真夏日があるかと思えば、20度を下回る日があったりで、スッキリしない日々が続いています。
また、猫がいなくて寂しい日々です。
さて、前回は一方的に「シオンの議定書」は”黒だ!”と断定しましたが、もう少し検討してみましょう。
●シオン議定書の意味するもの
「シオンの議定書」は本物説を採りましたが、だからといって、必ずしも世界がその通りに動いているわけではありません!
確かに、フランス革命やロシア革命などで暗躍したのでしょうが、シオングループの思惑通りに歴史が動いているとも思えません。
ただ、大きな動きをみると彼らの主張は、的を得ています。
現代の動向については、このブログが詳しいかも知れません。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/100661168.html
また、ロスチャイルド家の成立については、こちらを参照してください。流れがわかります。
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20070315
ユダヤ人が嫌われる理由は、過去から色々あるようです。そして、古くからユダヤ人は嫌われ、迫害されてきた歴史があります。
紀元135年、ユダヤ人はイスラエルの地から追放され離散したのですが、以降、ある意味で今日におけるイスラエルの建国までほぼ2000年間は、迫害の歴史だったといって過言ではありません。
●ユダヤ教徒も色々
まず、ユダヤ人(=ユダヤ教徒)を大きくわけると、元々、現在のイスラエルにいたとされる古代からのユダヤ人(=旧約聖書の民)とハザールという国がユダヤ教に改宗して、国民全体(多分)がユダヤ教徒になった後国が滅ぼされ、東欧・ロシア方面へ逃げ、生き延びたユダヤ教徒(=主にハザール人)に分けられるといいます。
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/_floorA4F_ha.html
このように、旧約聖書の民でない自称ユダヤ人が歴史的に発生したため、現在ではユダヤ教徒=ユダヤ人と規定しているようです。
また、ユダヤ教といっても、様々な分派があって、最右翼がシオニスト=現イスラエルを建国したグループだといってよいでしょう。その中に「シオンの議定書」派=そのような世界支配を考えているユダヤ教徒グループがいるだろうと思います。
無論、反シオニストのユダヤ人も沢山います。
シオニストを資金面から援助したのはヨーロッパの支配財閥=ロスチャイルド財閥であることは歴史的事実です。
しかも、建国当時のシオニストは、現代風にいえばテロリストであったし、ホテルの爆破や要人の殺害などあらゆる犯罪行為を行ってきました。その彼らが、イスラム過激派をテロリスト呼ばわりしているのはチャンチャラ可笑しいのです。
ですから、ユダヤ人といっても色々だということは肝に銘じておかなければならないと思うのです。
●日本とユダヤの関係
日本とユダヤ人の関係を歴史的に眺めてみると、第二次世界大戦時代、ユダヤ人を救ったという美談(杉原千畝)がありますが、歴史的な流れからいえば当たり前のことをしたに過ぎないのだと思います。
元来、日露戦争の戦費=国債を発行した折、イギリス(=ロスチャイルド家によるといわれていますが・・・)の斡旋によりその半分近く(2億ドル)を買い支えたのはアメリカにいたユダヤ人銀行家のジェイコブ・シフだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%95
当時、ロシアではユダヤ人に対するポグロム(虐殺)がおき、多くのユダヤ人が虐殺される事件が頻発していました。そうした恨みもあって、シフがロシアの敵国である東洋の小国、日本を支援したのは当然だったのかも知れません。
シフはロシア帝国を倒すため、当時の革命派にも資金援助しているそうです。革命派の多くがユダヤ人で占められたという背景は、ユダヤ人に対するポグロムがあったということが上げられます。
そんな訳で、小国日本が大国ロシアと戦争をし、多大な犠牲を払って、取り敢えず勝利したのですが、もし、負けていたら多分、植民地化されていただろうことを考えますと、日本の必死さが分かると思います。
当然、戦後、日本の国債を買い、支援したくれたシフは、現人神であった明治天皇の晩餐によばれ感謝されています。
とすると、現人神明治天皇に感謝された民族=ユダヤ人ということになり、例え、同盟国であるナチスドイツの要望であろうと、ユダヤ人を弾圧することは考えられないことであっただろうと思われるのです。
ですから、パスポートの発行(杉原千畝)や中国大陸におけるユダヤ人の保護(樋口季一郎)などが生じたと考えれるのです。無論、個人の資質(人道主義や反差別主義など)によるところが大きいのでしょうが、彼らが過去の歴史を知らないとは思えないのですが・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%8E%9F%E5%8D%83%E7%95%9D
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%AD%A3%E4%B8%80%E9%83%8E
●何故、ユダヤ人(=ユダヤ教徒)は嫌われるの?
その原因の最大のポイントは、”タルムード”にあると言ってよいでしょう。
ユダヤ教の聖典には旧約聖書に当たる”トーラ”とユダヤ教のラビ=教師の言葉を集めた”タルムード”という書物があります。
日本の本屋さんでもタルムードは売ってるらしいのですが、それは都合の悪いところを削除した謂わばダイジェスト版"といえます。
タルムードの本物は秘密にされており、歴史的に何度も焚書されながら生き残ってきたつわものなのです。
そこには、キリスト教徒に対する罵詈雑言が沢山あり、ユダヤ人以外は獣や家畜で、”殺そうが騙そううが構わない”と書いてあります。何せ、ユダヤ人以外は人間の姿をした動物にすぎないのだからだそうです。
一例を示しましょう。
「神はイスラエルの栄光のために彼らを人の形に創造した。しかしアクムは昼も夜もユダヤ人たちに奉仕するという唯一の目的のために創造されたのである。彼らはこの奉仕から解放されることはできない。自然の形の、そして人間の形の動物たちが王の息子(=イスラエル人)に奉仕すべきであるという事はまさにふさわしい事である。」(「タルムード」ミドラシュ・タルピオト225d。『仮面を剥がされたタルムード』より。)
このような言葉は山ほどタルムードに載っているものですから、かの宗教改革者マルチン・ルター(1483年~1546年)もその内容を翻訳、「ユダヤ人と彼らの嘘」という著書にしたためました。
ルターは、こう書いて怒りをあらわにしています。
『彼らは一つの原則を保持して、それを頼りにしている。即ち、彼らは地上でもっとも高貴な国民の生まれ、アブラハム、サラー、イサク、レベッカ、ヤコブ等の子孫であるという事である。われわれ異教徒(ゴイム)は、彼らの目から見ると人間ではなく、ほとんど虫けらにも値しない。我々はかの高貴な貴族の血統ではないからだと。』(p18~p19)
このように、ユダヤ人以外を排斥する差別主義と思い上がりが、多分、生活の各所に垣間見られるのでしょう。
つまり、差別する故に差別されているといえます。
第2点目は、支配階級へのおもねりと成り上がっていく存在が嫌われるのだろうと思います。旧約聖書にも随所ででてきますが、王に取り入って大臣になる類(たぐい)です。
しかも同化しない民なのですから、支配階級の一員になると王のためと称して人民を苦しめるという歴史が背景にあるのでしょう。恨みを買うのは必定です。
次の手紙を読んでください。
『一四九二年、スペインのラビの長キモールがグランド・サンヘドリンに手紙を出した。スペインの法律によって追放されそうになった彼が、コンスタンチノープルにあったサンヘドリンに助言を求めたのである。
次がその返書である。<注1>
「愛するモーゼの兄弟よ、貴下が心労と災厄を忍ばれる書簡を受理した。貴下同様
われらも大いなる心痛に胸を刺さるる思いである。
大地方総督とラビの助言は次の通りである。
一、スペイン王<注2>にキリスト教徒にならんことを強要さるる件に関して。他に途なき以上、そうされよ。
二、貴下の財産の没収命令が出さるる件に関して。貴下の子息らを商人となし、キリスト教徒より少しづつ没収せしめよ。
三、貴下の生命が脅迫さるる件に関して。貴下の子息らを医師または薬剤師となし、キリスト教徒どもの生命を奪え。
四、貴下の礼拝堂破壊の件に関して。貴下の子息らを、キリスト教教会を破壊すべく、大聖堂参事会員ならびに聖職者にせよ。
五、その他、貴下が訴願されたる心労の種諸々に関して。貴下の子息を弁護士ならびに法律家となすよう手配し、常に国事に親ませ、貴下らの支配世界実現によりキリスト教徒に軛をつなぎ存分に報復せよ。
六、貴下に送るこれらの指図を逸脱してはならない。なんとなれば、屈辱を蒙りし貴下の経験を通じ、貴下は現実の支配力に到達されるであろう。
(署名) コンスタンチノープルのユダヤ王』
<注1>この返書は、十六世紀のスペインの書物、フリオ・イニゲス・デ・メドラーノ著『ラ・シルヴァ・クリオサ』(パリ、オリー出版社、一六〇八年)の一五六頁から一五六頁にかけて掲載されている。
<注2>フェルディナンド王。
長くなったので、次回に続けます。
また、猫がいなくて寂しい日々です。
さて、前回は一方的に「シオンの議定書」は”黒だ!”と断定しましたが、もう少し検討してみましょう。
●シオン議定書の意味するもの
「シオンの議定書」は本物説を採りましたが、だからといって、必ずしも世界がその通りに動いているわけではありません!
確かに、フランス革命やロシア革命などで暗躍したのでしょうが、シオングループの思惑通りに歴史が動いているとも思えません。
ただ、大きな動きをみると彼らの主張は、的を得ています。
現代の動向については、このブログが詳しいかも知れません。
http://alternativereport1.seesaa.net/article/100661168.html
また、ロスチャイルド家の成立については、こちらを参照してください。流れがわかります。
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20070315
ユダヤ人が嫌われる理由は、過去から色々あるようです。そして、古くからユダヤ人は嫌われ、迫害されてきた歴史があります。
紀元135年、ユダヤ人はイスラエルの地から追放され離散したのですが、以降、ある意味で今日におけるイスラエルの建国までほぼ2000年間は、迫害の歴史だったといって過言ではありません。
●ユダヤ教徒も色々
まず、ユダヤ人(=ユダヤ教徒)を大きくわけると、元々、現在のイスラエルにいたとされる古代からのユダヤ人(=旧約聖書の民)とハザールという国がユダヤ教に改宗して、国民全体(多分)がユダヤ教徒になった後国が滅ぼされ、東欧・ロシア方面へ逃げ、生き延びたユダヤ教徒(=主にハザール人)に分けられるといいます。
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/_floorA4F_ha.html
このように、旧約聖書の民でない自称ユダヤ人が歴史的に発生したため、現在ではユダヤ教徒=ユダヤ人と規定しているようです。
また、ユダヤ教といっても、様々な分派があって、最右翼がシオニスト=現イスラエルを建国したグループだといってよいでしょう。その中に「シオンの議定書」派=そのような世界支配を考えているユダヤ教徒グループがいるだろうと思います。
無論、反シオニストのユダヤ人も沢山います。
シオニストを資金面から援助したのはヨーロッパの支配財閥=ロスチャイルド財閥であることは歴史的事実です。
しかも、建国当時のシオニストは、現代風にいえばテロリストであったし、ホテルの爆破や要人の殺害などあらゆる犯罪行為を行ってきました。その彼らが、イスラム過激派をテロリスト呼ばわりしているのはチャンチャラ可笑しいのです。
ですから、ユダヤ人といっても色々だということは肝に銘じておかなければならないと思うのです。
●日本とユダヤの関係
日本とユダヤ人の関係を歴史的に眺めてみると、第二次世界大戦時代、ユダヤ人を救ったという美談(杉原千畝)がありますが、歴史的な流れからいえば当たり前のことをしたに過ぎないのだと思います。
元来、日露戦争の戦費=国債を発行した折、イギリス(=ロスチャイルド家によるといわれていますが・・・)の斡旋によりその半分近く(2億ドル)を買い支えたのはアメリカにいたユダヤ人銀行家のジェイコブ・シフだそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%95
当時、ロシアではユダヤ人に対するポグロム(虐殺)がおき、多くのユダヤ人が虐殺される事件が頻発していました。そうした恨みもあって、シフがロシアの敵国である東洋の小国、日本を支援したのは当然だったのかも知れません。
シフはロシア帝国を倒すため、当時の革命派にも資金援助しているそうです。革命派の多くがユダヤ人で占められたという背景は、ユダヤ人に対するポグロムがあったということが上げられます。
そんな訳で、小国日本が大国ロシアと戦争をし、多大な犠牲を払って、取り敢えず勝利したのですが、もし、負けていたら多分、植民地化されていただろうことを考えますと、日本の必死さが分かると思います。
当然、戦後、日本の国債を買い、支援したくれたシフは、現人神であった明治天皇の晩餐によばれ感謝されています。
とすると、現人神明治天皇に感謝された民族=ユダヤ人ということになり、例え、同盟国であるナチスドイツの要望であろうと、ユダヤ人を弾圧することは考えられないことであっただろうと思われるのです。
ですから、パスポートの発行(杉原千畝)や中国大陸におけるユダヤ人の保護(樋口季一郎)などが生じたと考えれるのです。無論、個人の資質(人道主義や反差別主義など)によるところが大きいのでしょうが、彼らが過去の歴史を知らないとは思えないのですが・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%8E%9F%E5%8D%83%E7%95%9D
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%AD%A3%E4%B8%80%E9%83%8E
●何故、ユダヤ人(=ユダヤ教徒)は嫌われるの?
その原因の最大のポイントは、”タルムード”にあると言ってよいでしょう。
ユダヤ教の聖典には旧約聖書に当たる”トーラ”とユダヤ教のラビ=教師の言葉を集めた”タルムード”という書物があります。
日本の本屋さんでもタルムードは売ってるらしいのですが、それは都合の悪いところを削除した謂わばダイジェスト版"といえます。
タルムードの本物は秘密にされており、歴史的に何度も焚書されながら生き残ってきたつわものなのです。
そこには、キリスト教徒に対する罵詈雑言が沢山あり、ユダヤ人以外は獣や家畜で、”殺そうが騙そううが構わない”と書いてあります。何せ、ユダヤ人以外は人間の姿をした動物にすぎないのだからだそうです。
一例を示しましょう。
「神はイスラエルの栄光のために彼らを人の形に創造した。しかしアクムは昼も夜もユダヤ人たちに奉仕するという唯一の目的のために創造されたのである。彼らはこの奉仕から解放されることはできない。自然の形の、そして人間の形の動物たちが王の息子(=イスラエル人)に奉仕すべきであるという事はまさにふさわしい事である。」(「タルムード」ミドラシュ・タルピオト225d。『仮面を剥がされたタルムード』より。)
このような言葉は山ほどタルムードに載っているものですから、かの宗教改革者マルチン・ルター(1483年~1546年)もその内容を翻訳、「ユダヤ人と彼らの嘘」という著書にしたためました。
ルターは、こう書いて怒りをあらわにしています。
『彼らは一つの原則を保持して、それを頼りにしている。即ち、彼らは地上でもっとも高貴な国民の生まれ、アブラハム、サラー、イサク、レベッカ、ヤコブ等の子孫であるという事である。われわれ異教徒(ゴイム)は、彼らの目から見ると人間ではなく、ほとんど虫けらにも値しない。我々はかの高貴な貴族の血統ではないからだと。』(p18~p19)
このように、ユダヤ人以外を排斥する差別主義と思い上がりが、多分、生活の各所に垣間見られるのでしょう。
つまり、差別する故に差別されているといえます。
第2点目は、支配階級へのおもねりと成り上がっていく存在が嫌われるのだろうと思います。旧約聖書にも随所ででてきますが、王に取り入って大臣になる類(たぐい)です。
しかも同化しない民なのですから、支配階級の一員になると王のためと称して人民を苦しめるという歴史が背景にあるのでしょう。恨みを買うのは必定です。
次の手紙を読んでください。
『一四九二年、スペインのラビの長キモールがグランド・サンヘドリンに手紙を出した。スペインの法律によって追放されそうになった彼が、コンスタンチノープルにあったサンヘドリンに助言を求めたのである。
次がその返書である。<注1>
「愛するモーゼの兄弟よ、貴下が心労と災厄を忍ばれる書簡を受理した。貴下同様
われらも大いなる心痛に胸を刺さるる思いである。
大地方総督とラビの助言は次の通りである。
一、スペイン王<注2>にキリスト教徒にならんことを強要さるる件に関して。他に途なき以上、そうされよ。
二、貴下の財産の没収命令が出さるる件に関して。貴下の子息らを商人となし、キリスト教徒より少しづつ没収せしめよ。
三、貴下の生命が脅迫さるる件に関して。貴下の子息らを医師または薬剤師となし、キリスト教徒どもの生命を奪え。
四、貴下の礼拝堂破壊の件に関して。貴下の子息らを、キリスト教教会を破壊すべく、大聖堂参事会員ならびに聖職者にせよ。
五、その他、貴下が訴願されたる心労の種諸々に関して。貴下の子息を弁護士ならびに法律家となすよう手配し、常に国事に親ませ、貴下らの支配世界実現によりキリスト教徒に軛をつなぎ存分に報復せよ。
六、貴下に送るこれらの指図を逸脱してはならない。なんとなれば、屈辱を蒙りし貴下の経験を通じ、貴下は現実の支配力に到達されるであろう。
(署名) コンスタンチノープルのユダヤ王』
<注1>この返書は、十六世紀のスペインの書物、フリオ・イニゲス・デ・メドラーノ著『ラ・シルヴァ・クリオサ』(パリ、オリー出版社、一六〇八年)の一五六頁から一五六頁にかけて掲載されている。
<注2>フェルディナンド王。
長くなったので、次回に続けます。