趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

北のキューロク/昭和49年夏(終)

2012-07-31 09:55:13 | Steam at random
 北のキューロク/昭和49年夏、最終回は8月5日に石北本線美幌で撮影した写真です。
 8月2日に名寄本線を撮影したあと、8月3日~5日は石北本線をウロウロしていました。

 当時は石北本線の美幌から北見相生まで相生線が通っていました。(現在は廃線となっています)
 確か日中一往復の貨物列車があり、96が牽引していましたので、美幌駅では良く96の姿を見かけました。

 この日も美幌駅には69624の姿がありました。

 写真の左端が美幌駅のホームで、C58が1輌止まっていますが、575レを牽引するC5833です。

 給水塔までやって来て水を飲む69624。

 給水塔は美幌駅の東側、網走方にありました。

 もう一枚、非公式側から。

 バックには工場に付帯する引き込み線(と思われる)があり、タキが1輌止まっていますね。
 現在もここには製糖工場があるようですが、引き込み線は全て無くなっていますね。

 この後、575レの出発を撮影し、C58牽引の1594レを撮りに駅の反対側(緋牛内側)の外れにある踏切まで来て待っていると...
 何と、先ほど撮影していた69624が前に付いてやって来ました。
 給水後、転車台で方転して1594レの前に付いたようですが、転車台が何処にあったのかが思い出せません。

 本務機はC58139でしたが、荷がなくヨがたったの1輌...
 それでも96とC58の重連という珍しい組み合わせの重連が撮れました。(この写真は既にHPで公開済みですが、再スキャンして大きく掲載です) 

 相生線の貨物牽引用として美幌に常駐していた罐が検査か何かで機関区へ戻るための回送でしょうかね。

 69624をアップで。

 区名札が入っていませんが、当時の配置表では北見機関区の所属だったようですから、この重連は美幌から北見までのほんの3駅間だけの運転だったのでしょう。

 石北本線 美幌(~緋牛内) 1974年8月5日撮影


 昭和49年(1974年)には、この後9月に会津へ、10月中旬には再び渡道、そして下旬には再び会津へ汽車を追っています。
 次は9月の会津線、只見線などを連載の予定です。 


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北のキューロク/昭和49年夏(9)

2012-07-30 07:00:00 | Steam at random
 上興部のあとは紋別へ行って見た。
 紋別はオホーツク海に面した港町、海水浴客で賑わっていた。

 名寄本線も上興部~一の橋間以外は全く土地勘が無く、1691レと1692レの両方が撮れるところということで紋別にしたが、あまり良い撮影地ではなかった...

 1691レは69620の牽引、ほぼ平坦な町中では流石に黒煙モウモウという訳には行きませんね。

 ゼブラの黄色が色褪せずに残っている罐でした。

 写真が前後しますが...望遠レンズで狙った発車シーン


 こちらは49600の牽く1692レ、多少の上り坂ですが完全燃焼でやって来ました。

 左手がオホーツク海ですが、この高さでは残念ながら海が見えません。
 もう少し高い所があれば良かったのですが...


 名寄本線 紋別~元紋別 1974年8月2日撮影



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北のキューロク/昭和49年夏(8)

2012-07-29 07:00:00 | Steam at random
 そして本命の96重連、1690レです。
 上興部で休んでいた59659が前補機で、本務機は39634でした。


 前補機の59659


 本務機の39634...ちょっと楽してますかね。


 前日と同じように、暫しの間2輌のキューロクのブラストを聞きながら峠を登る姿を望遠で狙いましたが、列車の存在が全く良く分からない写真でした。

 画面左に白っぽく見えているのは多分酷道、じゃなくて国道239号線だと思いますが、その付近が茶色く煙っているのは、今から思うとトラックなどが巻き上げた土煙だったのかも知れません。

 名寄本線 上興部~一の橋 1974年8月2日撮影



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北のキューロク/昭和49年夏(7)

2012-07-28 17:26:34 | Steam at random
 8月1日も名寄駅前の旅館に連泊。
 8月2日は朝5時半前に起きて、前日と同様に朝飯前の一仕事、名寄始発の322レ(名寄5時34分発)を撮影しようと、旅館を出ようと思ったら...何と、玄関の扉が開きません。
 アルミサッシドアの鍵を弄くっているうちに発車時刻になってしまい、嗚呼、汽車は出て行く汽笛は残る...
 仕方無いのでもう一眠り...


 名寄から1623Dで上興部までやって来た。 
 名寄本線2日目の撮影は、先ず上興部で1690レの前補機となる59659をスナップ。

 既に転車台で方転したあとですが、機関助士氏が何やら作業中。
 この写真も大きく焼いたことが無かったので、今頃になって気が付きましたが、機関車からホースが延びて転車台に繋がっているようです。
 ひょっとして蒸気圧で転車台を回す大友式という装置が付いていたのかも知れません。


 そして前日と同じ丘の上までハイキング、この日は1691レと1690レを撮影。
 1691レの方は当然絶気で、軽快に峠を下りてきました。
 機関士さんも大分余裕がある様子です。


 名寄本線 上興部~一の橋 1974年8月2日撮影



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北のキューロク/昭和49年夏(6)

2012-07-27 10:38:52 | Steam at random
 上興部から一の橋側へ2Kmほど行った所に、小高い丘から名寄本線を俯瞰出来るポイントがあって、1972年にもここで撮影しています。

 先ずは一の橋から天北峠を下ってくる1693レを流し撮り、罐は39634でした。
 このネガも露出が悪くて、低コントラストの酷い写真ですが...

 この罐もパイピングがゴチャゴチャしていて面白いですね。
 デフの前端の切り欠きが垂直ではなく、やや前傾しているのも初めて気が付きました。
 それに、機関助士氏は麦わら帽子を被っているような感じですね。


 そして本命の96重連、1692レです。
 先ずはモノクロ望遠で、


 近づいてきた所をカラーで、


 追いかけながらもう一枚...


 更に35mmに持ち替えて...

 
 これらのフィルムをスキャンしてつらつら眺めていて、色々なことに気が付きました。
 上興部に駐機していたのは79642だったので、それが前付けで先頭で来たものとずっと思い込んでいました。
 ところが、今回再スキャンしてみて、前補機はライトが一灯、ゼブラも目立っていますので79642ではありません。
 さて何号機だろう?...と、この頃の96の写真を片っ端から見比べて、どうやら69620であることが分かりました。
 本務機の方が79642のようです。
 と言うことは、上興部まで1692レを牽いて来た69620を一旦切り離して給水でもしたのでしょうかね。 


 目の前を通り過ぎてから何分経っただろうか...
 時折足並みの乱れる2台のキューロクのブラストが遠くなったり近くなったり、いつまでも天北峠に木霊していた。

 遙か遠方に立ちのぼる2条の煙。
 冷凍車の白が混じっていたので、辛うじて列車の存在が分かります。

 

 名寄本線 上興部~一の橋 1974年8月1日撮影



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北のキューロク/昭和49年夏(5)

2012-07-26 10:26:36 | Steam at random
 一の橋からDCに乗って峠を越え、上興部へやって来ました。

 先ほど単機で戻った79642が休んでいます。


 線路際の大待宵草(月見草)と一緒に...


 名寄本線は重連運用があったので何度か通いましたが、キューロクという罐は北海道の何処でも見られ、当時はそれ程熱心に撮りたいと思う罐ではありませんでした。
 ちょっと胴長でお世辞にもスマートとは言えませんが、メカニックなパイピング、ヴァラエティに富んだ形態、スノープロウを付けたときの重厚感...
 今こうして写真を見直していると、何だか愛着が湧いてきます。(^-^)


 隣にはDE151も止まっていました。
 こうして当時の写真を見返してみると、上興部駅は側線も多く、構内は随分広かったんですね。

 隣のDE151は貨物を連結していますが、このあと峠を越えた様子はないし、上興部までの区間貨物も無かったと思うので、訓練運転かなにかでしょうか...

 上興部の転車台、手回しですね。


 この後は1693レ、1692レの2本を撮るために、天北峠の入口までハイキングです。

 1974年8月1日撮影



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北のキューロク/昭和49年夏(4)

2012-07-25 11:47:26 | Steam at random
 1691レを撮影したあと、一の橋駅へ戻ってきました。
 そこへ、1690レが天北峠を越えて下って来ました。79642と39628の重連です。
 山間の小駅はにわかに活気づきました。


 前補機はここで切り離され、下り線へバック運転で転線。


 2輌のキューロクが並んで暫し休憩。


 79642は逆向き単機で上興部へ戻りました。

 そして上り線の出発信号がガチャンと降りて、やがて1690レも静かに発車して行きました。


 再び山間の駅に静寂が戻ります。

 1974年8月1日撮影



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北のキューロク/昭和49年夏(3)

2012-07-24 11:56:54 | Steam at random
 留萌本線撮影の次の日(7月31日)は宗谷本線の塩狩峠でC55、C57、D51を撮影、そのまま名寄の駅前旅館に投宿。
 翌8月1日は名寄を出発する322レ(C5787)を撮影後、旅館に戻って朝食をとり、名寄を8時過ぎに出る1623Dに乗って一の橋までやって来ました。

 一の橋~上興部間には名寄本線の一番の難所、天北峠が控えています。
 一の橋から国道239号線を上興部に向かって約2Km歩くと、やがて線路が近づいてきます。
 国道から線路際の斜面へ登り、1691レを撮影、ナンバープレートに特徴がある49666の牽引でした。


 名寄本線 一の橋~上興部 1974年8月1日撮影


 下の方に国道239号線が少し見えています。
 この辺りから峠に向かっては未舗装だったと思います。

 1972年7月31日~8月1日にもこの区間で96の牽く貨物列車を撮影していますが、その時は一の橋から上興部まで11Kmを踏破しています。
 暑い日で、未舗装の峠越えは時々通過する車で埃まみれ、汗をかくとアブが寄ってきてこれを払いながらの行軍でした。
 そんな思い出があったので、この時は流石に天北峠をもう一度踏破しようとは考えませんでした。(笑)


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北のキューロク/昭和49年夏(2)

2012-07-23 09:37:04 | Steam at random
 7月29日は深川に泊まったと思われるが記憶が定かではない。
 明けて30日、再び留萌本線に挑戦するも雨で意気上がらず...地元の新聞によると、蝦夷梅雨入りとのこと。
 北海道には梅雨は無いはずではなかったか?
 
 今なら雨でも何でも遠征すれば撮りますが、当時は雨が降ると大幅に写欲が減退...
 結局この1791レと、もう1本(D51)しか撮らず、D51の方はブレブレ写真で使い物にならず...

 恵比島から峠下方向へ1Kmほど歩くと林道の分岐があり、その先に踏切がありますが、その辺りからの撮影です。

 35mmの方はネガカラー、135mmで3コマ切りましたが...
 最初のコマ


 2コマ目は手ぶれで使えず...

 3コマ目


 こちらはブローニーですが、雨降りでコントラストが低い上に、更に逆光...
 露出が悪くスキャンしても黒く潰れてしまう所をPSで何とか調整して...


 後追いも撮っていました。
 ワフには道外禁止の文字が見えますね。...と言うことは、この帯は黄色でしょうね。



 留萌本線 恵比島~峠下 1974年7月30日撮影



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北のキューロク/昭和49年夏(1)

2012-07-22 16:34:12 | Steam at random
 梅雨明けしたと思ったら、週末は曇天、小雨模様...
 その分涼しくて楽でしたが、昨日も今日も非鉄で、ほとんどパソコンの前に座って昔のネガをセッセとスキャンです。
 でも、明日からはまた暑くなるようで、いよいよ夏本番でしょうか。

 さて今日からは、昭和49年7月末~8月初に会社の夏休みを利用して渡道した際に撮影した北海道のキューロクを集めてご覧頂きます。

 7月28日、上野7時30分発の「はつかり1号」~青函連絡船25便と乗り継いで、函館からは29日1時55分発の「北斗51号」で深川へ。
 深川からは「るもい1号」に乗って石狩沼田へ。
 ここで7770レ(D514)1本を撮影して、石狩沼田10時19発の733Dで留萌へ。
 
 最初のキューロク撮影となった羽幌線の1893レ、49603です。


 撮影した時間まではメモしていませんが、今回高解像度で再スキャンしてみて、左側の照明塔に付いている時計の針が読め、12時25分だったことが分かりました。

 35mmはカラーネガで撮影していましたが、コマによっては部分的に変色して救いようがないので、色を抜きました。(^^ゞ


 こちらは変色してはいますが、大した事は無かったので色付きで...



 羽幌線 留萌~三泊 1974年7月29日撮影



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明けの明星

2012-07-21 12:12:42 | 最近撮影した写真
 早起きしてC6120の回送を撮りに行った日、その前にやって来た1074レです。
 東の空が大分オレンジ色に染まってきましたが、中天には明るく輝く明の明星(金星)、その左下には痩せ細った月が見えていました。

 真っ黒で番号が読めませんが、桃太郎の162号機のようです。

 東北本線 東大宮~蓮田 2012年7月17日撮影

 この後、少し遅れてC6120の回送が下りましたが、その写真は既にご覧頂きました。

 来月中旬にはこの金星と月が重なって、金星食が見られるようですね。
 今年3回目の天体ショウ、今度はNDフィルターは不要ですが、早起きして撮れるかな...


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荒川花ハス園

2012-07-20 09:28:36 | 四季おりおり
 秩父の蓮巡り、最後に訪問したのは武州日野駅近くの荒川花ハス園です。
 テニスコート2~3面程度の蓮田に7~8種類の蓮が植えられていますが、まだ全部は咲いていませんでした。
 同じ様な写真になりますが...

 これは大賀蓮のようです。  


 こちらは、白い花が剣舞蓮、ピンクの方が酔妃蓮という種類だと思います。

 一応植えられている場所毎に説明書きがあったのですが、同じ様な花なので区別が良く出来ませんでした。(^^ゞ

 以下の2枚は多分ミセススローカムという花です。


 前ボケになっているのは多分剣舞蓮です。


 この頃には大分日も高くなって、雨が上がって湿度も高く、早々に切り上げました。 

 2012年7月15日撮影

ヒガハス残照(下)

2012-07-20 09:27:27 | 最近撮影した写真
 16日の夕練、最後は北斗星(1レ)です。

 何度かヒガハスで1レに挑戦していますが、ヘッドライトに幻惑されてAFが狂ったりAEが狂ったりと、まともな写真が有りません。
 そこで、今回は残照も少し残っていたので、ヘッドライトを回避してサイドから...


 ISO3200で1/30秒開放(F4)ですが、何とか写りました。
 でも、当初はこんなに遅くまで居る予定は無く、D800Eに24-120/4という軽装で来てしまい、D3Sと24-70/2.8を持ってこなかった事を後悔です。
 やはりD3Sに比べると、暗部のノイズがかなり目立ちます。
 レンズ性能も相まって、解像感が大分低下していて機番が読めませんが、513号機です。

 東北本線 東大宮~蓮田 2012年7月16日撮影


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ヒガハス残照(上)

2012-07-19 15:07:18 | 最近撮影した写真
 7月16日は暑い一日でしたが、日没まで綺麗に晴れていて、綺麗な夕焼けや残照が見られました。
 普段は日没と同時に帰ってしまうのですが、この日はズルズルと居続けて...結局1レまで撮ってしまいました。(^^ゞ

 写真は19時27分に上っていった5686レ、罐番が読めませんが110号機のようです。
 残照が結構明るくて、綺麗にシルエットになってくれました。


 もう一枚、角度を変えて...


 この後更に10分程待って下りの北斗星(1レ)を撮影しましたが、それは次回ということで...

 東北本線 蓮田~東大宮 2012年7月16日撮影


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野坂寺の蓮と睡蓮(下)

2012-07-19 08:56:55 | 古寺巡礼

 本堂の西側には細長いプールがあり、数種類の睡蓮が咲いていました。
 色とりどりで楽しめましたが...
 一つ一つの花が飛び飛びに咲いているので、撮り方に工夫のしようがなく、皆日の丸写真になってしまいました。(^^ゞ

 久昌寺にも咲いていた赤い色の睡蓮


 こちらはピンクの睡蓮


 まるで蝋梅のような質感の黄色い睡蓮


 今回一番気に入ったのは、プールではなく鉢植えの睡蓮でした。
 この透き通る薄紫色、実に綺麗でした。

 
 
 花がほとんど咲いていなかったので分かりませんが、このお寺にはきっと沢山の種類の蓮があるのでしょうね。
 満開の頃に再訪してみたいけど...


 2012年7月15日撮影