今日も曇ってはいるが、雨は大丈夫のようなので、山中温泉町に北上した。
[坂井市内からも残雪の山並が見える]
[途中のダム湖では春の訪れも感じられます]
ここはもう石川県加賀市である。
山中の閑静な温泉街として栄え、その中心には総湯がある。
今日は、その温泉街のすぐ後ろにあり、短時間で登れて花と展望が魅力の▲水無山に決めた。
温泉街近くにある道の駅にクルマを留めて、総湯を目指して温泉街を歩いた。
[道の駅山中温泉にクルマを留めてスタート]
[後ろの山が▲水無山のようです]
[片岡鶴太郎さんのギャラリーもあるようです]
ひなびたと言うよりは、閑静に整備された綺麗な温泉街と言った印象である。
[温泉街の中心に総湯があります]
[出発点の医王寺前から温泉街を見下ろしています]
総湯の奥にある、医王寺境内がルートの出発点になる。
[山歩きの案内はこの看板ぐらいでした]
山歩きに限っては、余り目立った標識は無いようだ。
[緩やかな登りが続きます]
歩き出すと今の定番、ショウジョウバカマやスミレの花が見られた。
[新緑もリズミカルです]
そして今主役のコブシがあちこちに見られる。
[今は何処へ行っても白い花が飛んでいます]
その中で、初めて咲きだしたツツジを発見した。
[山中でピンク色を見つけるといよいよ春の訪れです]
[ヤマザクラの薄いピンク色もしっとりしています]
[情熱の赤も未だ盛りです]
これらの花々を見ながら歩くうちに、朽ちそうな古びれた展望塔に到着した。
[左側奥に展望台が現れた]
それでもここからの眺望は、ほぼ全方位に素晴らしい。
[展望台からのパノラマ風景、右側に▲富士写ヶ岳]
[上のパノラマに続いて石川県側]
山並の中でも、近くに聳える残雪の▲富士写ヶ岳の尖った山容が大きく見事である。
[▲富士写ヶ岳の立派な山容]
この山には、五月のシャクナゲの時期にぜひ登ってみたいものである。
その隣奥に見られるのが、山頂に避難小屋がある丈競山であろうか?
[▲丈競山だろうか?]
一昨日登り損ねた▲火燈山から続く▲小倉名山辺りも見えているようである。
やはり千メートル近くなると、まだまだ残雪が多そうである。
ただ残念ながら、お目当ての▲白山は見えそうになかった。
それでも加越~加賀の山々は、予想以上にぐるり見渡せた。
北側を見れば、加賀市の街並みの奥には▲医王山とおぼしき山並、能登半島らしき連なりや日本海など、350mほどの標高にしては素晴らしい眺望である。
[左側奥に▲医王山だろうか?、街並みは加賀~小松市街]
[温泉街が覗く]
ここで昼食を食べてから奥に進んだ。
何処が山頂ピークかよく解らないほどのなだらかな山であったが、アンテナ施設群があった付近が、標高350mの山頂なのであろう。
最後に、樹林の隙間から▲富士写ヶ岳を眺めて、山頂を後にした。
[山里を見下ろす▲富士写ヶ岳が絵になります]
その後は、なだらかな道がしばらく続いた。
途中の春の訪れを撮影しながら、誰にも会うことなくのんびり歩いた。
そして下りは、滑りそうな大きな岩混じりの急な下り坂となった。
[アルペン的な岩稜の下りが続きます]
[こちらも白鳥が飛んでいます]
この下りがしばらく続き、急にアルペン的な山肌となった感じである。
その後は、林道沿いまで急な下り坂が続いた。
最後の林道が近くなると、小さな白い花々が目立った。
思いもよらず、キクザキイチゲなどの清楚な花々であった。
[清楚なキクサキイチゲ]
[この色は何か?]
[獲物は、イノシシか熊か?]
しばらく花を撮影してから、道の駅の駐車場に帰った。
今日も誰にも会うことのない静かな山歩きであった。
ところが、駐車場は土曜日とあってか、日帰り入浴客のクルマで満杯の盛況である。
[満車の道の駅山中温泉P]
自分も入浴(¥500)してから、中で夕食を食べ、今夜はそのまま車中泊にしました。
[夕食のしっぽくウドン定食¥1.080]
館内で食事が出来るのは有難い。