つぶやき・のおと

のんびり・ぼちぼち・気ままに・ふぅ~

上げ膳据え膳

2005年10月15日 | 趣味・旅行とか
実は、河口湖おとなの合宿の前日、石和まで上げ膳据え膳の温泉旅行に行ってたのでした。

というのは、フルタイムで働きだした女房が(しかもかなりの残業)半年位前から口にしていた願望だったりするのでした。

今回の河口湖合宿は当初土・日・月の2泊3日予定でスタートしました。
通常ですとスーパー勤務の女房は、3連休なんて無縁のものなんですが、この時ばかりは運良くとれたのです。(^O^)

で、参加を楽しみにしていたらホシノさんから「土曜日出勤のため日・月にします」との連絡。

ガッカリだったけど、この1日を無駄にしたくない という彼女の希望により、急遽温泉旅行を計画。

翌日河口湖へ行ける範囲ということで、
河口湖近辺・御殿場近辺・箱根近辺・伊豆(北部)、沼津近辺、甲府近辺を検索。
更に旅館の上限金額を設定して行けそうな所を調べた結果、石和に決定したのでした。
ここだと河口湖からも非常に近い。

そこで、今度は私からの希望で、行程の途中で「オルゴール美術館(河口湖オルゴールの森)」に寄ってもらうことにしたのでした。(上の写真)

というのも、ここには「リプロデューシングピアノ」というものがあり、なんでもロール紙による自動演奏で、演奏者の表現を完璧に再現するらしいとのこと。
この情報を夏頃きいて、是非その演奏を聞いてみたいと思っていたのでした。

リプロデューシングピアノベヒシュタインのグランドピアノに仕込んであります。丁度譜面台の部分。
通常ここはチューニングピンが並んでいるところなのですが、私としては更にこの中がどうなっているのか非常に興味を持たされました。(結局わからずですが)

で、肝心の音(演奏)ですが、「完璧」とまでは言い切れませんが、それにしてもよくぞここまでというだけの再現はしてると思います。
相手は「ロール紙」ですよ。ため息と共に拍手です。

他にもこのピアノがあるメインホールには、他にも大型の「自動演奏装置」がいくつもあり、毎時30分に順次再生をしています。

更にこの時は、自動演奏に加え、チェコの楽団による弦楽四重奏を聴かせてくれました。
しっとりしたものと、軽やかで楽しいものの2曲。
2ステージ見ましたが、みんな違う曲でした。
(まさか生演奏まで聴けるとは・・・)


スイスのからくりオルゴールその他にも実に色々なオルゴール(自動演奏装置)やオートマタが展示されていて、嬉しいのがどれも再生してくれるということ。
ただ、キレイキレイに飾っているだけかと思っていたので、感激でした。
やはりオルゴールは聴けないとね。
これは由比の「明かりの博物館」以来の感動でした。

写真はスイスのオルゴール。
家屋の形をしているだけ(といっても、人や動物の人形もあったりしてかなり細かい)かと思ったら、バカンと開いてワイングラス入れになっている。
これは変形マニアの私としては・・・・・・失礼・・・

かなり見所満載で、当初高いと思っていた1300円の入場料、これなら安いと思ってしまいます。(割引で1200円で入りましたが)

オートマタのコーナーなんかは駆け足でよく見なかったので、何れまた来たいと思いました。


さて、一路石和へ。

その前に昼食をと思い、河口湖湖畔にあるほうとう屋に足を踏み入れました。

が、あまりにも「何ココ?」というようなワケのわからん入り口に(等身大のプレデターやカウンタックまであった)入ると愛想の悪い店員。出されたメニューも違う方向に行っちゃって食べたいものがない。
というわけで席に着きながらも何にも手を出さずそのまま出てきてしまいました。

そんなことがあったので、その先途中のお店にも入る気にならず一気に石和の旅館「ホテルくにたち」に到着。

ありがたいことに無料貸し自転車なるものがあり、それにまたがって早速町(?)中へ。

ところが驚いたことに料理屋が1軒もない。
あるのはホテルか居酒屋、パブ系ばかり。
でっかく「ヌード」っていう看板が上がっていて、「ああ、田舎の温泉町だな~」としみじみ思ってしまった・・・

で、この時間食べ物を扱っている店といえば、駅前の「サティ」くらい。
何故サティがココにあるのかと、違和感を覚えるほど他にスーパーなどの店が全然無い。

仕方なくフードコーナーで味噌ラーメン・・・

なんでこーなるの と思いながらズズズーッ

その後”お目当て”のモンデ酒造に行って、工場見学とワインの試飲。
(自転車で出たのはこのため)



旅館での演奏旅館に戻り、温泉に浸かり部屋でゆっくり夕食。
良いお湯に美味しい食事でした。
松茸の土瓶蒸しなんか、初めて味わって食べました(^-^)。

食後は1階にて和楽器の演奏会。
ココでは毎週土曜日にこの企画をしているそうで、せっかくなので聴いてきました。
本当は中庭(外)でやるはずだったのですが、あいにくの雨のため急遽室内へ変更。
それでもなかなか良かったですよ。
演奏者は(名乗りませんでしたが)地元の先生と生徒さんみたいです。

写真は三味線(ジャンル忘れた)のお師匠さんとそのお孫さんの姉妹。
彼女たちは今夜がデビューだったそうです。
こういうのは、上手い下手関係なく楽しくなります。

他にはお琴、尺八、舞踊があり、邦楽ではなく割とポピュラーな聴きやすいコンサートでした。
ほのぼの(*^_^*)

結婚してから何度か旅行してますが、こういう本当に上げ膳据え膳の宿は初めてでした。
(今までは人んちとか、ペンションとか湯治宿だったりしたので。それはそれで好きなのだが)

翌朝もしっかり美味しくて、最後まで良かったです。

テイクアウトして、もう一軒ガイドに載っていた「本庄酒造」というところに行ってみる。
旅館からすぐ近くにあったのだが、名前が「マルスワイン」になっていた。
中での説明をちらっと聞くに、一昨年位にリニューアルして、まだ一般にはあまり知られてないのだそうな。

しかし、ワインに関しては確実にこちらの方が良い。

工場内もしっかりワインの臭いが立ちこめてるし(昨日のはほとんどしなかった)、試飲もどれも上手い!
私は運転のため、なめる程度しかできなかったのが残念だ。

次来ることがあったら、まずここに来ようと誓ったのでした(笑)。


さて、その後いよいよ「河口湖おとなの合宿」に向かうわけだ。

途中で食べた「キノコ汁」(200円)がまた美味かった。