15日の夕方実家にウサギを預け、帰宅後食事・支度をしてひとまず寝る。
午前2時半に起床して、3時にいよいよ出発。
ガソリンは半分くらいだが、当分は平気だろうとそのまま走行。快調に進む。
海岸通り(134号)を使い秦野・中井インターから東名に入る。沼津あたりで雨がぱらつくもすぐにやむ。
浜松を過ぎた辺りで燃料計がみるみるうちに少なくなり、オイルランプが点灯。ゲゲッ(>_<)
ただのパーキングはいくつか通り過ぎるが、スタンドのあるサービスエリアがなかなか現れない。
かなり焦りながら走っているとようやくスタンドのある「上郷SA」の表示が。
そこまでならなんとか持ちそうだと安堵しながら走っていたら、その直前に豊田ジャンクションの「伊勢方面は伊勢湾岸道路」の看板が(@_@)
本来ならそっちに行くべきなのだが、それだと間違いなく路上でガス欠・・・
やむなくそのまま東名に残り上郷SAへ。ここまでで調度300キロ走行。
ガソリンを入れて一安心して、少し休憩。
すると20代半ばくらいのお兄さんが「スイマセン」と声を掛けてくる。
聞けば、東京から大阪までヒッチハイクをしてるという。おおっ(@_@)
が、大阪へは行かないので申し出を断る。
その後同世代のガタイのいい兄ちゃんと2人連れだと判明。う~ん、それじゃあ例え大阪行っても乗せられないな~(-_-)軽だし・・・
16日は海の日で祝日。だからだと思うが、その後も渋滞することなく快調に走る。
伊勢自動車道の「久居IC」で降りて奈良方面に向かう。(後日宿のご主人に聞いた話だが、その手前の「関IC」で降りると良かったのだそうだ。ってそんなことわからんわい)
明日香村に入る。今回ここは見送るつもりでもいたが、せっかく順調に来たので、高松塚古墳だけ見ていくことにした。
手前に食事処と土産屋の有料駐車場があるが、公園の駐車場はタダ(^^)
園内は結構広く、気持ちの良い散歩道であった。
この時間は結構気温も上がっていて、アイスを食べながら歩く。
そして壁画館に入る。原寸大のレプリカや装飾品、実際の断層展示などなかなか充実。面白かった。(あの絵もそんなに大きくないのね。女性像も高さ30センチくらい)
それから、現在調査中の本当の古墳場所へ。
うーん、思いっきり調査中だ~(>_<)
中の様子の写真
でもって別アングル。全体図。
「発掘中立ち入り禁止」の看板も
そのちょっと先の裏山(?)の風景。
ものすごく「日本の田舎の象徴」といった感じの風景です。こういう景色好きですね。
空もとても気持ちよかったので撮ってみました(^^)
実はこの時、スタンプラリーというのをやっていて、とりあえず園内4カ所押して回ったのですが、景品をもらうには明日香村の他の施設(飛鳥寺とかいろいろ)も回らなきゃ行けないことがわかって、景品は断念(-_-;)
そして車を走らせ和歌山県へ。
目指すは高野山。ここは妻が行きたいと言った場所。シブイな~
紀ノ川沿いに走り、国道371号の奥の院方面から進入する。
実はこの道に入ったとたん「高野山へは370号線(反対からの進入)をご利用下さい。ここは狭くて危険です」の案内が。
それでも「いいや~」で行ってしまったのだが、本当に大変だった・・・(^_^;)
更に途中で追いついた先頭車両がへたくそで、対向車が来ても道幅を考えずどんどん行くものだから、すれ違いでかえって時間を食ってたんじゃないかな・・・
そんな蛇行ルートを20キロ。なんとか高野山へ到着。
奥の院前の駐車場に入れる。ココもタダ(^_^)v
奥の院への入り口
が、土産物屋を覗きたいということもあって、とりあえず車道沿いに中心部へ歩く。その距離1.5キロほど。
ガードレール。なんと木材を使用。
途中名物の「やきもち」を食べる。が、私的にはちょっと今一・・・
じっくりあちこち回りたいところだが、時間も無いので(高松塚がひびいたか・・・)金剛峯寺のみ入ることにする。
ここは真言宗の総本山で、妻の実家が一応真言宗なのだ。(一応と書いたのはお墓を建てる関係上入ったということだそうで、妻自身はそれほど信仰していなかったりする。実際目の前に来るまで気がつかなかった(苦笑))
入ってすぐに「悠仁親王さま誕生記念」の「高野槇」が植えてあった。
この植物は、杉の仲間で成長が遅い代わりに朽ちにくいということで、お供え物(仏花や榊みたいに)としてあちこちで枝の販売されていました。
「こうやまき」と書かれているものを読んだときは、てっきり食べ物だと思いましたが(^^;)
門
そして本堂。ここでお守りを買いました。
その後駐車場に向けて、奥の院参道へ進む。
杉の林がとても気持ちよい。
ここは歴史上の有名人の墓がとにかくそろっている。戦国武将はみんないるって感じ。(*_*)
そして戦没者の慰霊、墓も非常に多い。
墓の形も様々。
これらはわりと似た感じだが、石像があったり、塔のタイプがあったり、福助がいたり、ロケットがあったり・・・最後の方で雨に降られ写真は撮れませんでしたが・・・
お地蔵様もいっぱいいました。
奥の院は撮影禁止だったので撮りませんでしたが、それは見事なものでした。
弘法大師御廟にいたっては、本当に冥界との境という気がしてなりませんでした。
この樹は立派だったので。(参道途中)
奥の院を出たところでいよいよ雨が降ってくる。
それでもまだ小雨だったので駆け足で駐車場へ向かう。
ギリのタイミングで信号が変わり、手前の清めの所で雨宿り。次の瞬間、大粒の土砂降り!(*_*)
そこから信号を渡って車までの10メートルほどでびしょ濡れになってしまった(;_;)
さて後は宿へと一直線。
と言ったものの、これがまた実に先が長い。
紀伊半島って、こんなに広かったっけ?
実は十数年前に1人で(やはり軽自動車で)ぐるりとしているのだが、その時はそんなに大きい印象はなかった。
さては膨張している??
いや、当時は車中泊を決め込んでいてチェックイン等の時間が無かったからのんびり走っていられたのだ。
今回プランを決めたとき、そのことをすっかり忘れていた・・・
とにかく371号をひたすら南下する。
奇絶峡までたどり着いた時点で、確実に間に合わないので宿に遅れる電話をする。携帯って便利ね。。。
本当はこの道をずっと走りたかったんだが、地図を見るとこの入り口から西にまっすぐ宿につながる県道が書かれているのでそちらへ曲がる。
ところが、県道?これ農道だろ?というような、信じられないくらい細くて狭い道が続く。しかも無茶苦茶蛇行してるので、今自分がどの辺でどっちに向かっているかもわからなくなってくる。
しばらく走って交差点に出る。が、どっちに行っていいかわからない。
丁度角に商店があったので入って訊く。
が、現在地が思ってたよりうんと手前だった。という以外は上手く話が通じない。地図と刷り合わないのだ。
同じタイミングで買い物に入ったおじさんが、途中まで先導してくれることになった。ありがたい。
別れ際に紙に簡単な地図を書いて説明してくれた。
「この先T字を右に曲がってすぐ左に入ってコンビニをまた左に曲がって右に行くと国道に出るから、それを右に行くんだよ」
「でもこの図だとT字を右に曲がってそのまま行った方が国道に近そうなんですけど」
「うん。そうだよ。でも左に曲がって・・・」
きっとそのまま右に行くとわかりにくかったり、走りにくかったりするのだろうと思いお礼を言って別れる。
実際は右に行った先に宿の案内看板が出現して、左に曲がることなく国道に出てなんとか到着。
「鶴の湯」さん
ネット検索で選んだ宿で、町営のため火曜が定休日。翌日だったら泊まれなかった。。。
建物外観。手前に止まってるワンボックスが愛車のバモス。よく来たな~
実はココ、ネットのカキコは概ね評判良かったのだが、中で場所がわかりにくく迷子になったというものがあった。ひょっとしたら案内板はそれで付けたのか?
受付でも最初に「迷わず来られましたか?」と聞かれたので、「奇絶峡の所から曲がって、途中で迷いました」と答えたら
「ああ、スイマセン。(謝ることはないんだが)実はそのまま南下して国道から行った方が早かったんですよ。大回りに見えますけど」
そうだったんですか~(=_=)
実は町営なだけあって、19時を過ぎると食事が食べられなくなる。
18時チェックイン予定がこの時18時50分。危なかった・・・
部屋に荷物を置いて、すぐに食堂で食事。
実はこれが選んだ最大の理由で「紀州梅御膳」
料理のほとんどに何らかの形で梅が入っている。
故に絶対出ると思ってた梅干しが出てこなかったのはちょっと意外だったが。
でもって、どれもとても上品な味付けで美味い!!
しかも町営だから安い!!!
温泉が屋内と露天風呂が入り口が別にあって、夜はそれを知らず屋内のみ入ったが、朝露天を見つけてそちらに入る。う~ん、これまた気持ちいい。
別の作りになっているので、露天にも洗い場がある。勿論脱衣場もある。
部屋も10畳の和室で、畳も新しく気持ちよい。
翌日の朝食も、盛りだくさん。
ご飯は温泉で炊いてあり(前の晩に普通のご飯とどちらにするか選ぶ)個々に釜で炊く。お膳の左上がそれ。
しっかりいただいてチェックアウトして、2日目スタート。