▲奥医王山から下山し、道の駅「福光」方面へ富山県側に下って行った。
まだまだ距離のある富山県魚津市の▲大平山を目指して気がはやったのであろうか、早朝でクルマのスピードが出ていたところに、警察のネズミ取りに引っ掛かったのである。
福光集落からの早朝出勤者の取締りが行われていた。
40km制限のところ、測定メーターでは58kmと確認させられた。
35年振りのスピード違反にガックリしながら前車に続いて、警察車両に上がった。
ところが免許証を見せたところで、後ろから来た警官からスピードの記録紙を見せられ「58kmの上段の日付欄に出るべき日付の印字が出てないので、今回は結構です。気をつけて下さい。」との温情を受けたのである。
恐らく県外車両ということによる配慮であろうなあと思ったのだが、どうだろうか?
まあ罰金を支払う以上に、以後気に留めるような効果を感じるところでもあります。
これから通勤ラッシュになってくるし、こんな出来事もあったりしたので、珍しく高速道路を使って魚津市へ向かうことにした。(砺波IC~魚津IC ¥1670)
山間部に入ると、ほとんどクルマを見かける事もなく、林道を進んでいった。
途中にあった平沢沌滝に寄ってみた。
[沌滝の案内図]
道路沿いであるが、なかなか原始の趣がある遊歩道だった。
[雨が多いのか、木々や葉っぱが大きい]
[見上げると新緑が眩しい]
道路沿いで直ぐに見られるかとサンダルで上がって来たが、これ以上は無理だった。
[本流はもう少し先のようだ]
諦めて引き返し、▲大平山登山口へ向かった。
[タニウツギが目立ってきた]
林道の途中で、残雪の山々が見られ出した。
[▲毛勝山だろうか?]
ところが、工事による通行止めのウマがクルマが通れそうな所に置かれていたので、自己責任として進んで行った。
さすがに林道状態は酷く、通行は厳しかった。
何とか普通車が通れそうな幅だけ残して、倒木や落石が散乱していた。
二ヶ所ほど道路が崩れ、車幅ギリギリにブルーシートで覆われて土嚢が置かれた場所もあった。
奥へ進んでも登山口が何処なのか、なかなか判らず行ったり来たりして探した。
何とか峠付近で、やっと小さな登山口の標識を見つけてようやく出発した。
[林道沿いで、何とも判りづらい小さな登山口の標識]
今度は登山道が笹藪で予想外に歩きづらい。
[踏み跡はハッキリしているが、低木がうるさい登山道]
[笹藪も出てきた]
[それでも、だんだんブナ林が出てきて良くなった]
[白いタムシバの花が目立ってきた]
[良い雰囲気のブナ林]
[足元にはイワウチワが見られ出した]
[雪融けしたところからは、ショウジョウバカマ]
[沢筋には多少の残雪があった]
[ここのテープで横断、帰りも要注意である]
展望のない尾根筋を登り、▲大平山の頂上に到着した。
[頂上には杉が10本ほど立ち並び、展望は切り開かれた一ヶ所のみだった]
[展望の少ない▲大平山頂上のパノラマ]
それでも切り開かれた付近からは、北アルプスの雄大な眺望が望めた。
[▲毛勝山方面]
▲毛勝山の右側には、▲剣岳と▲立山が堂々と見えた。
[残雪の▲剣岳と▲立山が並んで見える]
[▲剣岳の頂上付近]
[▲立山三山の△富士の折立、最高峰△大汝山、△雄山]
[頂上でも真っ白いタムシバが花盛り]
[展望を求めて、さらに奥の稜線を進んでみたが、直ぐにギブアップした]
まあ残雪の名峰が見られたので良しとして、下山することにした。
途中で、先ほどの案内テープを見失い焦ったが、無事下山した。
下山後は、糸魚川方面に向かった。
ところが、今度は本当に工事中で通行出来ず、工事終了時間までしばらく業者の方と話した。
こちらの林道には通行止めとの案内看板も無かったので、業者の方も恐縮して色々話してくれた。
[道路いっぱいに巨大な工事車両が立ちはだかった]
途中で、「こんな田舎なので何も案内出来ないが、▲毛勝山の水でも飲んで欲しい」と言われた水場があった。
[業者の方が自慢する▲毛勝山の水を汲んでいる方がいた]
地元自慢の水を汲み、今夜は上越市の道の駅「うみてらす名立」で入浴、そのまま車中泊にしました。