及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

「都立高入試に英語スピーキングテストを活用することについて」勉強会に参加しました✌(10/22)

2022-10-24 10:15:31 | 日記

10月22日(土)立憲民主党東京都連三多摩ブロック地方議員団の勉強会がありました。

「都立高校入試に英語スピーキングテスト(ESTAT-J)を活用することについて

ESTAT-Jの大きな問題点について=武蔵大学の大内裕和先生と

都議会での動きについて=竹井ようこ都議から

お話しがありました。

大内先生からは主に不受験者の取り扱いについて、1、英語の学力検査とESTAT-Jの相関データがない、2、逆転現象が起こりうると認めている、3、専門家への意見聴取と実施事業者とのやりとりもおこなっていない

ことが大きな問題点であると指摘されました。

竹井都議からは英語のスピーキングは大事で11/27のテストは否定しないがこれを入試に使う(=20点)ことを阻止したいとのことです。

その後各市議会での具体的な取り組みや都議会の動きなどについて話がありました。

私もこの問題についてフェスブックに載っていた動画を見ましたが、

「えーっこれやるの❔」

と正直驚きました。

高校入試は当日試験といわゆる内申点で1000点満点でしたが、それにこのスピーキングテストの20点を加えるというものです。

しかも20点から1点刻みでなく、次は16点、12点、8点、4点、0点となることです。

なんでグループ❔

入試は1点が大きくものをいうのになにこのおおざっぱさ❔

しかも不受験者は受けた人の中で英語の学力テストが同程度の人の点数をもらえるってどういう根拠なの~❔

こんなことがまかり通るのは本当におかしなことです。

大学入試センターでは英語のスピーキングテストは大反対で見送りになったと記憶しています。

こちらも情報がなかなかでていないのが問題のようで、専門家の方々が最近になって相次いで反対の意見表明をしているようです。

 

 

 

 


市民大学講座③「不寛容論~アメリカが生んだ「共存」の哲学」を受講しました✌(10/22)

2022-10-24 09:24:10 | 日記

10月22日(土)東京経済大学で市民大学講座第三回を受講しました。

今回のテーマは「不寛容論~アメリカが生んだ「共存」の哲学」。

講師は東京女子大学学長の森本あんりさんです。

2020年に書かれた本のお話しでした。

1、寛容度の日米比較

2、従来の寛容論の誤解

寛容と不寛容は単純な反対語ではないそうです。

寛容は否定を前提とした肯定で、全面的な肯定は是認であり、是認と不寛容の中間に寛容があるとのことです。

英語だと是認がapproveで不寛容がreject、寛容がpermitなのでこちらの方がわかりやすいですね。

寛容のパラドクスは「不寛容なしに寛容なし」=嫌いだけど受け入れる。

3、寛容論の歴史的淵源

中世の寛容は「より小さな悪」を選ぶことです。

4、なぜロジャー・ウィリアムか。

アメリカに移住してきたピューリタンのロジャー・ウィリアムはアメリカ先住民の権利を主張して追放され、信教の自由や史上初の政教分離社会を建設し、ロードアイランド州をつくります。

5、現代の不寛容を理解する

バイデン政権の最初のつまずきは移民問題でした。

北欧諸国は寛容を守るために移民を受け入れないそうです。

リベラリズムの自己欺瞞=高貴な嘘、成功者の驕りがあるとのことです。

民主党はかつては労働者の党だったが今は教育を受けたエリートの党です。

なぜトランプがあれほど支持されるのか❔⇒リベラリズムが生みだした当然の結果(❔最後よく聞き取れなかったので違うかもしれません)

自分は寛容か不寛容かとか単純な問題ではなく哲学的な問題だったのですね(-_-;)

リベラリズムはなぜ失敗したのか気になるところです。

私は東京女子大学の出身なのでまことに僭越ながら森本先生と名刺交換をさせていただきました✌

本はお話しを伺ってから買ったのでまだ読んでいません(-_-;)

これから読みます。