趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

北のキューロク/昭和49年夏(6)

2012-07-27 10:38:52 | Steam at random
 上興部から一の橋側へ2Kmほど行った所に、小高い丘から名寄本線を俯瞰出来るポイントがあって、1972年にもここで撮影しています。

 先ずは一の橋から天北峠を下ってくる1693レを流し撮り、罐は39634でした。
 このネガも露出が悪くて、低コントラストの酷い写真ですが...

 この罐もパイピングがゴチャゴチャしていて面白いですね。
 デフの前端の切り欠きが垂直ではなく、やや前傾しているのも初めて気が付きました。
 それに、機関助士氏は麦わら帽子を被っているような感じですね。


 そして本命の96重連、1692レです。
 先ずはモノクロ望遠で、


 近づいてきた所をカラーで、


 追いかけながらもう一枚...


 更に35mmに持ち替えて...

 
 これらのフィルムをスキャンしてつらつら眺めていて、色々なことに気が付きました。
 上興部に駐機していたのは79642だったので、それが前付けで先頭で来たものとずっと思い込んでいました。
 ところが、今回再スキャンしてみて、前補機はライトが一灯、ゼブラも目立っていますので79642ではありません。
 さて何号機だろう?...と、この頃の96の写真を片っ端から見比べて、どうやら69620であることが分かりました。
 本務機の方が79642のようです。
 と言うことは、上興部まで1692レを牽いて来た69620を一旦切り離して給水でもしたのでしょうかね。 


 目の前を通り過ぎてから何分経っただろうか...
 時折足並みの乱れる2台のキューロクのブラストが遠くなったり近くなったり、いつまでも天北峠に木霊していた。

 遙か遠方に立ちのぼる2条の煙。
 冷凍車の白が混じっていたので、辛うじて列車の存在が分かります。

 

 名寄本線 上興部~一の橋 1974年8月1日撮影



にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ





最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
全く違う風景 (tamura)
2012-07-27 13:47:35
上興部~一の橋では冬場に撮りましたが、夏の風景とは全然印象が違いますね。
とても同じ区間とは思えない光景が広がっています。
一番最後の絵は、よくこの場面でシャッターを押しましたね。
私なら何となく眺めていたかも、、、とても雄大な眺めです。
返信する
Unknown (吾郎)
2012-07-27 21:16:42
こんばんは。

初めてゼブラが遠くからでも判別しやすいって事を拝見しました。
これだけ遠くから見えれば警戒するっていうのも
分かる気がします。
お世辞にも見てくれは良くないですけどね(笑)

ラストの1カット、どこ走ってるのか気付きませんでした、
返信する
録音機を持っていれば (郷愁紀行)
2012-07-28 07:36:01
そうでしたか、姿が見えなくなっても音だけは聞こえていましたか。
そうですよね山々にドラフトが木魂して、写真を撮るよりも長く楽しめましたね。
録音からこの道に入ったものとしてはICコーダーがなかった時代が恨めしいです(笑)
ソニーのカセット・デンスケを持ってる方を見かける度に羨ましく思ったものです。
当時のレコード会社の録音は素人録音丸出しで買っても虚しさを味わってました(爆)
返信する
tamura様 (佐倉)
2012-07-28 16:01:03
 この辺りは本当は冬に撮りたい場所ですね。
 一度だけ冬の名寄本線を撮影していますが、上興部駅近くで撮っただけでした。
 ここまではちゃんとした道があったかどうか、雪が深いとちょっと大変ですね。
 最後のカットは撮ってもプリントしない(出来ない)コマでしたが、こうしてデジタル処理すれば何とか見られますね。
返信する
吾郎様 (佐倉)
2012-07-28 16:12:43
 ゼブラ塗りも、この頃は多くの罐がほとんど色褪せていましたが、この罐は比較的良く色が残っていましたね。
 色褪せてもそのまま放置なら、塗らなくても良さそうなものですが...
 最後のカットは煙が無ければ列車の存在は分からないでしょうね。
返信する
郷愁紀行様 (佐倉)
2012-07-28 16:17:15
 郷愁紀行さんは録音も沢山されていたようですね。
 当時は線路際で音を録っている人は全く見かけませんでしたが、夜録っていたのかな?
 罐の直後の客車にはときどきマイクを持った人を見かけましたね。
 
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。