今日は友達に来てもらって、古いパソコンのOS再起動をしてもらいました。
理由は、USB2.0を使用できるようにする。ということだったんだけど、
それは認識したんだけど、
今まで使えてたソフトがインストールできなくなったり、音が出なくなったり???
まあ、そんなところなんですが、ケーブルで放映した
「小さき勇者たち~ガメラ~」を見ました。(なんて唐突な展開・・・)
で、映画の話
劇場公開時は、TVCMなども結構流して気合い入ってたんだけど、興行的にイマイチだったという記憶があります。
かくいう私も興味は持ちつつも観てなかったしな~・・・
で、感想
子どもと怪獣の友情ファンタジーを、とても見事に描いてます。
意表をつかれてビックリでした。
ちょっと内容にふれます(完全なネタバレです)
舞台は伊勢~名古屋
30数年前に伊勢でギャオスと戦ったガメラ。ギャオスに首の肉を食いちぎられるなどちょっとシュール。(そういえば、ガメラって昔から流血映画だもんね)
しかし、自爆することによって人々は救われる。
そんなプロローグから始まって、
主人公の少年が見つけたタマゴからカメが生まれる。
「とととと・・・っと上手に歩けよ」というところから「トト」と命名。
食堂を営んでるのでペット禁止という事から、内緒で飼うことにしたが、あっという間に巨大に成長。友達と一緒に海辺の小屋で飼うことに。
そんなある日、巨大怪獣が突然現れて、人々を襲う。喰う!(かなりシュール)
そこへ8メートルに成長した「トト」が現れて戦う。
辛くも勝利するが、怪獣は水中に姿を潜め、「トト」は政府に捕らえられ名古屋に運ばれる。(大人達の間では「ガメラ」で通ってる)
時同じく、隣に住んでる女の子のが心臓手術のため名古屋の病院へ。
主人公がトトを見つけたとき一緒にあった赤い石をお守りにあげる。そのお陰でか手術は無事成功。
しかし、今度は名古屋の囚われのガメラの元に怪獣が出現。待ちはパニックに。
子ども達は、本能で??「赤い石がトトを救う」と知る。
ベッドの少女から、見知らぬ女の子へ「トトへ渡して」と赤い石が手渡され、更に見知らぬ少年、更に・・・と「トトへ」のリレーが始まる。
最後に主人公の少年に渡され、無事トトの口の中へ。
見事怪獣を倒し、子ども達に見守られながらガメラは去っていく。
思わずあらすじを書いてしまいました。
まず単純に特撮の話をすると、街(商店街等)のミニチュアワークが見事。
その上、オープンセットというか、壊された街(道路等)がリアル。草薙君の「日本沈没」より出来がいいんじゃないかな。。。
それから、大人も軍隊も驚くほど活躍しない。自衛官は出てきたけど、戦車も戦闘機も無かった。
そして一番驚いたのが、「戦わないで。死なないで」というのがテーマ。兵器が出てこないのもそこにかぶるんだと思うんだけど
主人公のお母さんが、昨年交通事故で亡くなった。
そんな母への思いと、タマゴから面倒を見ている(う~ん、ホントに見ているだけ)トトへの思い。それが親に対する愛情と、親になった気持ちとしてリンクする。巨大なガメラも、子ども達には最後まで「可愛いトト」だった。
こういうアプローチもあるんだな~・・・
映画クレヨンしんちゃん並に感動しました。(これは評価高いって事です・笑)
原爆怪獣ゴジラでは、こういうものは作れないだろうけど、素晴らしいチャレンジ精神だったと思います。
惜しいのはファンタジーでありすぎたために、世界(社会)観がなんとなくぼけてしまっていたこと。
それでも、まだまだ怪獣映画に希望はあるな、と思えた作品でした。