり年だっただけに、今年は残念ながら裏年のようである(;_;)/~~~。

園内では、誰にも会うことなくゆっくりと春の小さな花々を観賞出来た(^o^)v。


その後、園内にある砥石権現登山口に取り付き、ゆっくりと登り出した。


〈この砥石新道は、岳人の森のご主人山田勲氏が苦労の末、開拓されたそうです〉




今日も黄砂の影響はあるようでやや霞んでいるが、快晴で暑くなりそうである。
今年の四月の天気は、どうも極端なきらいがあるようだ。


〈山も新緑が始まってます〉





〈ブナの古木もあります〉





シャクナゲ尾根を過ぎた辺りから予想通り1~2mおきくらいにポツポツとカタクリが見られ出した。






まだ有りますよ!




〈白い清楚な花も有ります〉





〈でもやっぱりカタクリですかな〉





決して群落ではないが、山頂まで咲きだしていた。

この花を見ると、いよいよ山も春だなあと思うのである。

なかには、新緑の準備にかかっている木々もあるようだ。



〈そろそろ見通しも良くなって来ました〉





〈▲砥石権現の手前にある、▲鹿舞ダキ山の山頂〉

ここの句碑には、「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の、声聞く時ぞ秋は悲しき」とあった。
ブナを始めとする落葉樹林が多く、秋の紅葉時期にも良さそうである。


〈この辺りにはブナの古木が多い〉





山頂手前にある、展望台に有名なアケボノツツジを始めとするツツジ類の見晴台があるが、咲いてる花も少しはあるが、さすがにツツジの開花はもう少し先のようだ。

〈昨年の5/8には咲いていました。左側に雲早山、右側には高丸山、奥に縦走路があるようです〉




ここが見晴らしも良く、ガスでもかかれば撮影にはもってこいだろう。


〈足元で力強く咲き出してました〉





〈小さなスミレがたくさん咲いていました〉





〈静かーに咲いています〉





〈やっぱり目立ちます!〉





ここからひと登りで▲砥石権現の山頂であるが、木々に囲まれ展望はない。

標識の奥の日陰で昼食後、さらに奥へ初めての静かな木々の稜線を進んだ。

途中に、水恋沢と言う何ともロマンチックな案内標識があり、アケボノツツジとカタクリ自生地との添え書きがあったので行ってみた。

カタクリは、ほとんど株も見当たらなかったが、100m程でアケボノツツジのある岩場に出た。

〈今年最初のアケボノツツジ見参です〉






花つきは、まだ3分程度だろうか、満開になれば展望も良く静かな穴場である。



〈ここにカタクリが咲いていれば絵になりそうですけどね?〉




その後引き返し、さらに奥へ行ってみたが、スーパー林道ファガスの森への案内標識が現れた辺りで引き返すことにした。


ここまで、ブナやリョウブなどの古木を含む静かな落葉樹林の稜線を歩いた。







連休前でも平日なので、ほとんど人に会わなかった。

帰りに一人挨拶交わした方と、この辺りの山話で長々と立ち話をした。

よくこの辺りを歩き、県内の山に詳しく徳島250山を目指していると言う、とても穏やかな方で(I町のMさん)、以前にどこかで出会っていた方のような気がした。

〈長い間、山の話をありがとう〉





話が長引き体が冷えてくる頃、ファガスの森から登ってきたMさんと別れて、下山することにした。

下山後、入口の観月茶屋に寄り、そばを食べながら、ここ岳人の森のご主人夫婦と長々と地元神山町のよもやま話をしながら休憩、久々に神山温泉に入浴して帰った。
















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