いよいよ明日から、Club銀燕チャリティ鉄道写真展がセシオン杉並で開催されます。プロ・アマ38名の写真100点以上が展示され、土日にはトークショウもあります。
お誘い合わせの上、是非ご来場下さい。
拙作も蒸気機関車の写真3点が展示される予定です。
PhotoLabで再現像して綺麗になっているプリントを是非ご覧頂きたいと思います。
1月12日~14日、17日午後に在廊の予定です。


来年の話をしますが、鬼さん笑わないで下さいね。
いつも会場となっている建物の改修で3年間お休みしてましたが、会場もリニューアルされたので、Club銀燕チャリティ鉄道写真展が帰って参りました。2024年1月12日から17日まで、プロアマひっくるめての盛大な鉄道写真展です。
万障お繰り合わせの上、是非ご覧頂きたいと思います。
末席を汚している自分も、現役時代の蒸気機関車の写真3枚が展示される予定です。
今回は全てAI搭載のソフトウェア(DXO Photolab6)で再現像・レタッチしており、どんなプリントになっているのか自分でも楽しみです。


レンズの収差や周辺光量補正、ノイズ除去とディテール改善が目的で7月末にPhotolab6のエリート版を導入し、デジタルカメラで撮った写真はもとより、フィルムを複写した写真のRAW現像に使って来ましたが、9月27日に最新版のPhotolab7がリリースされましたので、6も未だ十分に使いこなせていませんが、早速DLして使ってみました。
部分調整のインターフェイスが大幅に改善され、色調整などがやり易くなりました...と書いても、使っていない方には何のことやら分からないですね。詳細はこちらをご覧下さい。
以下はPhotolab6を2ヶ月ほど使ってみての感想です。
自分はフィルムを複写した写真を処理する事が多く、ゴミ取り作業が大変なのですが、Photolabのレタッチツール(6も7も同じ)はなかなかの優れものです。
機能はコピースタンプツールと同じなのですが、消したいゴミを指定すると近傍の同じようにデータが並んでいる場所をソフトウェアが勝手に選んで貼り付けてくれます。時々、そこは違うだろう、という事も有るのですが、その時は選択された部分をマウス(の右クリック)で摘まんで、ここで良さそうだという場所に持って行けばOKです。
機能はコピースタンプツールと同じなのですが、消したいゴミを指定すると近傍の同じようにデータが並んでいる場所をソフトウェアが勝手に選んで貼り付けてくれます。時々、そこは違うだろう、という事も有るのですが、その時は選択された部分をマウス(の右クリック)で摘まんで、ここで良さそうだという場所に持って行けばOKです。
また、レタッチのマスクサイズは画面を拡大・縮小しても変わらないため、予め決めたマスクのピクセル数より大きなゴミは画面を縮小して、小さなゴミは画面を拡大してレタッチすることが出来ます。画面の拡大・縮小はマウスのホイールで出来るので実に操作性が良いです。
ただ、拡大画面にはスクロールバーが無いので、レタッチ中は小さなナビゲーション画像の中の拡大された部分をマウスで動かす必要があり、これがちょっとやり難いので、スクロールバーは是非とも追加して欲しいものです。
また、6にも7にもプリセットという処理があり、人物や風景など、いろいろなシーンに適した絵にワンクリックで変換してくれるツールもあります。この中ではシングルショットHDRが結構便利で良く使っています。
全体あるいは部分的な微妙な色調整はカラーホイールやチャンネルミキサーで行えるのですが、自分の欲しい色にする方法が未だ良く分からず、試行錯誤中です。
でも、以前よりも自然な色に出来るようになった...ような気がします。まぁ、その時の気分により、色も変わっていると思いますが...
Photolab7で処理した写真を1枚。

美幌駅で一休みしている29657
石北本線 美幌 1974年10月13日撮影
原板は6×6カラーネガ
9月11日(月)~12日(火)と一泊旅行で山梨県~長野県を巡ってきました。
一番の目的は、掲題の通り清里フォトアートミュージアムでの写真展「鉄道愛」見学でした。既に7月7日から開催されていて、友人・知人の訪問記を拝見して楽しみにしていた写真展です。

大半は蒸気機関車の写真で、目玉は鉄道写真界のレジェンド、ウインストン・リンクと廣田尚敬両氏の写真ですが、お二方以外にも滝口忠雄、植松波雄両氏の蒸気機関車の写真が目を引きました。
受付で館内の写真撮影について伺ったところ、廣田氏の写真以外は撮影自由との事でした。
第1室はリンクと廣田氏の写真展示で、広い部屋の真ん中には大きなジオラマがあり、リンク風の写真を撮れるコーナーも有りました。

左端は滝口氏のC6216の流し撮り、素晴らしい!

モノクロ写真が続いた後に、中井精也氏のパステルカラーの写真がパッと目に飛び込んでくる所は、ユニゾンで演奏されていた曲がオーケストラの総奏に変わった瞬間のようで、ちょっと感動です。

ジオラマの撮影コーナー、初めてOM-Dの深度合成で撮影しました。(手持ちです)
模型の撮影には便利な機能ですね。

この写真展は9月24日(日)までですので、未だの方は是非どうぞ。
写真展を見学した後は近く(と言っても車で30分ほど)のWEBで調べたお蕎麦屋さんへ...
開店とほぼ同時に入りましたが、平日にも拘わらず後からお客さんが沢山来て、結構人気のあるお店なんですね。
普通に美味しい蕎麦でしたが、太さが揃っていないので茹で加減にバラツキがある所がちょっと...と連れが申しておりました。大盛り頼むとお腹一杯になります。

8月9日から始まった写真展「機関車が好き」、いよいよ残すところ今日を含めて三日間となりました。

既に沢山の方にご来場頂き、拙ブログの読者の方にも初めてお目にかかれたり、お名前は存じ上げていてもご本人にお目に掛かったことが無い方にもご挨拶が出来たり、何年かぶりで親しい友人に会えたり...と、写真展を介して再会や新しい出会いがあり、参加させて頂いた意味が大いに有りました。
拙ブログをご覧の方には既視感のある写真ばかりでしたが、プリントされ反射光で見る写真は、モニターで見る写真とはまた違った、写真本来の魅力があると思います。
今日は都合で在廊出来ませんが、明日と最終日は在廊予定です。暑い日が続きますが、是非足をお運び下さるようお願い申し上げます。
遠方の方や、都合でご覧頂けなかった方のために、会期終了後に展示した写真アップする予定です。
最後に、暑いので涼しげな絵を一枚。
会場に展示した冬の写真の翌日に撮影したものです。

荷38レ EF58122? 1984年2月19日撮影
暫く前に告知したした写真展「機関車が好き」(8人展)、昨日飾り付けが完了し今日から始まります。と言っても、明日10日から15日まではギャラリーがお盆休みなので、実質16日からですね。(^^ゞ
ギャラリーの中をチラッとご覧に入れます。

毎日暑い日が続いていますが、どうぞ熱中症を予防しながら足をお運び下さい。
自分は8/9、17,19、24,27,28は在廊の予定です。
会期:2023年8月9日、16日~21日、23日~28日
8月10日~15日、8月22日は休館日
11:00~19:00
会場:ケンコー・トキナー・ギャラリー
中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F


7月になりました。
FBのプライベートグループ「鉄道写真をもっとオトナの趣味に」に集うメンバーで8月に写真展を開催することとなり、自分も参加させて頂きました。
テーマは「機関車が好き」ですが、参加メンバーがそれぞれの機関車への思いを展開し、個展を寄せ集めた形式の写真展となっています。
暑い最中ですが、万障お繰り合わせの上ご来臨賜るようお願い申し上げます。m(_ _)m
会期:2023年8月9日、16日~21日、23日~28日
8月10日~15日、8月22日は休館日
会場:ケンコー・トキナー・ギャラリー
中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F


またまたソフトウェアのお話です。
少し前に、DxO PureRAW3というソフトウェアの事を書きましたが、このソフトウェアの機能を含んだ(上位の)Photolab6と言うソフトウェアをインストールして使ってみています。(1ヶ月間は全ての機能を無料で試せます)
PureRAW3の機能はノイズ除去とディテールの改善だけですが、Photolab6は明るさや色調整、歪み補正、部分的な調整など、RAW現像ソフトウェアとほぼ同等の事が出来るので、このソフトウェア一つだけで完結することも出来ますね。
色々と試してみたいことがあるのですが、その中からフィルムを複写したRAW画像がどの程度改善されるのか、テストして見ました。
その結果です。
従来の方法、ニコンのソフトウェアで処理した写真

Photolab6で処理した写真

このサイズで比較してみると良く分かりませんが、等倍で切り出してみると...
従来の方法、ニコンのソフトウェアで処理した写真

Photolab6で処理した写真

両者を比べてみると、架線注意の文字のコントラストが高く、ディテールも改善されています。コの字型の手すりも綺麗に見えます。
出来上がった写真を比べただけでは、大した改善では無いとも言えるかも知れませんが、従来の方法では部分的なノイズ除去やコントラストの調整など、かなりの手間を掛けて仕上げています。
出来上がった写真を比べただけでは、大した改善では無いとも言えるかも知れませんが、従来の方法では部分的なノイズ除去やコントラストの調整など、かなりの手間を掛けて仕上げています。
Photolab6を使うと、これらの手間が大幅に削減されました。
なお、写真の原板は135カラーネガですが、退色が激しくモノクロに変換しています。
Pure RAW3 をDLしたら、FBに同様のソフトウェアの広告が頻繁に表示されるようになり、面白そうなので Topaz Photo AI というソフトウェアも試してみました。
このソフトウェアは、お試しでは処理後のファイルは保存出来ないので、処理結果はモニターで見るしか有りませんが、ノイズ除去は同程度でした。(写真は全てスクリーンショットです)
Pure RAW3 よりも輪郭強調が上手いのか?解像感はより良さそうな感じがします。沢山試した訳ではないので、確定的なことはいえませんが、1枚目(Topaz Photo AI)と2枚目(Pure RAW3)を比較すると、客室の中がより鮮明になっているようです。
このソフトウェアはノイズ除去も強力で、フィルムの粒状性を消すことも出来ました。(3枚目の画像)
左が元画像、右が RemoveNoise を Strong にしてノイズを消した画像です。ただ、拡大するとちょっとやり過ぎ感があり、塗り絵のようになっていますが、RemoveNoise を Normalにするとほとんど効果がありません。
まぁ、デジタルノイズを消すのとは訳が違うので仕方無いのかも知れませんが、Normal と Strong の中間が欲しいですね。
Topaz Photo AIによる処理結果(右半分)、左半分は元画像。

Pure RAW3による処理結果(白丸から右側)、左側は元画像。

フィルムをデジタル複写した画像の粒状性除去テスト

上の拡大画像。

使い方が未だ良く分からず、ちょこっと試してみただけなので間違いがあるかも知れません。結構高価なので、購入することは多分無いと思います。
お世話になっているプロカメラマンのKさんに紹介して頂いた、Pure_RAW3というソフトウェアを使ってみた結果の纏めです。
このソフトウェアはRAW現像は出来ませんが、ノイズ除去と解像感アップが可能とのことで、早速DLして試してみました。(1ヶ月間は無料で全ての機能が使えるようです)
いつも使っているNikonのRAW現像ソフトウェアNX_Studioとの比較ですが、結論から言うと、暗い画像、特に露出不足でノイズの多い画像はかなり良く改善されます。日中普通に撮った画像ではそれほどの改善効果は見られませんが、闇鉄には強力な助っ人になりそうです。
以下、元画像、NX_Studioで処理した画像、PureRAW3で処理した画像の順に並んでいます。
先ずはかなり暗い画像(カメラはD800E)

列車先頭部の等倍拡大(NX_Studio)

同(PureRAW3)
画面左の白丸から左側は元のRAW画像、右側が処理後の画像

右上方、空の部分の等倍拡大(NX_Studio)

同(PureRAW3)
画面中央の白丸から左側は元のRAW画像、右側が処理後の画像

続いてやや明るい画像(カメラはD5)

等倍拡大(NX_Studio)

等倍拡大(PureRAW3)
白丸から左側は元のRAW画像、右側が処理後の画像

日中の明るい画像(カメラはD5)

等倍拡大(NX_Studio)

等倍拡大(PureRAW3)
白丸から左側は元のRAW画像、右側が処理後の画像
NX_Studioと比べてあまり差は見られません。
NX_Studioと比べてあまり差は見られません。

桜の部分、等倍拡大(NX_Studio)

桜の部分、等倍拡大(PureRAW3)
白丸から左側は元のRAW画像、右側が処理後の画像
桜や遠方の林を比べると、若干解像感も良くなっているようです。

PureRAW3での処理は、一番時間が掛かりますが一番画質が良い条件(DeepPRIME_XD)で行いました。処理時間は2~3分でした。
このソフトウェア、初めての人はどうやって使うのか良く分からないと思いますので、先ずはヘルプを良く読んでから使ってみて下さい。
また、一度NX_StudioでRAW現像したファイルは開けないし、PureRAW3で処理したファイルはNX_Studioで開けないので、自分の場合は、
1.PureRAW3で処理後Tiffファイルで保存
2.CaptureNX2でレタッチ
3.必要によりフォトショップであおり補正
という工程になりそうです。
レンズのひずみ補正はDxOの得意技、レンズデータをDLして補正してくれるのですが、NX_Studioでは出来るアオリ補正がPureRAW3では出来ないので、別のソフトウェアをもう一つ処理に入れる必要があるのがちょっと面倒ですね。
一昨日の夜見られた皆既月食、20時過ぎまで撮った写真から4枚並べてみました。
月の周囲にはいくつか星が見えていましたが、天王星がどれだか分からず、空腹に耐えかねて20時10分に撮影を終えてしまったので、残念ながら天王星が月に隠れる寸前の写真は撮れませんでした。
昨日の新聞やWEBの記事などから、天王星がどれだったかやっと分かりました。(^^ゞ

写真の左側の本「数学的な宇宙」、今年の3月に都内の大きな書店を数軒回りましたが、何処も在庫が無く入手出来なかった本でした。
図書館に有ったので借りて読みましたが、とても1週間や2週間で読み切れる本では無く、インターネットで古書を調べたら新品同様のものが有ったので、早速購入したのが今年の4月頃だったか...古書なのに新品の倍くらいの価格でしたが、どうしても読みたかったのでポチってしまいました。
そして読み始めましたが、1回読んでも理解出来るものではなく、もう3回目です。(笑)
右側の本「不自然な宇宙」は拙ブログで以前にご紹介していましたが、左側の本の著者(M.テグマーク)のマルチバースに関する考え方を分かりやすく纏めた本ですね。
この宇宙は一つ(ユニバース)では無く沢山存在(マルチバース)し、その数は1の後に続く0の数が10の100乗個以上という、とてつもなく大きな数となる。
そしてその中にはこの宇宙と全く同じ宇宙があり、全く同じ自分が居て、こうして全く同じ記事を書いている宇宙がある...荒唐無稽のような話ですが、宇宙の数がとてつもなく大きいので、数学的に考えて必ず存在するそうです。
マルチバースの存在は、量子力学やインフレーション理論などから予測出来るとのことです。
SFにあるアナザーワールド、あの時こうしていれば...という宇宙が実際に存在するばかりで無く、全ての可能性のある宇宙が実際に存在することが予測される...
この二冊の本を読むと、あなたも人生観が変わるかも知れません。

昨日は皆既月食が見られるかと期待していたのですが、残念ながら雲が多くて見られませんでした。
調べたら皆既月食って、結構頻繁にあるんですね。写真は3年前に撮影したものです。換算900mmでノートリミングです。
周囲に輝点がいくつか見えますが、センサーのホットスポットでは無く恒星のようで、他のコマにも写っていました。
この時は前日がスーパームーンだったようですが、前日は曇りで見えませんでした。

2018年1月31日 自宅のベランダから撮影
Club銀燕チャリティ鉄道写真展2020、コロナ禍で開催が危ぶまれていましたが、今年も開催するとのことで参加させて頂きます。
コロナ対策で展示枚数が例年より幾分少ないのですが、それでもプロやハイアマチュア35名の力作100点以上が展示されますので、是非足をお運び下さい。
会期:11月18日(水)~24日(火)
会場:セシオン杉並
詳細は下のはがきをご覧下さい。


拙作は3枚(現役蒸気機関車、D51とC11)展示される予定です。