及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

9月議会一般質問

2016-09-29 09:41:09 | 日記
1.本多学童保育所の臨時職員への有給休暇問題について

○有給休暇が適正に付与されていなかった。他の部署で今回のようなことはなかったのか?→

適正に設定されていた。

○臨時職員については、臨時とはとても言えないような長期勤務があり、また最低賃金ぎりぎり

なのもいかがなものか。

○正規職員、嘱託職員、臨時職員、再任用職員、任期付き職員の5種類の職員が同じ職場で

働いている。非正規は大きな問題。同一労働同一賃金法が制定されたらきちんと対応してほしい。



2.恋ヶ窪駅の踏切について

○踏切内の歩道が15~30センチ狭くなっている。市内9ケ所の踏切はどうか?→狭くなっているのは

恋ヶ窪駅のみ。3.4.6号線の西武国分寺線との立体交差部分の整備が完了後、今の市役所通りは

市に移管されることになっているので、東京都は新たな工事はできないという覚書がある。

○3.4.6のアンダーパスはいつ頃終わる予定か?→事業認可の期間は平成30年度末。→

○今現状はそれが終わるまで拡張工事はできないということ。何か市にできることがあれば

考えてほしい。



3.通級指導学級の制度変更について

○変更点について?→各校に特別支援教室があり、通級しなくてもよくなる。教師が巡回指導する。

すべての小学校に常勤の支援専門員が配置され、年間10回臨床発達心理士が巡回する。市でも

28.29年度に準備して30年度には移行したい。

○移行するにあたっての課題は何か?→(1)教室の整備、(2)各校にできるので自校ならば通級したいという

多くのニーズに十分対応できるか、(3)現行の通級制度に満足していて良い結果がでているお子さんの

保護者の継続してほしいという声にどう応えていくか、が課題。

○今後のスケジュールは?→推進委員会で検討した結果を今年度中に報告してもらい、パブコメにかけて

市の方針にしていく。

○6月24日の推進委員会を傍聴し、7月に通級を考える会という保護者の会の方との懇談会にでて、7月に

会派で一小のさくら学級、羽村市の視察に行った。総合して質問したい。


(1)保護者の声をどのように聞いていくのか?教育委員会は当事者の声を聞く気があるのか疑問をもっている

方もいる。→個々の保護者の思いは学校がしっかり受け止めている。→○具体的にはどういう形か?→推進

委員会に学校の代表者がいるし、設置校の校長連絡会もある。→○現場の声は一番大切。できるだけ聞く

機会をもっていただきたい。羽村の校長先生が保護者の理解が一番大事で、制度設計から方向性を決める

まで保護者への周知を何回もやって、これが一番大変だと話していた。○当事者の声は、直接であれ、間接

であれ、可能な限りたくさい聞いていただきたい。→すべての保護者によく理解していただきたい。


(2)巡回型になっても、今現在の他校に通うような形でそのまま希望する通級に通うことは可能か?→93名の

現在在籍のお子さんの4分の一のアンケート結果で、21名の保護者の意見で巡回型に変わることに賛成は

ゼロだった。全ての家庭に配ったリーフレットでも、指定された巡回校でなく他の巡回校で指導を希望する

ケースは相談してくださいとなっている。制度が変わってマイナスになったのでは何の意味もない。プラスに

なる方向で研究していきたい。


(3)当市では通級に通う際、医師の診断書が必要だか、羽村市は要らない。どう考えるか?→資料の一つとして

医師の見立てをもらっている。今後も同様に考えている。→○市内の小・中学校の児童生徒数はおおよそ7000人、

現在通級に通っているのは112名(1.6%)。発達障害の疑いのある子どもは6.5%という推計なので、単純計算

すると市内では455人が対象になる。グレーゾーン、疑いのある子も含めてなるべく多くの子どもたちが必要な

教育を受けられるように考えていただきたい。


○さくら学級を視察して、一人ひとり丁寧に指導していただいていて感心した。ソーシャルスキルトレーニング

、社会的ルールを身につける訓練は普通学級でも必要としている子も多いと感じた。

○制度改正にあたっては当事者の意見を十分に聞き取りつつ、良い計画をつくっていただきたい。



4.庁舎建設について

(1)基礎調査の結果は?→現在は分散していて老朽化も進んでいる。現在の戸倉と泉町の都有地で建て替える場合を

想定して、適切な事業手法について検討した。事業費は65~70億円。事業者募集から6年度目で供用開始する。→

○戸倉と泉町以外の選択肢は考えていないのか?課題はどちらも高さ制限がかかっている。→範囲内で建設可能。→

○今現在どのくらいの人が庁舎に来ているか調べているか?→把握していない。→○基礎的データではないのか。

マイナンバー制度が普及したら、コンビニ交付で市民課に来ている人はほとんど来なくなる。規模をどう考えるか?

→子育ての相談業務などは今後増えてくる。効率的な行政運営ができる庁舎にしたい。


(2)資金計画について

○記者発表では、50億円と見込む市街地再開発事業の収益金などを充てる方針と新聞記事があるが、事実か?→

約18億9800万円の庁舎建設基金を設定する。事業費を踏まえて資金計画を考えていかなければいけない。→○

まだ、決まってないのか?豊島区役所は区の持ち出しゼロ。なるべくお金をかけない方法を考えていくべき。

コンビニでの住民サービスも広がっている。どうしても市役所でやらなければいけないことだけ考えれば、コンパクト

市役所とか環境配慮型のスマート市役所などの考え方もある。廃校になった高校の体育館を利用した富山県の

氷見市役所も見てきた。複合施設にすれば補助金がつくのではないか?


(3)市民参加について

○3000人の無作為抽出も良いが、3000人に選ばれないと意見が言えない。他の方法でも意見をくみ上げるべきだ。

泉町と戸倉と優劣が決めがたければ、一つの方法として、住民投票してもいいのではないか?

旧庁舎は東洋一の市役所と言われ、小学生の時に見学した。市民にとって良い市役所になり、できれば町の魅力発信

という形でもシンクロできるような、多くの見学者が来るような市役所にしていただきたい。